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IPアドレスの割り当てに関する考慮事項

デフォルトでは、コントローラは両方のネットワーク ポートでDHCPを有効にした状態で出荷されます。静的IPアドレスを割り当てるか、デフォルトの静的IPアドレスを使用するか、またはDHCPによって割り当てられたIPアドレスを使用できます。IPv6のステートレス自動設定を使用することもできます。

IPv6は新しいコントローラではデフォルトで無効になっています。ただし、別の方法で管理ポートのIPアドレスを設定したあと、ThinkSystem System Managerを使用して管理ポートでIPv6を有効にすることができます。

ネットワーク ポートが「リンク停止」状態(LANから切断された状態)の場合、システムは設定を静的と報告してIPアドレスとして0.0.0.0を表示するか(以前のリリース)、DHCPが有効と報告してIPアドレスを表示しないか(新しいリリース)のどちらかです。ネットワーク ポートが「リンク稼働」状態(LANに接続された状態)になると、システムはDHCPを介してIPアドレスの取得を試みます。

コントローラーが指定されたネットワーク・ポートで DHCP アドレスを取得できない場合、デフォルトの IP アドレスに戻りますが、最大 3 分かかる場合があります。デフォルトのIPアドレスは次のとおりです。


Controller 1 (port 1): IP Address: 169.254.128.101


Controller 1 (port 2): IP Address: 169.254.129.101


Controller 2 (port 1): IP Address: 169.254.128.102


Controller 2 (port 2): IP Address: 169.254.129.102

IPアドレスを割り当てるときは、次の点に注意してください。

  • テクニカル・サポートが使用するために、コントローラーのポート 2 を予約します。デフォルトのネットワーク設定(DHCPが有効な状態)を変更しないでください。

  • 静的 IP アドレスを設定するには、ThinkSystem System Manager を使用します。静的IPアドレスの設定後は、リンク停止 / 稼働イベントが発生しても設定が維持されます。

  • DHCPを使用してコントローラのIPアドレスを割り当てるには、DHCP要求を処理できるネットワークにコントローラを接続します。永続的なDHCPリースを使用してください。

    デフォルト アドレスは、リンク停止イベントが発生すると失われます。コントローラのネットワーク ポートがDHCPを使用するように設定されている場合、ケーブルの差し込み、リブート、電源の再投入など、リンク稼働イベントのたびにDHCPアドレスの取得が試行されます。DHCPの試行に失敗したときは、そのポートのデフォルトの静的IPアドレスが使用されます。