機能
サーバーの設計においては、パフォーマンス、使いやすさ、信頼性、および拡張機能などが重要な考慮事項です。これらの設計機能を用いることで、現在のニーズに応じてシステム・ハードウェアをカスタマイズしたり、将来に備えて柔軟性の高い機能拡張を準備したりすることができます。
Features on Demand
サーバーまたはサーバー内に取り付けたオプション・デバイスに Features on Demand 機能が組み込まれている場合、アクティベーション・キーを注文して機能をアクティブ化することができます。Features on Demand の詳細については、以下を参照してください。
Lenovo XClarity Controller (XCC)
Lenovo XClarity Controller は、Lenovo ThinkSystem サーバー・ハードウェア用の共通管理コントローラーです。Lenovo XClarity Controller は、複数の管理機能を、サーバーのシステム・ボード・アセンブリーにある単一のチップに統合します。Lenovo XClarity Controller に固有の機能として、パフォーマンスの改善、リモート・ビデオの解像度の向上、およびセキュリティー・オプションの強化が挙げられます。
このサーバーは、Lenovo XClarity Controller 3 (XCC3) をサポートしています。Lenovo XClarity Controller 3 (XCC3) の追加情報については、Lenovo XClarity Controller ポータル・ページを参照してください。
UEFI 準拠のサーバー・ファームウェア
Lenovo ThinkSystem ファームウェアは、Unified Extensible Firmware Interface (UEFI) に対応しています。UEFI は、BIOS に代わるものであり、オペレーティング・システム、プラットフォーム・ファームウェア、外部デバイス間の標準インターフェースを定義します。
Lenovo ThinkSystem サーバーは、UEFI 準拠オペレーティング・システム、BIOS ベースのオペレーティング・システム、および BIOS ベースのアダプターのほか、UEFI 準拠アダプターをブートすることができます。
注このサーバーでは、ディスク・オペレーティング・システム (DOS) はサポートされていません。Active Memory
Active Memory 機能は、メモリー・ミラーリングを使用してメモリーの信頼性を向上させます。メモリー・ミラーリング・モードでは、2 つのチャネル内の 2 ペアの DIMM にあるデータが同時に複製および保管されます。障害が発生すると、メモリー・コントローラーはプライマリー・ペアの DIMM からバックアップ・ペアの DIMM に切り替えます。
大容量のシステム・メモリー
サーバーは、SDRAM (synchronous dynamic random-access memory) registered デュアル・インライン・メモリー・モジュール (DIMM) およびコンピュート・エクスプレス・リンク (CXL) メモリー・モジュールをサポートします。固有のメモリーのタイプおよび最大容量について詳しくは、技術仕様を参照してください。
大規模データ・ストレージ容量およびホット・スワップ機能
ホット・スワップ機能により、サーバーの電源をオフにしなくても、ハードディスク・ドライブの追加、取り外し、交換ができるようになります。
サーバー・モデルは、前面、中央、背面のドライブ・ベイをサポートし、最大 40 x 2.5 インチ ホット・スワップ・ドライブ、16 x 3.5 インチ ホット・スワップ・ドライブ、または 32 x E3.S 1T ホット・スワップ・ドライブに拡張可能です。詳しくは、技術仕様を参照してください。
Lightpath 診断
Lightpath 診断は、問題の診断に役立つ LED を提供します。Lightpath 診断について詳しくは、システム LED と診断ディスプレイによるトラブルシューティングを参照してください。
Lenovo Service Information Web サイトへのモバイル・アクセス
サーバーには、サーバーのカバーにあるシステム・サービス・ラベルに QR コードが記載されています。モバイル・デバイスの QR コード・リーダーとスキャナーを使用してこのコードをスキャンすると、Lenovo Service Information Web サイトにすぐにアクセスすることができます。Lenovo Service Information Web サイトでは、追加情報として部品の取り付けや交換用のビデオ およびサーバー・サポートのためのエラー・コードが提供されます。
Active Energy Manager
Lenovo XClarity Energy Manager は、データ・センターの電源および温度管理ソリューションで使用するツールです。コンバージド、NeXtScale、System x および ThinkServer サーバーを使用して、の電力使用量と温度を監視および管理し、Lenovo XClarity Energy Manager を使用してエネルギー効率を向上させることができます。
冗長ネットワーク接続
Lenovo XClarity Controller を使用すると、適用可能なアプリケーションがインストールされている冗長イーサネット接続にフェイルオーバー機能が提供されます。プライマリー・イーサネット接続に問題が発生すると、このプライマリー接続に関連するすべてのイーサネット・トラフィックは、オプションの冗長イーサネット接続に自動的に切り替えられます。適切なデバイス・ドライバーをインストールすると、この切り替えはデータ損失なく、ユーザーの介入なしで実行されます。
冷却
このサーバーは、次のようなさまざまな冷却オプションをサポートしています。ファンによるリダンダント空冷により、ファン・ローターの 1 つに障害が起きても運転を継続可能
プロセッサーから熱を奪う Lenovo Processor Neptune® Core Moduleによる液体冷却
プロセッサー、メモリー、および電圧レギュレータから熱を除去する Lenovo Compute Complex Neptune Core moduleによる液体冷却
ThinkSystem RAID のサポート
ThinkSystem RAID アダプターは、構成を形成するためのハードウェア RAID (新磁気ディスク制御機構) のサポートを提供します。RAID レベル 0、1、5、6、10、50、60 がサポートされます。