自動サポート機能の概要
自動サポートは、システムの正常性を監視し、イベント・ログ、パフォーマンス・データ、構成、およびシステム状態の情報を Lenovo に自動的に送信します。これにより、ストレージ・システムで問題が発生した場合に、より迅速な解決とより高い稼働率が可能になります。自動サポートにより、システムの正常性とパフォーマンスを維持するための予測分析が容易になります。
自動サポートを有効にすると、サポート・チームへのシステムの正常性情報の自動送信に同意したことになります。
自動サポートを無効にすると、ストレージ・アレイは貴重なシステム正常性データを収集して送信することができなくなります。Lenovo からのサポートが必要な場合、自動サポート・データが不足していると、すばやく診断して、アレイの問題を解決する Lenovo の機能に重大な影響が生じます。
IP アドレス
MAC アドレス
ボリューム名
LUN数
ストレージ・アレイの状態のスナップショット
システム・イベント・ログとパフォーマンス・データ
構成とシステム状態に関する情報
このデータを収集するタイミングと頻度
イベント・ディスパッチ - イベント発生時のストレージ・アレイの状態の包括的なスナップショットが含まれます。これは、迅速な問題解決およびチケット自動生成にとって重要です。
スケジュール・ディスパッチ (日単位またはまたは週単位) - 事前定義された頻度での現行のシステム・イベント・ログとパフォーマンス・データ、構成およびシステム状態の情報が含まれます。
オンデマンドおよびリモート診断のディスパッチ - 問題をトラブルシューティングする目的で必要が生じた場合に、Lenovo テクニカル・サポートが新しいディスパッチを要求することを許可します。すべてのディスパッチは、自動サポート・サーバーではなくストレージ・アレイ・コントローラーが開始します。ストレージ・アレイ・コントローラーは自動サポート・サーバーに定期的にチェックインして、保留中の新しい要求の有無を確認し、要求に対して自動的に応答します。
Lenovo ThinkSystem DE 製品の登録
新規ユーザーの場合は、以下で Lenovo アカウントを登録してアクティブにします。https://account.lenovo.com
Lenovo ID およびパスワードを使用してサインインします。
www.lenovo.com/registration に移動して、製品を登録します。
デバイスを登録するには、デバイスの登録を選択します。
デバイスのシリアル番号を入力します。
要求された詳細情報を入力し、登録を完了をクリックします。
受信箱に登録確認のメールを受信します。
主なメリット
自動サポート機能の主なメリットは次のとおりです。
ケースの解決時間の短縮
高度な監視でインシデント管理を迅速化
スケジュールに従った自動レポート、およびクリティカル・イベントに関する自動レポート
選択したコンポーネント(ドライブなど)のハードウェアの交換要求を自動化
問題発生時に、お客様の妨げにならない形で通知し、修正措置を講じるための情報をテクニカル サポートに転送
構成に関する既知の問題がないかどうか、自動サポート分析ツールがディスパッチを監視
個々の自動サポート機能
自動サポートには 3 つの機能があり、それぞれを個別に有効にすることができます。
- 基本自動サポート – ストレージ・アレイがデータを自動的に収集し、テクニカル・サポートに自動的に送信することを許可します。
- 自動サポート・オンデマンド – 問題をトラブルシューティングする目的で、必要が生じた場合は、テクニカル・サポートが、自動サポートによる以前のディスパッチの再送信を要求することを許可します。すべての転送は、自動サポート・サーバーではなくストレージ・アレイが開始します。ストレージ・アレイは自動サポート・サーバーに自動的にチェックインして、保留中の再送信要求の有無を確認し、要求に対して自動的に応答します。
- リモート診断 – 問題をトラブルシューティングする目的で、必要が生じた場合は、テクニカル・サポートが、自動サポートによる最新の更新ディスパッチを要求することを許可します。すべての転送は、自動サポート・サーバーではなくストレージ・アレイが開始します。ストレージ・アレイは自動サポート・サーバーに自動的にチェックインして、保留中の新しい要求の有無を確認し、要求に対して自動的に応答します。
自動サポートとサポート・データの収集の違い
自動サポート機能 – データが自動的に収集されます。
サポート・データの収集オプション – データは手動で収集して送信する必要があります。
データが自動的に収集、送信される自動サポート機能の方が使いやすいです。自動サポート・データをプロアクティブに使用すると、発生前に問題を防ぐことができます。テクニカル・サポートはデータへのアクセス権をすでに持っているため、自動サポート機能を使用した方がトラブルシューティングを迅速に行うことができます。これらの理由から、自動サポート機能がデータ収集方法として推奨されます。