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メモリー・ランク・スペアリング

メモリー・ランク・スペアリング機能により、障害があるメモリーはシステム構成で無効にされ、ランク・スペアリング DIMM がアクティブにされて障害があるアクティブ DIMM と置き換えられます。

Setup Utility で「System Settings」 > 「Memory」を選択して、ランク・スペアリング・メモリーを有効にできます。詳しくは、Setup Utility の使用を参照してください。メモリー・ランク・スペアリング機能を使用する際、以下の情報を考慮してください。
  • メモリー・ランク・スペアリング機能は、Intel Xeon E5-2600 v4 シリーズのマイクロプロセッサーを搭載したサーバー・モデルでサポートされます。
  • メモリー・ランク・スペアリング・モードが有効になっている場合、最大使用可能メモリーが減少します。
  • メモリー・ランク・スペアリング・モードでは偶数の DIMM が必要です。サーバーに奇数の DIMM が取り付けられている場合は、Setup Utility の「Memory」メニューからメモリー・ランク・スペアリング・モードを無効にしてください。Setup Utility の使用を参照してください。
    メモリー・ランク・スペアリング・モードを無効にした後、メモリー構成が無効であることを示すメッセージが表示される場合は、IMM2 を再起動します。または、サーバーの電源をオフにして AC 電源から切り離してから再接続し、その後サーバーの電源を再度オンにします。
次の図は、各メモリー・チャネルの DIMM コネクターの一覧です。
図 1. 各メモリー・チャネルのコネクター
各メモリー・チャネルのコネクター
次のランク・スペアリング・モードでの取り付け順序に従ってください。
  • チャネル内に少なくとも 2 つの single-rank または dual-rank DIMM を取り付けます。
表 1. メモリー・ランク・スペアリング・モードの DIMM 装着順序.

DIMM の数取り付け済みのマイクロプロセッサー数DIMM コネクター
最初の DIMM ペア11, 2
2 番目の DIMM ペア14, 5
3 番目の DIMM ペア18, 9
4 番目の DIMM ペア111, 12
5 番目の DIMM ペア13, 6
6 番目の DIMM ペア17, 10
7 番目の DIMM ペア113, 14
8 番目の DIMM ペア116, 17
9 番目の DIMM ペア120, 21
10 番目の DIMM ペア123, 24
11 番目の DIMM ペア115, 18
12 番目の DIMM ペア119, 22