簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)アラートを設定するには、ストレージ アレイのイベント モニタからSNMPトラップを送信できるサーバを1つ以上指定する必要があります。この設定には、サーバのコミュニティ名とIPアドレスが必要です。
始める前に
ネットワーク サーバでSNMPサービス アプリケーションが設定されている必要があります。イベント モニタからトラップ メッセージを送信するためには、このサーバのネットワーク アドレス(IPv4アドレスまたはIPv6アドレス)が必要になります。サーバは最大で10台まで使用することができます。
印刷可能なASCII文字だけを使用したコミュニティ名が作成されている必要があります。コミュニティ名は、ネットワーク サーバのパスワードのような役割を果たす文字列で、通常はネットワーク管理者が作成します。コミュニティ名は最大で256個まで作成できます。
SNMPサービス アプリケーションがあるサーバに管理情報データベース(MIB)ファイルをコピーしてコンパイルしておきます。このMIBファイルは監視および管理するデータを定義します。
このタスクについて
このタスクでは、トラップの送信先となるSNMPサーバを指定し、設定をテストする方法について説明します。
- の順に選択します。
- [SNMP]タブを選択します。
コミュニティがまだ設定されていない場合は、[SNMP]タブに「コミュニティの設定」と表示されます。
- [コミュニティの設定]を選択します。
[コミュニティの設定]ダイアログ ボックスが開きます。
- [コミュニティ名]フィールドにネットワーク サーバのコミュニティ ストリングを1つ以上入力し、[保存]をクリックします。
[アラート]ページに「トラップ送信先の追加」と表示されます。
- [トラップ送信先の追加]を選択します。
[トラップ送信先の追加]ダイアログ ボックスが開きます。
- トラップ送信先を1つ以上入力し、関連付けられているコミュニティ名を選択して、[追加]をクリックします。
- トラップ送信先 – SNMPサービスを実行しているサーバのIPv4アドレスまたはIPv6アドレスを入力します。
- コミュニティー名 – ドロップダウン・メニューから、このトラップ送信先のコミュニティー名を選択します(1 つのコミュニティー名しか定義していない場合、名前が既にこのフィールドに表示されています)。
- 認証失敗トラップを送信 – このオプション(チェックボックス)を選択すると、コミュニティ名が認識されないためにSNMP要求が拒否された場合にトラップの送信先にアラートが送信されます。
[追加]をクリックすると、[アラート]ページの[SNMP]タブにトラップの送信先と関連付けられているコミュニティ名が表示されます。
- トラップが有効であることを確認するには、表からトラップの送信先を選択して[トラップ送信先のテスト]をクリックし、設定されたアドレスにテスト トラップを送信します。
次の処理
アラート対象のイベントが発生するたびに、イベント モニタからサーバにSNMPトラップが送信されます。