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マルチパス・ソフトウェアの構成

マルチパス・ソフトウェアは、物理的なパスの 1 つが中断された場合に、ストレージ・アレイに冗長パスを提供します。マルチパスを使用する前に、Windows マルチパス機能および ThinkSystem Windows DSM パッケージを有効にする必要があります。このパッケージには、Windows 用のマルチパス・ソフトウェアが含まれています。

Windows のインストールでは、フェイルオーバーにネイティブの MPIO デバイス固有モジュール (DSM) ドライバーを使用します。ThinkSystem Storage Manager をインストールするときに、DSM ドライバーがインストールされ有効化されます。

Windows 用の DSM をインストールするときは、まず Server Manager コンソールから MPIO をインストールする必要があります。完了したら、ThinkSystem Storage Manager パッケージをインストールして DSM をインストールする必要があります。このパッケージには、DSM、コンテキスト・エージェント、および SMCLI が含まれています。Storage Manager は非推奨アプリケーションですが、Storage Manager をアンインストールする場合は、DSM をアンインストールしないことが重要です。MPIO が正常に動作するには、DSM をインストールする前に MPIO をインストールする必要があります。

ThinkSystem Windows DSM パッケージのインストール

ThinkSystem Windows DSM パッケージをインストールして Windows 用のマルチパス・パッケージを使用するには、次の手順を実行します。

始める前に

  • 正しい管理者またはスーパーユーザーの権限が必要です。
  • 管理者権限で PowerShell のマルチパス機能を有効にして、リブートします。Add-WindowsFeature -Name 'Multipath-IO' -Restart

ThinkSystem Windows DSM パッケージは管理ステーションでインストールします。

  1. DE Series Product Support Site 「ドライバーとソフトウェア」 > 「ソフトウェアとユーティリティー」から ThinkSystem Storage Manager パッケージをダウンロードします。
  2. ThinkSystem Storage Manager を実行します。実行するインストール・パッケージをダブルクリックします。
  3. インストール・ウィザードを使用して、管理ステーションにパッケージをインストールします。

Hyper-V ゲスト OS 構成

  • Hyper-V での Linux ゲスト OS

    \"udev\"機能は、新しいディスクが VM に追加され、ブートする時に、自動的にディスク・タイムアウトを構成するための最善の方法です。現在 VM に追加されているすべてのディスクの VID/PID (ベンダー ID/製品 ID) を確認する簡単な方法は、次のコマンドを実行して、ベンダーとモデルの情報を確認します: cat /proc/scsi/scsi。これを設定するには、次の内容のファイル /etc/udev/rules.d/99-msft-udev.rules を作成します:
    ACTION=="add", 
    SUBSYSTEMS=="scsi",
    ATTRS{vendor}=="LENOVO ",
    ATTRS{model}=="DE_Series",
    RUN+="/bin/sh -c 'echo 180 >/sys$DEVPATH/timeout'"
    ACTION=="add",
    SUBSYSTEMS=="scsi",
    ATTRS{vendor}=="Msft ",
    ATTRS{model}=="Virtual Disk ",
    RUN+="/bin/sh -c 'echo 180 >/sys$DEVPATH/timeout'"

    udev rules ファイル内のベンダーとモデルのフィールドは、それぞれ 8 文字と 16 文字の固定幅になっています。上記の例では、余分なスペースの埋め込みを確認します。このファイルが変更されると、udev を再起動するか、VM をリブートして変更をアクティブにすることができます。

  • Hyper-V での Windows ゲスト OS

    Windows Hyper-V 環境のディスク I/O タイムアウトを構成するには、単一のレジストリ・キーを編集する必要があります。

    [HKEY_LOCAL_MACHINE\\SYSTEM\\CurrentControlSet\\Services\\Disk] 
    \"TimeOutValue\"=dword:000000b4

    完了したら、変更を有効にするために VM を再起動する必要があります。

Hyper-V 環境の Linux および Windows のゲスト OS では、追加の変更を行う必要があります。