7 セグメント・ディスプレイの概要
DE2000/DE4000/DE6000 の各コントローラーの背面には、以下の情報を示す 2 桁の 7 セグメント・ディスプレイがあります。
コントローラーの状態 | 7 セグメント・ディスプレイ |
---|---|
正しく機能しています | トレイ ID |
正しく機能していません | エラーの識別に役立つ診断コード |
次の図は、DE2000 コントローラー・シェルフ、DE4000 コントローラー・シェルフおよび DE6000 コントローラー・シェルフに対応する 7 セグメント・ディスプレイを示しています。

LED | ステータス | 説明 |
---|---|---|
1 ハートビート (右下のドット) | 緑色の点滅 | これは、通常の活動を示しています。 |
2 トレイ ID | 緑色 | コントローラーが正常に動作している場合、コントローラー・シェルフの ID が表示されます。コントローラーが正常に動作しておらず、診断 LED が点灯している場合、代わりに診断コードが表示されます。 |
3 診断 (左上のドット) | 緑色 | 7 セグメント・ディスプレイは、診断コードを表示します。 |
オフ | 7 セグメント・ディスプレイは、トレイ ID を表示します。 |
7 セグメント・ディスプレイのシーケンス・コード
7 セグメント・ディスプレイのシーケンスにより、ストレージ・アレイ内にあるさまざまなコンポーネントのエラーや、動作状態を理解できます。各シーケンスは、2 桁のカテゴリー・コードの後に 2 桁の詳細コードを示しています。シーケンスの先頭でカテゴリー・コードが表示され、カテゴリー・コードの後に、エラーに関するより具体的な情報を示す詳細コードが続きます。各カテゴリー・コードが表示された後、LED は無表示になります。その後、詳細コードが表示され、無表示になり、シーケンス全体が繰り返されます。たとえば、起動中に電源投入時の検証エラーが発生した場合、7 セグメント・ディスプレイに次のコードが表示されることがあります。SE、次いで Sx です。この場合、SE はカテゴリー・コード、Sx は詳細コードです。
7 セグメント・ディスプレイのシーケンスが開始される時点で、診断 LED は点灯します (緑色)。
カテゴリー | カテゴリー・コード | 詳細コード |
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起動時のエラー | SE |
|
動作エラー | OE |
7 セグメント・ディスプレイのロック・ダウン・コードを参照してください。 |
動作状態 | OS |
|
コンポーネントの障害 | CF |
|
診断が失敗 | dE |
7 セグメント・ディスプレイのロック・ダウン・コードを参照してください。 |
カテゴリーの区切り記号 | -- 二重ハイフン (--) は、シーケンス内に複数のペアが存在している場合、カテゴリー・コードと詳細コードのペアと他のペアの間の区切り記号です。 | |
シーケンス終了の区切り記号 | 無表示。シーケンスの終了時にディスプレイは無表示になります |
コントローラーの電源投入時の 7 セグメント・ディスプレイのコード
コード | 説明 |
---|---|
0xEA | DDR4 トレーニングが失敗しました |
0xE8 | メモリーが取り付けられていません |
0x22 | どのブート・デバイスでもマスター・ブート・レコードが見つかりません |
0x23 | SATA ドライブが取り付けられていません |
0xAE | OS の起動中です |
0xAB | 代替ブート・コード |
0x40 | 無効な DIMM です |
0x41 | 無効な DIMM です |
0x42 | メモリー・テストが失敗しました |
0x2A、0x2B | バスがスタックしました。DIMM の SPD データを読み取ることができません |
0x51 | DIMM の SPD の読み取りに失敗しました |
0xA0、0xA1、0xA2 および 0xA3 | SATA ドライブの初期化 |
0x92 – 0x96 | PCI バスの初期化 |
7 セグメント・ディスプレイのユース・ケース
ユース・ケース | 表示シーケンス |
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コントローラーの電源投入 | |
| SE 88 blank |
動作状態 | |
正常動作 | xy (静的コントローラーのトレイ ID) |
1 日の開始時 (SOD) 処理 | OS Sd blank |
トレイ ID の表示中は、コントローラーはリセット状態に維持されています。 | OS OL blank |
コントローラーはバッテリーで動作しています (キャッシュはバックアップされた状態) | OS bb blank |
CPU の温度が警告レベルを超えました | OS OH blank |
コントローラーの動作中にコンポーネントの障害 | |
ホスト・インターフェース・カード (HIC) の障害 | OS CF HX blank |
フラッシュ・ドライブの障害 | OS CF Fx blank |
電源投入時の診断障害 | |
現場交換可能ユニットではないコンポーネントの障害 | SE dF blank- |
プロセッサー DIMM の障害 | SE dF -- CF Px blank- |
キャッシュ・メモリー DIMM の障害 | SE dF -- CF Cx blank- |
プロセッサー DIMM またはキャッシュ・メモリー DIMM のエラー | SE dF -- CF dx blank- |
ホスト・インターフェース・カードの障害 | SE dF -- CF Hx blank- |
キャッシュ・バックアップ・デバイスの数が正しくありません | SE LC -- CF Fx blank- |
コントローラーが中断されました。報告するその他のエラーはありません | |
すべてがロック・ダウンされた状態 | OH Lx blank- |
コンポーネントのエラーが原因で、コントローラーが中断されています | |
プロセッサー DIMM の永続的な ECC (エラー修正コード) エラー | OE L2 -- CF Px blank- |
キャッシュ DIMM の永続的な ECC エラー | OE L2 -- CF Cx blank- |
プロセッサー DIMM またはキャッシュ DIMM の永続的な ECC エラー | OE L2 -- CF dx blank- |
キャッシュ・バックアップで永続的な構成エラーが発生した結果、コントローラーが中断されています | |
キャッシュ復元中に書き込み保護スイッチが設定されました | OE LC blank- |
フラッシュ・ドライブ内で、ダーティー・データのメモリー・サイズが変更されました | OE L2 -- CF dx blank- |
診断エラーが発生した結果、コントローラーが中断されています | |
キャッシュ・メモリーの診断失敗 | dE L2 -- CF Cx blank- |
ベース・コントローラーの診断障害 | dE L3 -- CF b1 blank- |
ベース・コントローラーの IOC (I/O コントローラー・チップ) 診断障害 | dE L3 -- CF b2 blank- |
7 セグメント・ディスプレイのロック・ダウン・コード
構成の問題またはハードウェア障害が発生したことが原因でコントローラーが動作していないときに、ロック・ダウン診断コードが表示されます。ロック・ダウン・コードは、7 セグメント・ディスプレイのシーケンスの一部として表示されます。
ロック・ダウン・コード | 説明 |
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L0 | 2 コントローラー構成で、複数のコントローラーのタイプが一致していません。 |
L1 | インターコネクト・キャニスターが欠落しています。 |
L2 | 永続的なメモリー・エラーが発生しました。 |
L3 | 永続的なハードウェア・エラーが発生しました。 |
L4 | 永続的なデータ保護エラーが発生しました。 |
L5 | ACS (自動コード同期) の障害発生が検出されました。 |
L6 | サポートされていない HIC が検出されました。 |
L7 | サブモデル識別子が設定されていないか、または一致していませんでした。 |
L8 | メモリー構成エラーが発生しました。 |
L9 | I/O モジュール (IOM) かパワー・サプライで、リンク速度の不一致状態を検出しました。 |
Lb | HIC 構成エラーを検出しました。 |
LC | 永続的なキャッシュ・バックアップ構成エラーを検出しました。 |
Ld | キャッシュ・メモリー DIMM の混在状態を検出しました。 |
LE | 未認定サイズのキャッシュ・メモリー DIMM を検出しました。 |
LF | コントローラーはロックダウン状態で中断されており、制限付きの SYMbol がサポートされています。 |
LH | 単一モードのコントローラーが正しくないスロットに取り付けられています。 |
LJ | コントローラーに、構成をサポートするための十分なメモリーがありません。 |
LL | コントローラーは、どちらかのミッドプレーン SBB EEPROM にアクセスできません。 |
Ln | コントローラーのモジュールが正しくありません。 |
LP | ドライブのポート・マッピング・テーブルを検出できていません。 |
Lr | 現場交換可能ユニット (FRU) ではないコンポーネントが交換されました。 |
Lt | 構成データベースの破損を検出しました。 |
LU | SOD リブートの限度を超えました。 |
起動エラー・コード | 説明 |
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S1 | コントローラーが EEPROM 内のチェックサム障害を検出しました。 |
S2 | SBB の署名/改訂番号が無効です。 |
S3 | ストレージ・アレイ内で、サポートされていないエンクロージャーを検出しました。 |
S4 | パワー・サプライがコントローラーに電力を供給できません。 |
S5 | SBB ペアリングが失敗しました。 |