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HA システムのシステム ID 変更の確認

交換用コントローラーを起動したらシステム ID の変更を確認し、変更が実装された確認する必要があります。

このタスクについて

この手順は、HA ペアで ONTAP を実行しているシステムにのみ適用されます。

  1. 交換用コントローラーが保守モードの場合 (*> プロンプトが表示されている場合)、保守モードを終了し、LOADER プロンプトに移動します (halt)。
  2. 交換用コントローラーの LOADER プロンプトから、コントローラーを起動します。システム ID が一致しないためにシステム ID を上書きするように求められた場合は y を入力します (boot_ontap)。
  3. 交換用コントローラー・コンソールに Waiting for giveback... メッセージが表示されるまで待ち、正常なコントローラーから、新しいパートナーのシステム ID が自動的に割り当てられたことを確認します。

    node1> <kbd className="ph userinput nolinebreak">storage failover show</kbd>
    Takeover
    Node Partner Possible State Description
    ------------ ------------ -------- -------------------------------------
    node1 node2 false System ID changed on partner (Old:
    151759755, New: 151759706), In takeover
    node2 node1 - Waiting for giveback (HA mailboxes)

  4. 正常な状態のコントローラーから、コアダンプがすべて保存されたことを確認します。
    1. 高度な特権レベルに変更します (set -privilege advanced)。

      高度なモードで続行することの確認を求められたら、Y で応答できます。高度なモードのプロンプト (*>) が表示されます。

    2. コアダンプをすべて保存します (system node run -node local-node-name partner savecore)。
    3. ギブバックを発行する前に、コア保存コマンドが完了するまで待ちます。
      次のコマンドを入力して、コア保存コマンドの進行状況を監視できます。system node run -node local-node-name partner savecore -s
    4. 管理特権レベルに戻します (set -privilege admin)。
  5. コントローラーをギブバックします。
    1. 正常なコントローラーから、交換したコントローラーのストレージをギブバックします (storage failover giveback -ofnode replacement_node_name )。
      交換用コントローラーがストレージに戻り、ブートが完了します。

      システム ID が一致しないためにシステム ID を上書きすることの確認が求められた場合、y と入力します。

      ギブバックが拒否された場合は、拒否のオーバーライドを検討することができます。

      ギブバックが拒否された場合

    2. ギブバックが完了したら、HA ペアが正常状態で、テイクオーバーが可能であることを確認します (storage failover show)。

      storage failover show コマンドの出力には、System ID changed on partner メッセージが含まれません。

  6. 各コントローラーに予期されたボリュームが存在することを確認します (vol show -node node-name )。
  7. リブート時に自動テイクオーバーを無効にした場合は、正常な状態のコントローラーから有効にします (storage failover modify -node replacement-node-name -onreboot true)。