ラック・キャビネットの移動

このセクションの手順に従って、所定の場所にラック・キャビネットを移動します。

S037

注意

この部品または装置の重量は 55 kg (121.2 ポンド) 以上です。この部品または装置を安全に持ち上げるには、特別に訓練を受けた人員またはリフト装置 (あるいはその両方) が必要です。

注意 - 転倒の危険性。

重要

警告: 以下の手順に従わない場合、機器の損傷、重大な負傷、または死亡事故の原因となる可能性があります。

ラック・キャビネットを移動する前に、次のステップを実行してください。

キャビネットの移動時には、以下の 2 つのオプションを使用できます。

キャスター

S037

注意

以下の手順で、キャビネットを所定の場所に移動します。

水平調整脚がすべて正しく設定されていることを確認してください。それ以外の場合は、各レベルの高さについて、以下の手順を実行します。
1. 水平調整脚を固定しているナットを緩めます。
  図 3. ナットを緩める
2. ハードウェア・ボックスのコンビネーション・レンチのオープン・エンド (ハードウェア・ボックスの 4 を参照) を、水平調整脚の上のねじに挿入し、床面に接触しなくなるまで左回りに回転させます。
  注
  キャビネットがスロープ上で滑らかにスライドするように、キャビネットの脚部を十分に短くしてください。
  図 4. ラック・キャビネットの脚部の調整
スロープ・ボードが低い位置で安定していることを確認してから、所定の側に到達するまで、後部からキャビネットを押します。
図 5. パレットからキャビネットをスライドさせて降ろす
注
- スロープ・ボードから下にスライドさせるときは、2 人以上でキャビネットを支えてください。
- キャビネットを動かす経路に立って作業しないでください。

注意 - 落下に関する危険性。

以下の手順で、キャビネットを持ち上げ、所定の場所に移動します。

キャビネットを所定の場所に移動した後、以下の手順を実行します。

水平調整脚が降りていることを確認し、しっかりと接地させます。それ以外の場合は、各レベルの高さについて、以下の手順を実行します。
1. 必要に応じて、水平調整脚を固定しているナットを緩めます。
  図 7. ナットを緩める
2. ハードウェア・ボックスのコンビネーション・レンチのオープン・エンド (ハードウェア・ボックスの 4 を参照) を、脚部の六角頭に挿入し、脚部がしっかりと接地するまで右回りに回転させます。
  図 8. ラック・キャビネットの脚部の調整
3. 水平調整脚が床面にしっかりと接触したら、固定ナットを締め付けます。
  図 9. ナットを締める
キャビネットを床面に固定するために、ハードウェア・ボックスに含まれているボルトダウン・ブラケットを取り付けることができます (ハードウェア・ボックスの 8 を参照)。
図 10. ボルト・ダウン・ブラケットの取り付け

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