コントローラー・モジュールの交換
交換手順の前提条件を確認し、ご使用の ONTAP オペレーティング・システムのバージョンに応じて正しいものを選択する必要があります。
始める前に
- すべてのドライブ・シェルフが正常に動作している必要があります。
- ご使用のシステムが MetroCluster 構成の場合、MetroCluster 管理および災害復旧のセクション「正しい回復手順の選択」を参照して、この手順を使用する必要があるかどうかを確認する必要があります。
ノードのシャットダウン
障害のあるノードをシャットダウンするには、ノードのステータスを確認し、必要に応じて、正常な状態のノードが障害のあるノード・ストレージからデータを提供し続けるようにノードをテイクオーバーする必要があります。
クラスターに複数のノードが含まれる場合は、クラスターはクォーラム内にあることが必要です。クラスターがクォーラム内にない場合、または正常状態のノードで、資格と正常性について false が表示された場合、機能低下状態のノードをシャットダウンする前に、問題を解消する必要があります。
- 自動サポートが有効になっている場合、自動サポート・メッセージを起動することによって自動ログ作成を抑制します (
)。system node autosupport invoke -node * -type all -message MAINT=<em className="ph i">number_of_hours_down</em>h
例
次の自動サポート・メッセージは、2 時間の自動ログ作成を抑制します (cluster1:
)。*> system node autosupport invoke -node * -type all -message MAINT=2h
正常な状態のノードのコンソールから自動ギブバックを無効にします。storage failover modify –node local -auto-giveback false
- 障害のあるノードで LOADER プロンプトを表示します。
障害のあるノードの表示内容 操作 LOADER プロンプト 次のステップに進みます。 Waiting for giveback... (ギブバックを待機しています...) プロンプトが表示されたら、Ctrl + C を押して、y と入力します。 システム・プロンプトまたはパスワード・プロンプト (システム・パスワードを入力) 障害のあるノードをテイクオーバーまたは停止します。 HA ペアの場合、正常な状態のノードから障害のあるノードをテイクオーバーします。storage failover takeover -ofnode impaired_node_name
障害のあるノードのコントローラーに「Waiting for giveback... (ギブバックを待機しています...)」と表示された場合、Ctrl-C を押し、y で応答します。
このタスクについて
- プロバイダーから受け取った交換用 FRU コンポーネントにより、障害が発生したコンポーネントを交換する必要があります。
- コントローラー・モジュールは、同じモデル・タイプのコントローラー・モジュールと交換する必要があります。コントローラー・モジュールを交換するだけでシステムをアップグレードすることはできません。
- この手順の一環として、ドライブまたはドライブ・シェルフは変更できません。
- この手順でブート・デバイスは、古いコントローラー・モジュールと同じ ONTAP バージョンで起動するよう、障害のあるノード から交換用ノードへと移行します。
- これらの手順で示されたコマンドを適切なシステムで適用することが重要です。
- 障害のあるノードとは、交換するノードのことです。
- 交換用ノードとは、障害のあるノードを置き換える新しいノードを指します。
- 正常状態のノードとは、存続するノードを指します。
- ノードのコンソール出力を、必ずテキスト・ファイルで保管する必要があります。
これを記録することにより、交換中に生じた問題をトラブルシューティングできます。
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