リカバリー・イメージのブート
USB ドライブから ONTAP イメージをブートして、ファイル・システムを復元し、環境変数を確認する必要があります。
- LOADER プロンプトで、USB フラッシュ・ドライブからブート・イメージをリカバリーします: boot_recovery
イメージは USB フラッシュ・ドライブからダウンロードされます。
- プロンプトが表示されたら、イメージ名を入力するか、画面に表示されているデフォルトのイメージを受け入れます。
- var ファイル・システムの復元:
システムのネットワーク接続の有無 操作 ネットワーク接続あり - バックアップ構成を復元するかどうか尋ねるメッセージが表示されたら、y を押します。
- 正常状態のノードを高度な特権レベルに設定します: set -privilege advanced
- バックアップ復元コマンドを実行します: system node restore-backup -node local -target-addressimpaired_node_IP_address
- ノードを管理レベルに戻します (set -privilege admin)。
- 復元された構成を使用するかどうか尋ねるメッセージが表示されたら、y を押します。
- ノードをリブートするかどうか尋ねるメッセージが表示されたら、y を押します。
ネットワーク接続なし - バックアップ構成を復元するかどうか尋ねるメッセージが表示されたら、n を押します。
- メッセージが表示されたら、システムをリブートします。
表示されたメニューから「Update flash from backup config (バックアップ構成からフラッシュを更新)」オプション (同期フラッシュ) を選択します。
更新を続行するかどうか尋ねるメッセージが表示されたら、y を押します。
ネットワーク接続がなく、MetroCluster IP 構成を使用している - バックアップ構成を復元するかどうか尋ねるメッセージが表示されたら、n を押します。
- メッセージが表示されたら、システムをリブートします。
iSCSI ストレージ接続が接続されるのを待ちます。
以下のメッセージが表示された後、続行できます。
date-and-time [node-name:iscsi.session.stateChanged:notice]: iSCSI session state is changed to Connected for the target iSCSI-target (type: dr_auxiliary, address: ip-address).
date-and-time [node-name:iscsi.session.stateChanged:notice]: iSCSI session state is changed to Connected for the target iSCSI-target (type: dr_partner, address: ip-address).
date-and-time [node-name:iscsi.session.stateChanged:notice]: iSCSI session state is changed to Connected for the target iSCSI-target (type: dr_auxiliary, address: ip-address).
date-and-time [node-name:iscsi.session.stateChanged:notice]: iSCSI session state is changed to Connected for the target iSCSI-target (type: dr_partner, address: ip-address).表示されたメニューから「Update flash from backup config (バックアップ構成からフラッシュを更新)」オプション (同期フラッシュ) を選択します。
更新を続行するかどうか尋ねるメッセージが表示されたら、y を押します。
- 環境変数が正しく設定されていることを確認します。
- ノードで LOADER プロンプトを表示します。
- printenv コマンドで、環境変数の設定を確認します。
- 環境変数が正しく設定されていない場合は、setenvenvironment_variable_name changed_value コマンドを使用して変更します。
- saveenv コマンドを使用して、変更を保存します。
- ノードをリブートします。
- 次の手順は、ご使用のシステムの構成によって異なります。
システム構成 操作 HA ペア 障害のあるノードで Waiting for Giveback... メッセージが表示された後、正常状態のノードからのギブバックを実行します: 正常状態のノードから、ギブバックを実行します (storage failover giveback -ofnode partner_node_name)。
これによって、正常状態のノードから障害のあるノードに、障害のあるノードの集約とボリュームの所有権を返却するプロセスが開始します。
注ギブバックが拒否された場合は、拒否のオーバーライドを検討することができます。- storage failover show-giveback コマンドを使用して、ギブバック操作の進行状況を監視します。
- ギブバック操作が完了したら、HA ペアが正常状態で、テイクオーバーが可能であることを storage failover show コマンドを使用して確認します。
- storage failover modify コマンドを使用して無効にした場合は、自動ギブバックを復元します。
フィードバックを送る