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Snapshot整合性グループ メンバー ボリュームに対するSnapshotイメージのロールバックの開始

ロールバック処理を実行して、Snapshotイメージに保存されている内容と一致するようにSnapshot整合性グループ メンバー ボリュームの内容を変更することができます。ロールバック処理では、Snapshot整合性グループに関連付けられているSnapshotイメージの内容は変更されません。

始める前に

  • ロールバック処理を開始するには、十分なリザーブ容量を確保しておく必要があります。

  • 選択したSnapshotイメージとボリュームがどちらも最適な状態である必要があります。

  • 選択したボリュームですでに実行中のロールバック処理がないことを確認します。

このタスクについて

ロールバックの開始手順によって、Snapshot整合性グループのSnapshotイメージに対してロールバックが開始されます。このとき、ストレージ容量を追加することもできます。Snapshot整合性グループに対して複数のロールバック処理を同時に開始することはできません。

ホストはロールバック後の新しいボリュームにすぐにアクセスできますが、ロールバックを実行中のメンバー ボリュームに読み取り / 書き込みアクセスすることはできません。リカバリ用にロールバック前のベース ボリュームを保持するためには、ロールバックを開始する直前にメンバー ボリュームのSnapshotを作成します。
Snapshot整合性グループのSnapshotイメージのロールバックを開始するプロセスは、次に示す複数の手順で構成されます。

手順1:メンバーの選択

ロールバックするメンバー ボリュームを選択する必要があります。

  1. 「ストレージ」 > 「スナップショット」の順に選択します。
  2. [Snapshot イメージ]タブを選択します。
  3. スナップショット整合性グループのスナップショット・イメージを選択し、「ロールバック」 > 「開始」を選択します。

    [ロールバックの開始]ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. 1個または複数のメンバー ボリュームを選択します。
  5. [次へ]をクリックし、次のいずれかの手順に従います。
    • 選択したメンバー ボリュームのいずれかがSnapshotイメージを格納している複数のリザーブ容量オブジェクトに関連付けられている場合は、[容量の確認]ダイアログ ボックスが表示されます。「手順2:容量の確認」に進みます。
    • 選択したメンバー ボリュームがSnapshotイメージを格納している複数のリザーブ容量オブジェクトに関連付けられていない場合は、[優先度の編集]ダイアログ ボックスが表示されます。「手順3:優先度の編集」に進みます。

手順2:容量の確認

複数のリザーブ容量オブジェクト(Snapshotグループ、リザーブ容量ボリュームなど)に関連付けられているメンバー ボリュームを選択した場合は、ロールバックされたボリュームのリザーブ容量を確認して拡張できます。

  1. リザーブ容量が非常に少ない(またはゼロの)メンバー ボリュームの横にある[編集]列の[容量を拡張]リンクをクリックします。

    [リザーブ容量の拡張]ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. スピン ボックスを使用して容量の割合を調整し、[拡張]をクリックします。

    選択したストレージ オブジェクトを格納するプールまたはボリューム グループに空き容量がない場合や、ストレージ アレイに未割り当て容量がない場合は、容量を追加できます。新しいプールまたはボリューム グループを作成し、そのプールまたはボリューム グループ上の新しい空き容量を使用してこの処理をやり直すことができます。

  3. 次へ」をクリックし、「手順3:優先度の編集」に進みます。

    [優先度の編集]ダイアログ ボックスが表示されます。

手順3:優先度の編集

必要に応じて、ロールバック処理の優先度を編集することができます。

このタスクについて

ロールバックの優先度により、システム パフォーマンスを考慮せずロールバック処理専用となるシステム リソースの数が決まります。

  1. スライダを使用して、ロールバックの優先度を必要に応じて調整します。
  2. この処理を実行することを確認し、[終了]をクリックします。

次の処理

[再作成]をクリックします。

  • 選択したSnapshotイメージに保存された内容を使用してSnapshot整合性グループ メンバー ボリュームをリストアします。

  • ホストからロールバックされたボリュームにすぐにアクセスできるようにします。ロールバック処理が完了するまで待つ必要はありません。

[ホーム] > [実行中の処理を表示]を選択してロールバック処理の進捗状況を表示します。

ロールバック処理が失敗すると、処理は一時停止します。一時停止した処理を再開できます。処理が再び失敗する場合は、Recovery Guruの手順に従って問題を修正するか、テクニカル サポートにお問い合わせください。