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機能

システムの設計においては、パフォーマンス、使いやすさ、信頼性、および拡張機能などが重要な考慮事項でした。これらの設計機能を用いることで、現在のニーズに応じてシステム・ハードウェアをカスタマイズしたり、将来に備えて柔軟性の高い機能拡張を準備したりすることができます。

シャーシの機能

  • 冗長オプション電源機能

    シャーシは、最大 3 つのホット・スワップ CRPS パワー・サプライをサポートし、これにより冗長性が提供されます。
    重要
    • シャーシの CRPS 電源ユニットは、ベンダー、ワット数、および部品番号 (または代替部品番号) が同じである必要があります。
    • シャーシの CRPS プレミアム (CFFv5) パワー・サプライ・ユニットは、ワット数と部品番号 (または代替部品番号) が同じである必要があります。
  • シャーシ管理

    PSoC (Programmable System on Chip) を搭載したシャーシ・ミッドプレーンにより、シャーシ内のノードおよびパワー・サプライ・ユニットのモニターおよび管理を行うことができます。シャーシ管理のために、PSoC ファームウェアによってシャーシ・ケアテイカー・ノードが選択されます。

    管理インターフェースについては、Lenovo XClarity Controller ポータル・ページを参照してください。XCC では、特定の管理機能はケアテイカー・ノードによってのみ実行できるのに対し、その他の機能はすべてのノードで実行できます。

    機能ケアテイカー・ノード1その他のノード
    • サポート対象: ✔
    • 未サポート: X
    PSoC ファームウェア更新X
    PSU ファームウェア更新2X
    シャーシ内のすべてのノードの仮想再取り付け/リセットX
    PSU のインベントリーおよびイベントの表示X
    シャーシの VPD および PSoC ファームウェア・バージョンの表示
    PSU の現在のステータスの表示
    シャーシおよびすべてのノードの情報の表示
    現在のノード自体の仮想再取り付け/リセット
    ケアテイカー・ノードの変更履歴の表示
    ノードの取り付け/取り外しの履歴の表示
    ケアテイカー・ノードの選択の表示または参加

ノード機能

ノードには、次の機能とテクノロジーが実装されています。
  • Features on Demand

    システムまたはシステム内に取り付けたオプション・デバイスに Features on Demand 機能が組み込まれている場合、アクティベーション・キーを注文すると機能をアクティブ化できます。Features on Demand の詳細については、以下を参照してください。

    Lenovo Features on Demand Web サイト

  • Lenovo XClarity Controller (XCC)

    Lenovo XClarity Controller は、Lenovo ThinkSystem サーバー・ハードウェア用の共通管理コントローラーです。Lenovo XClarity Controller は、複数の管理機能を、サーバーのシステム・ボードにある単一のチップに統合します。Lenovo XClarity Controller に固有の機能として、パフォーマンスの改善、リモート・ビデオの解像度の向上、およびセキュリティー・オプションの強化が挙げられます。

    このシステムは、Lenovo XClarity Controller 3 (XCC3) をサポートしています。Lenovo XClarity Controller 3 (XCC3) の追加情報については、Lenovo XClarity Controller ポータル・ページを参照してください。

  • UEFI 準拠のサーバー・ファームウェア

    Lenovo ThinkSystem ファームウェアは、Unified Extensible Firmware Interface (UEFI) に対応しています。UEFI は、BIOS に代わるものであり、オペレーティング・システム、プラットフォーム・ファームウェア、外部デバイス間の標準インターフェースを定義します。

    Lenovo ThinkSystem サーバーは、UEFI 準拠オペレーティング・システム、BIOS ベースのオペレーティング・システム、および BIOS ベースのアダプターのほか、UEFI 準拠アダプターをブートすることができます。

    このシステムは DOS (ディスク・オペレーティング・システム) をサポートしません。
  • Active Memory

    Active Memory 機能は、メモリー・ミラーリングを使用してメモリーの信頼性を向上させます。メモリー・ミラーリング・モードでは、2 つのチャネル内の 2 ペアの DIMM にあるデータが同時に複製および保管されます。障害が発生すると、メモリー・コントローラーはプライマリー・ペアの DIMM からバックアップ・ペアの DIMM に切り替えます。

  • 大容量のシステム・メモリー

    システムは、最大 6400 MHz で稼働する TruDDR5 DIMM をサポートしています。特定のタイプと最大メモリー容量について詳しくは、ノードの技術仕様を参照してください。

  • 大きいデータ・ストレージ容量

    ホット・スワップ機能により、サーバーの電源をオフにしなくても、ハードディスク・ドライブの追加、取り外し、交換ができるようになります。

    ストレージ容量はサーバー・モデルによって異なります。詳しくは、ノードの技術仕様を参照してください。

  • Lenovo Service Information Web サイトへのモバイル・アクセス

    ノードのトップ・カバーには、システム・サービス・ラベルがあり、そこには QR コードが記載されています。モバイル・デバイスの QR コード・リーダーとスキャナーを使用してこのコードをスキャンすると、Lenovo Service Information Web サイトにすぐにアクセスすることができます。Lenovo Service Information Web サイトでは、追加情報として部品の取り付けや交換用のビデオ、およびシステム・サポートのためのエラー・コードが記載されます。

  • Active Energy Manager

    Lenovo XClarity Energy Manager は、データ・センターの電源および温度管理ソリューションで使用するツールです。コンバージド、NeXtScale、System x、および ThinkServer ソリューションを使用して、の電力使用量と温度を監視および管理し、Lenovo XClarity Energy Manager を使用してエネルギー効率を向上させることができます。

  • ThinkSystem RAID のサポート

    ThinkSystem RAID は、ソフトウェア RAID (0、1、5、および 10) およびハードウェア RAID (0、1、10、5、50、6、および 60 標準) を提供します。

1 デフォルトでは、ケアテイカー・ノードは、シャーシ・ミッドプレーンの PSoC ファームウェアによって自動的に選択されます。シャーシ・ケアテイカーの設定を変更するには、D3 シャーシの構成を参照してください。
2 PSU ファームウェア更新を実行できるのはケアテイカー・ノードのみです。