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SNMP アラートの構成

簡易ネットワーク管理プロトコル (SNMP) アラートを設定するには、ストレージ・アレイのイベント・モニターから SNMP トラップを送信できるサーバーを 1 つ以上指定する必要があります。構成には、コミュニティー名またはユーザー名、およびサーバーの IP アドレスが必要です。

始める前に

  • ネットワーク・サーバーで SNMP サービス・アプリケーションが設定されている必要があります。イベント・モニターからトラップ・メッセージを送信するためには、このサーバーのネットワーク・アドレス (IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレス) が必要になります。サーバーは最大で 10 台まで使用することができます。

  • SNMP サービス・アプリケーションがあるサーバーに管理情報データベース (MIB) ファイルをコピーしてコンパイルしておきます。このMIBファイルは監視および管理するデータを定義します。

このタスクについて

このタスクでは、トラップの送信先となる SNMP サーバーを指定し、設定をテストする方法について説明します。

  1. 設定 > アラートの順に選択します。
  2. SNMP タブを選択します。
    初めてのセットアップ時に、SNMP タブに「コミュニティー/ユーザーの構成」と表示されます。
  3. コミュニティー/ユーザーの構成を選択します。
    「SNMP バージョンの選択」ダイアログ・ボックスが開きます。
  4. アラートの SNMP バージョン (SNMPv2c または SNMPv3) を選択します。
    選択内容に応じて、コミュニティーーの構成ダイアログまたは SNMPv3 ユーザーの構成ダイアログが開きます。
  5. SNMPv2c (コミュニティー) または SNMPv3 (ユーザー) の適切な手順に従います。
    • SNMPv2c (コミュニティー) – コミュニティーの構成ダイアログで、ネットワーク・サーバーのコミュニティー・ストリングを 1 つ以上入力します。コミュニティー名は、既知の管理ステーションのセットを識別する文字列で、通常はネットワーク管理者が作成します。コミュニティー名は印刷可能なASCII文字だけで構成されます。最大 256 のコミュニティーを追加できます。完了したら、保存をクリックします。
    • SNMPv3 (ユーザー) – SNMPv3 ユーザーの構成ダイアログで追加をクリックし、次の情報を入力します。
      • ユーザー名 – ユーザーを識別するための名前を 31 文字以内で入力します。

      • エンジン ID – エンジン ID を選択します。エンジン ID は、メッセージの認証キーと暗号化キーの生成に使用され、管理ドメイン上で一意である必要があります。ほとんどの場合、ローカルを選択します。標準以外の構成がある場合はカスタムを選択します。別のフィールドが表示されます。このフィールドには、権限のあるエンジン ID を 10 から 32 文字の偶数文字の 16 進文字列として入力する必要があります。

      • 認証資格情報 – ユーザーの身元を確認する認証プロトコルを選択します。次に、認証パスワードを入力します。認証プロトコルが設定または変更されたときに、このパスワードが必要です。パスワードは 8 文字以上 128 文字以下にする必要があります。

      • プライバシー資格情報 – メッセージの内容を暗号化するのに使用されるプライバシー・プロトコルを選択します。次に、プライバシー・パスワードを入力します。プライバシー・プロトコルが設定または変更されたときに、このパスワードが必要です。パスワードは 8 文字以上 128 文字以下にする必要があります。

      完了したら、追加をクリックし、閉じるをクリックします。

  6. SNMP タブが選択されているアラート・ページで、トラップの送信先の追加をクリックします。
    "トラップ送信先の追加" ダイアログ・ボックスが開きます。
  7. トラップの送信先を 1 つ以上入力し、関連付けられているコミュニティー名またはユーザー名を選択した後、追加をクリックします。
    • トラップ送信先 – SNMP サービスを実行しているサーバーの IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスを入力します。
    • コミュニティー名またはユーザー名 – ドロップダウンから、このトラップの送信先のコミュニティー名 (SNMPv2c) またはユーザー名 (SNMPv3) を選択します。(1 つだけ定義した場合は、名前が既にこのフィールドに表示されています)。
    • 認証エラー・トラップの送信 – コミュニティー名またはユーザー名が認識されないために SNMP 要求が拒否された場合にトラップの送信先にアラートを送信するには、このオプション (チェックボックス) を選択します。
    追加をクリックすると、トラップの送信先と関連付けられた名前が「アラート」ページの 「SNMP」タブに表示されます。
  8. トラップが有効であることを確認するには、表からトラップの送信先を選択してトラップ送信先のテストをクリックし、設定されたアドレスにテスト・トラップを送信します。

結果

アラート対象のイベントが発生するたびに、イベント・モニターからサーバーに SNMP トラップが送信されます。