システム・レベル診断の実行
新しい NVMEM バッテリーを取り付けた後、診断を実行する必要があります。
始める前に
保守メニューを表示してシステム・レベル診断プログラムを開始するには、システムが LOADER プロンプトになっている必要があります。
このタスクについて
診断手順のすべてのコマンドは、コンポーネントを交換するコントローラーから発行されます。
- LOADER プロンプトで、boot_ontap メニューを入力します。
- 表示されたメニューからオプション 5 を選択し、システム・レベル診断が正しく機能するために特別に設計された特殊なドライバーにアクセスします。ブート・プロセス中、保守モード・プロンプト (*>) が表示されるまではプリンプとに安全に y で応答できます。
- sldiag device run -dev nvmem と入力して NVMEM メモリーで診断を実行します。
- NVMEM バッテリーの交換によってハードウェアの問題が発生していないことを確認します (sldiag device status -dev nvmem -long -state failed)。 テストの失敗がない場合は、システム・レベル診断がプロンプトに戻ります。それ以外の場合、コンポーネントのテストの結果得られた障害のフル・ステータスがリストされます。
- 前の手順の結果に基づいて進みます。
システム・レベル診断テストの結果 操作 エラーなしで完了した - ステータス・ログをクリアします (sldiag device clearstatus)。
ログがクリアされたことを確認します (sldiag device status)。
以下のデフォルトの応答が表示されます。SLDIAG: No log messages are present.
halt と入力して保守モードを終了します。
コントローラーに LOADER プロンプトが表示されます。
- LOADER プロンプトからコントローラーを起動します (boot_ontap)。
- storage failover giveback -ofnode replacement_node_name と入力し、コントローラーを通常動作に戻します。
いくつかのテストが失敗した 問題の原因を特定します。 halt と入力して保守モードを終了します。
コマンドを発行したら、システムが LOADER プロンプトで止まるまで待ちます。
- システム・レベル診断を実行するために識別されたすべての考慮事項に従っていること、ケーブルがしっかり接続されていること、ハードウェア・コンポーネントがストレージ・システムに適切に取り付けられていることを確認します。
保守するコントローラー・モジュールをシャーシにしっかり装着します。完全に装着されるとコントローラー・モジュールのブートが完了します。
- 保守を行うコントローラー・モジュールを起動します。LOADER プロンプトを表示するように求められたら、Ctrl-C を押してブートを中断します。
boot_ontap メニューを入力します。
- メニューから保守モードでブートを選択します。
次のコマンドを入力して、保守モードを終了します。halt
コマンドを発行したら、システムが LOADER プロンプトで止まるまで待ちます。
- システム・レベル診断テストを再実行します。
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