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アレイの検出に関する考慮事項

ThinkSystem SAN Manager でストレージ リソースを表示して管理する前に、組織のネットワークから管理対象のストレージ アレイを検出する必要があります。複数のアレイを検出することも、単一のアレイを検出することもできます。

複数のストレージ アレイの検出

複数のアレイを検出する場合は、ネットワークIPアドレスの範囲を入力すると、その範囲の各IPアドレスへの接続が SAN Manager で個別に試行されます。到達できたストレージ アレイが[追加 / 検出]ページに表示され、管理ドメインに追加できます。

単一のストレージ アレイの検出

単一のアレイを検出する場合は、ストレージ アレイのいずれかのコントローラのIPアドレスを1つ入力すると、そのストレージ アレイが追加されます。

SAN Manager は、あるコントローラに割り当てられている1つのIPアドレスまたは範囲内のIPアドレスだけを検出して表示します。代替のコントローラまたはそれらのコントローラに割り当てられているIPアドレスがあっても、この1つのIPアドレスまたはIPアドレス範囲に含まれていなければ、 SAN Manager では検出または表示されません。ただし、いったんストレージ アレイを追加すると、関連付けられているIPアドレスがすべて検出されて[管理]ビューに表示されます。

ユーザ クレデンシャル

検出プロセスでは、追加する各ストレージ アレイの管理者パスワードが必要になります。

Webサービスの証明書

検出プロセスでは、検出されたストレージ アレイに信頼できるソースからの証明書があるかどうかが SAN Manager で確認されます。 SAN Manager では、ブラウザで確立するすべての接続に対して2種類の証明書ベースの認証を使用します。

  • 信頼された証明書

    SAN Manager で検出されたアレイについては、認証局が発行する信頼された証明書が追加で必要となる場合があります。

    証明書の管理」をクリックし、「インポート」ボタンを使用してこれらの証明書をインポートします。このアレイに前に接続したことがある場合は、一方または両方のコントローラの証明書が期限切れになっているか、失効しているか、証明書チェーンにルート証明書または中間証明書がない可能性があります。ストレージ アレイの管理を開始する前に、期限切れまたは失効した証明書を差し替えるか、不足しているルート証明書または中間証明書を追加する必要があります。

  • 自己署名証明書

    自己署名証明書を使用することもできます。署名済みの証明書をインポートせずにアレイを検出しようとすると、 SAN Manager にエラー ダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスで自己署名証明書を承認することができます。自己署名証明書が信頼済みとしてマークされ、 SAN Manager にストレージ アレイが追加されます。

    ストレージ アレイへの接続を信頼できない場合は、[キャンセル]を選択し、ストレージ アレイのセキュリティ証明書の方針を確認してから SAN Manager にストレージ アレイを追加してください。