ラックへのエンクロージャーの取り付け

ラックにエンクロージャーを取り付けるには、以下に記載されている手順に従ってください。

このタスクについて

S002

注意

装置の電源制御ボタンおよびパワー・サプライの電源スイッチは、装置に供給されている電流をオフにするものではありません。デバイスには 2 本以上の電源コードが使われている場合があります。デバイスから完全に電気を取り除くには電源からすべての電源コードを切り離してください。

重要

安全に作業を行うために、取り付けのガイドラインおよび安全検査のチェックリストをお読みください。
エンクロージャーの取り付け/取り外しタスクを完了するには、トレーニングを受けた技術員が 3 人必要です。
- 2 人の技術員がエンクロージャーの両側にある前面ハンドルと後部ハンドルを持ちます。
- 1 人の技術員がケーブルが損傷しないように保護します。
ラックにレールを取り付けるには、ThinkSystem 高密度サーバー・レール・オプションに記載されている手順に従ってください。

レールを正常に取り付けたら、以下の手順を実行してエンクロージャーをラックに取り付けます。

手順

4 つのハンドルすべてがエンクロージャーに取り付けられていることを確認します。
注
持ち上げる前に、ハンドルの円柱がすべてしっかりはまっていることを確認してください。
図 1. 4 個のハンドルの取り付け
エンクロージャーを慎重にラックに入れ、後部ハンドルが前部ラック・レールの近くに到達するまでエンクロージャーをスライドさせた後、両側の後部ハンドルを取り外します。
図 2. 後部ハンドルの取り外し
前部ハンドルが前部ラック・レールの近くに到達するまでエンクロージャーをスライドさせてさらにラックに挿入した後、両側の前部ハンドルを取り外します。
図 3. 前面ハンドルの取り外し
エンクロージャーを戻してラックの奥までスライドさせます。
図 4. ラックのスライド
6 本のねじを使用してエンクロージャーをラックに固定します。次に、EIA カバーを再取り付けします。
図 5. EIA カバーの取り付け
8 本のねじを使用して、背面エンクロージャーに 2 個のサポート・ブラケットを固定します。
図 6. サポート・ブラケットの取り付け
配送用ブラケットを取り付けます。
図 7. 配送用ブラケットの取り付け

終了後

多岐管を取り付けます。多岐管の取り付けを参照してください。
すべてのパワー・サプライを取り付けます。ホット・スワップ・パワー・サプライの取り付けまたは DWC PSU の取り付けを参照してください。
SMM2 および SMM2 のサポート・ブラケットを取り付けます。SMM2 の取り付けを参照してください。
ドリップ・センサー・アセンブリーを取り付けます。ドリップ・センサー・アセンブリーの取り付けを参照してください。
EMC シールドを取り付けます。EMC シールドの取り付けを参照してください。
エンクロージャーにトレイを取り付けます。エンクロージャーへの DWC トレイの取り付けを参照してください。
必要な他のサーバー・コンポーネントをすべて取り付けます。
必要なケーブルをすべて接続します。
エンクロージャーに電源を接続します。
新規エンクロージャー・ミッドプレーンのシリアル番号 (例: Y030UN34B063) と UUID (例: 2E2B686CC6B311E2907C6EAE8B16A49E) を記録します。
ソリューションのファームウェアを最新レベルに更新します。
Web インターフェースにログインします。
「システム情報」セクションに進み、「ミッドプレーン VPD」タブをクリックします。
ファン/電源コントローラーに対して、新規エンクロージャー・ミッドプレーンのシリアル番号および UUID を更新します。
上のリリース・ハンドルを閉じ、トレイをエンクロージャー・ミッドプレーン・コネクターに装着します。
シャットダウンしたノードをすべて再起動します。詳細な説明については、計算ノードに付属の資料を参照してください。
ファン/電源コントローラーの電源が自動的にオンにされます。

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