同期ミラーリングのステータス
同期ミラー ペアのステータスは、プライマリ ボリュームとセカンダリ ボリュームのデータが同期されているかどうかを示します。ミラー ステータスは、ミラー ペアに含まれるボリュームのコンポーネント ステータスとは無関係です。
同期ミラー ペアは、次のいずれかのステータスになります。
- 最適
ミラー ペアに含まれるボリュームが同期されていることを示します。つまり、ストレージ アレイ間のファブリック接続が機能しており、各ボリュームが良好な稼働状態になっています。
- 同期中
ミラー ペア間のデータ同期の進捗状況が表示されます。このステータスは、初期同期中にも表示されます。
通信リンクの中断後、リンクの中断中にプライマリ ボリュームで変更されたデータのブロックだけがセカンダリ ボリュームにコピーされます。
- 非同期
プライマリ ボリュームのストレージ アレイがリモート アレイに受信データを書き込めないことを示します。ローカル ホストは引き続きプライマリ ボリュームへの書き込みを行うことができますが、リモートでの書き込みは行われません。次に示すような別の条件によって、プライマリ ボリュームのストレージ アレイがセカンダリ ボリュームに受信データを書き込めなくなる場合があります。
セカンダリ ボリュームにアクセスできない。
リモート ストレージ アレイにアクセスできない。
ストレージ アレイ間のファブリック接続にアクセスできない。
新しいWorld Wide Identifier(WWID)を使用してセカンダリ ボリュームを更新できない。
- 中断
同期ミラーリング処理がユーザによって中断されたことを示します。ミラー ペアが中断されると、セカンダリ ボリュームへの接続は試行されなくなります。プライマリ ボリュームに対する書き込みは、ミラーのリザーブ容量ボリュームに永続的に記録されます。
- 障害
プライマリ ボリューム、セカンダリ ボリューム、またはミラーのリザーブ容量の障害が原因で、同期ミラーリング処理を通常どおり実行できないことを示します。