メインコンテンツまでスキップ

ドライブの用語

ストレージ アレイに関連するドライブの用語を次に示します。

コンポーネント説明
DAデータ保証 (DA) は、データがコントローラーを経由でドライブに転送された場合に発生する可能性があるエラーをチェックして、修正する機能です。Fibre Channel などの DA 対応 I/O インターフェースを使用するホストで、データ保証をプールまたはボリューム・グループ・レベルで有効にすることができます。
ドライブ セキュリティ機能ドライブ セキュリティは、Full Disk Encryption(FDE)ドライブまたは連邦情報処理標準(FIPS)ドライブを使用してセキュリティを強化するストレージ アレイの機能です。これらのドライブにドライブ セキュリティ機能を使用すると、データにアクセスする際にセキュリティ キーが要求されるようになります。ドライブをアレイから物理的に取り外した場合、別のアレイに取り付けるまでは動作しなくなり、取り付けたあとも正しいセキュリティ キーが提供されないかぎりセキュリティ ロック状態になります。
ドライブ シェルフドライブ シェルフは、拡張シェルフとも呼ばれ、一連のドライブと2つの入出力モジュール(IOM)が搭載されます。IOM には、ドライブ・シェルフをコントローラー・シェルフまたは他のドライブ・シェルフに接続する SAS ポートが搭載されています。
FDEドライブFull Disk Encryption(FDE)ドライブは、ハードウェアレベルでディスク ドライブを暗号化します。ハード ドライブに搭載されたASICチップにより、書き込み時にデータが暗号化され、読み取り時に復号化されます。
FIPSドライブFIPSドライブは、連邦情報処理標準(FIPS)140-2レベル2に準拠しています。基本的な概念はFDEドライブと同じですが、米国政府の基準に従って強力な暗号化アルゴリズムと暗号化方式を実装しています。FIPSドライブにはFDEドライブよりも高度なセキュリティ基準が採用されています。
HDDハード ディスク ドライブ(HDD)は、磁気コーティングを施した金属製の回転式ディスクを使用するデータ ストレージ デバイスです。
ホット スペア ドライブホット スペアは、RAID 1、RAID 5、またはRAID 6のボリューム グループにおいてスタンバイ ドライブとして機能します。問題なく動作するドライブですが、データは格納されていません。ボリューム グループ内のドライブで障害が発生すると、障害が発生したドライブのデータがホット スペアに自動的に再構築されます。
NVMeNon-Volatile Memory Express(NVMe)は、SSDドライブなどのフラッシュベースのストレージ デバイス向けに設計されたインターフェイスです。NVMe は以前の論理デバイス・インターフェースに比べ、I/O オーバーヘッドが少なく、パフォーマンスも改善されています。
SASSerial Attached SCSI(SAS)は、コントローラをディスク ドライブに直接リンクするポイントツーポイントのシリアル プロトコルです。
セキュリティ対応ドライブセキュリティ対応ドライブには、Full Disk Encryption(FDE)ドライブと連邦情報処理標準(FIPS)ドライブがあります。これらのドライブでは、書き込み時にデータが暗号化され、読み取り時に復号化されます。ドライブ セキュリティ機能を使用したセキュリティの強化に使用できるため、セキュリティ対応ドライブと呼ばれます。これらのドライブで使用されているボリューム・グループとプールに対してドライブ・セキュリティー機能が有効になっている場合、ドライブはセキュア対応になります。
セキュリティ有効ドライブセキュリティ有効ドライブは、ドライブ セキュリティ機能で使用されます。ドライブ セキュリティ機能を有効にして、セキュリティ対応ドライブを使用するプールまたはボリューム グループにドライブ セキュリティを適用すると、ドライブはセキュリティ有効になります。読み取りおよび書き込みアクセスは、正しいセキュリティ キーが設定されたコントローラからしか実行できません。この追加のセキュリティ機能により、ストレージ アレイから物理的に取り外されたドライブ上のデータへの不正アクセスを防止できます。
SSDソリッド ステート ディスク(SSD)は、ソリッド ステート メモリ(フラッシュ)を使用してデータを永続的に格納するデータ ストレージ デバイスです。SSDは従来のハード ドライブをエミュレートしたものであり、ハード ドライブと同じインターフェイスで利用できます。