管理者パスワードによる保護
ストレージ・アレイには、不正なアクセスを防ぐために管理者パスワードを設定する必要があります。
管理者パスワードの設定
管理者パスワードを設定すると、偶然または悪意を持ってシステムの停止を招くコマンドを実行するユーザからストレージ アレイを保護できます。管理者パスワードは、System Managerを初めて起動するときに設定する必要があります。
管理者パスワードは1つで、すべてのユーザで共有します。このパスワードを使用するユーザは、オブジェクトや設定の追加、変更、削除など、ストレージ アレイの設定を変更できます。
パスワードの入力
1つの管理セッションでパスワードの入力を求められるのは1回のみです。操作を行わないまま20分が経過するとセッションはタイムアウトし、その時点でパスワードを再度入力する必要があります。
セッション中に別の管理クライアントから同じストレージ アレイを管理している別のユーザがパスワードを変更した場合は、次回の設定処理や表示処理でパスワードの入力を求められます。
セキュリティ上の理由から、パスワードの入力を試行できるのは5回までとなっており、この回数を超えると、ストレージ アレイは「ロックアウト」状態になります。この状態のストレージ アレイはその後のパスワード入力を拒否します。パスワードを再度入力するには、ストレージ アレイが「通常」状態にリセットされるまで10分間待つ必要があります。
パスワードで保護されたドライブの取り外し
パスワードはストレージ アレイ上の各ドライブの予約領域に保存されます。ストレージ アレイからすべてのドライブを取り外すと、そのパスワードは使用できなくなります。この状況を修正するには、元のドライブの1つをストレージ アレイに再度取り付けます。
パスワード保護の削除
コマンドのパスワード保護が不要になった場合は、現在の管理者パスワードを入力し、新しいパスワードのテキスト ボックスを空白のままにします。