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ミラーリング構成のワークフロー

SAN Manager で非同期または同期ミラーリングを構成した後、 System Manager を使用して同期を管理します。

非同期ミラーリングのワークフロー

非同期ミラーリングには、次のワークフローが関係しています。
  1. SAN Manager で初期構成を実行します。
    1. データ転送のソースとしてローカル・ストレージ・アレイを選択します。
    2. ローカル・アレイのプライマリー・ボリュームとリモート・アレイのセカンダリー・ボリュームのコンテナーである既存のミラー整合性グループを作成または選択します。プライマリーおよびセカンダリー・ボリュームは、「ミラーリング・ペア」と呼ばれます。ミラー整合性グループを初めて作成する場合は、手動同期を実行するかスケジュール同期を実行するかを指定します。
    3. ローカル・ストレージ・アレイからプライマリー・ボリュームを選択し、予約済み容量を決定します。予約済み容量は、コピー操作に使用される物理的に割り当てられた容量です。
    4. 転送先 (セカンダリー・ボリューム) としてリモート・ストレージ・アレイを選択し、予約済み容量を決定します。
    5. プライマリー・ボリュームからセカンダリー・ボリュームへの初期データ転送を開始します。ボリューム・サイズによっては、この初期転送に数時間かかる場合があります。
  2. 初期同期の進行状況を確認します。
    1. SAN Manager で、ローカル・アレイの System Manager を起動します。
    2. System Manager で、ミラーリング操作のステータスを表示します。ミラーリングが完了すると、ミラーリング・ペアのステータスは「最適」になります。
  3. 必要に応じて、 System Manager で後続のデータ転送を再度スケジュール設定したり、手動で実行したりすることができます。プライマリー・ボリュームからセカンダリー・ボリュームに転送されるのは、新しいブロックと変更されたブロックのみです。
    非同期レプリケーションは定期的であるため、システムは変更されたブロックを統合し、ネットワーク帯域幅を節約することができます。書き込みスループットおよび書き込み待ち時間への影響は最小限に抑えられます。

同期ミラーリングのワークフロー

同期ミラーリングには、次のワークフローが関係しています。
  1. SAN Manager で初期構成を実行します。
    1. データ転送のソースとしてローカル・ストレージ・アレイを選択します。
    2. ローカル・ストレージ・アレイからプライマリー・ボリュームを選択します。
    3. データ転送先としてリモート・ストレージ・アレイを選択し、セカンダリー・ボリュームを選択します。
    4. 同期と再同期の優先順位を選択します。
    5. プライマリー・ボリュームからセカンダリー・ボリュームへの初期データ転送を開始します。ボリューム・サイズによっては、この初期転送に数時間かかる場合があります。
  2. 初期同期の進行状況を確認します。
    1. SAN Manager で、ローカル・アレイの System Manager を起動します。
    2. System Manager で、ミラーリング操作のステータスを表示します。ミラーリングが完了すると、ミラーリング・ペアのステータスは「最適」になります。2 つのアレイは、通常の操作を通じて同期を維持しようとします。プライマリー・ボリュームからセカンダリー・ボリュームに転送されるのは、新しいブロックと変更されたブロックのみです。
  3. 必要に応じて、 System Manager で同期設定を変更することができます。
    同期レプリケーションは継続的に行われるため、2 つのサイト間のレプリケーション・リンクが十分な帯域幅容量を提供する必要があります。