メインコンテンツまでスキップ

Web インターフェースのアクセス

SMM Web インターフェースには、SMM を使用してセッションを確立することにより、イーサネット接続 (10/100/1000 Mbit) を通じてアクセスできます。

初めて SMM に接続する場合は、クライアント・コンピューターのインターネット・プロトコルのプロパティを変更する必要が生じることがあります。詳しくは、ネットワーク構成セクションを参照してください。SMM Web インターフェースにログインするには、以下のステップを実行します。

  1. SMM ネットワークはデフォルトで無効になっているため、SMM ネットワークを有効にします。SMM ネットワークを有効にするには、IPMItool (Linux の場合)、IPMIUtil (Windows の場合)、または OneCli (Windows または Linux の場合) をコンピューターにダウンロードしてインストールし、次のいずれかのコマンドを Lenovo XClarity Controller に発行します。<XCC’s IP> は XCC の IP アドレスです。
    • 照会:

      OneCli.exe misc smmlan query --bmc USERID:PASSW0RD@192.168.70.x

      ipmitool -I lanplus -H <XCC’s IP> -U USERID -P PASSW0RD raw 0x3A 0xF1 0x00

      ipmiutil cmd -N <XCC’s IP> -U USERID -P PASSW0RD -F lan2 0 20 e8 f1 0

    • 有効化:

      OneCli.exe misc smmlan enable --bmc USERID:PASSW0RD@192.168.70.x

      ipmitool -I lanplus -H <XCC’s IP> -U USERID -P PASSW0RD raw 0x3A 0xF1 0x01

      ipmiutil cmd -N <XCC’s IP> -U USERID -P PASSW0RD -F lan2 0 20 e8 f1 1

    • 無効化:

      OneCli.exe misc smmlan disable --bmc USERID:PASSW0RD@192.168.70.x

      ipmitool -I lanplus -H <XCC’s IP> -U USERID -P PASSW0RD raw 0x3A 0xF1 0x02

      ipmiutil cmd -N <XCC’s IP> -U USERID -P PASSW0RD -F lan2 0 20 e8 f1 2

    デフォルト XCC の IP アドレスは 192.168.70.125 です。
    ネット関数 = 0x3A
    コードコマンド要求、応答データ説明
    0xF1SMM ネットワーク・コントロール
    要求:
    • バイト 1: 要求タイプ

      • 0x00 = SMM ネットワーク・ステータスを照会

      • 0x01 = 有効化

      • 0x02 = 無効化

    応答:
    • バイト 1 – 完了コード

    • バイト 2 - SMM ネットワーク・ステータス (照会要求のみ)

    この設定は、値がデフォルトで無効になっている SMM ネットワーク・ステータスを設定するために使用されます。

    Lenovo XClarity Controller コマンドは、ThinkSystem D2 エンクロージャーおよび ThinkSystem SD530 計算ノードをサポートしています (Product_name のみ)。

  2. ご使用のブラウザーで、システム管理者が初期構成中に定義した SMM Web インターフェースの URL を指定します。

    SMM に初めてアクセスするときは、以下の出荷時のデフォルト・ネットワーク設定が適用されます。

    1. SMM は、DHCP を使用して IP アドレスを取得しようとします。SMM は、2 分以内に DHCP サーバーから IP アドレスを取得できない場合、静的 IP アドレスを使用します。

    2. デフォルト静的 IP は 192.168.70.100 です。

    3. Hyper Text Transfer Protocol Secure (HTTPS) を使用。(たとえば、https://192.168.70.100)

    4. 静的 IP = 192.168.70.100 を使用して IPv4 が有効

    5. ローカル・リンク・アドレス (LLA) IP を使用して IPv6 が有効
      LLA IP を計算するには、以下の手順を実行します。
      1. SMM の MAC アドレス (39-A7-94-07-CB-D0) を 2 つに分割し、その間に FF-FE を挿入します。たとえば、39-A7-94-FF-FE-07-CB-D0 となります。

      2. 文字列の左端の 2 つの 16 進数字を 2 進数に変換します。たとえば、00111001-A7-94-FF-FE-07-CB-D0 となります。

      3. 最初のバイトのビット 1 の値を反転させます。たとえば、00111011-A7-94-FF-FE-07-CB-D0 となります。

      4. 文字列の左端の 2 進数を 16 進数に再び変換します。

      5. 16 進数字のペアを結合して数字 4 つのグループにします。たとえば、3BA7-94FF-FE07-CBD0 となります。

      6. 区切り文字をダッシュ (-) からコロン (:) に変更します。たとえば、3BA7:94FF:FE07:CBD0 となります。

      7. ストリングの左側に FE80:: を追加します。例えば、以下のとおりです。 FE80::3BA7:94FF:FE07:CBD0

  3. システム管理者によって割り当てられたユーザー ID およびパスワードを入力します。
    • デフォルト ID: USERID

    • パスワード: PASSW0RD

      PASSW0RD の 6 番目の文字は数字 0 です。
  4. ログイン」をクリックします。

  5. 初回ログイン時にパスワードを変更します。

    デフォルトのパスワードの複雑性の規則は次のとおりです。
    • 長さが 10 文字以上であること

    • 少なくとも 1 つの数字 (0 ~ 9) を含んでいること

    • 次の 3 つのカテゴリーのうち 2 つ以上を含んでいること

      • 大文字 (AZ)

      • 小文字 (az)

      • 英字以外の文字 (!@#$%^*-_+=().:`|?"\ など)

  6. 新しいパスワードを使用してログインします。

LLA IP を計算するには、以下の手順を実行します。
  1. SMM の MAC アドレス (39-A7-94-07-CB-D0) を 2 つに分割し、その間に FF-FE を挿入します。たとえば、39-A7-94-FF-FE-07-CB-D0 となります。

  2. 文字列の左端の 2 つの 16 進数字を 2 進数に変換します。たとえば、00111001-A7-94-FF-FE-07-CB-D0 となります。

  3. 最初のバイトのビット 1 の値を反転させます。たとえば、00111011-A7-94-FF-FE-07-CB-D0 となります。

  4. 文字列の左端の 2 進数を 16 進数に再び変換します。

  5. 16 進数字のペアを結合して数字 4 つのグループにします。たとえば、3BA7-94FF-FE07-CBD0 となります。

  6. 区切り文字をダッシュ (-) からコロン (:) に変更します。たとえば、3BA7:94FF:FE07:CBD0 となります。

  7. ストリングの左側に Fe80:: を追加します。たとえば、FE80::3BA7:94FF:FE07:CBD0 となります。