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マイクロプロセッサーおよびヒートシンクの取り外し

マイクロプロセッサーおよびヒートシンクを取り外すには、この情報を使用します。

安全についておよび 取り付け作業上の注意事項に記載されている安全上の注意をお読みください。

サーバー内のサーバー・コンポーネントを交換しようとする場合は、サーバーおよび周辺装置の電源をオフにし、電源コードとすべての外部ケーブルを切り離す必要があります。

以下の注記には、このサーバーがサポートするマイクロプロセッサーのタイプと、マイクロプロセッサーとヒートシンクの取り付け時に考慮すべきその他の情報が記載されています。

  • マイクロプロセッサーの取り付けは、必ずトレーニングを受けた技術員が行う必要があります。
    重要
    マイクロプロセッサーを取り付ける場合は、必ずマイクロプロセッサー取り付けツールを使用してください。マイクロプロセッサー取り付けツールを使用しないと、システム・ボード上のマイクロプロセッサー・ソケットが損傷する可能性があります。マイクロプロセッサー・ソケットが損傷すると、システム・ボードの交換が必要になる場合があります。
  • マイクロプロセッサーおよびヒートシンクの熱伝導グリースが、何かと接触することのないようにしてください。何らかの面に接触すると、熱伝導グリースおよびマイクロプロセッサー・ソケットが劣化するおそれがあります。
  • 取り付けあるいは取り外し中にマイクロプロセッサーを落とすと接点を傷つけます。
  • マイクロプロセッサーの接点には触れないようにしてください。マイクロプロセッサーは、必ずエッジ部分を持つようにしてください。マイクロプロセッサー接点の皮膚からの油脂などによる汚れは、接点とソケット間の接触不良の原因になることがあります。
  • 2 つ目のマイクロプロセッサーを取り付けるために、最初のマイクロプロセッサーをシステム・ボードから取り外さないでください。
  • オプションの追加マイクロプロセッサーを注文するには、Lenovo 営業担当員または Lenovo 販売店にお問い合わせください。
必ず、ご使用のマイクロプロセッサー取り付けツール・アセンブリーに付属している取り付けツールを使用してください。どちらのツールも機能と設計は似ていますが、ツール A の場合は、1 つのサイズのマイクロプロセッサーを取り付けるための 1 つの設定があり、E5-26xx および E5-46xx のマイクロプロセッサー・ファミリーをサポートします。取り付けツール B には、2 つの異なるサイズのマイクロプロセッサーを取り付けるための 2 つの設定があります。ツール B にマークされた設定は、小さい方のロー・コア・マイクロプロセッサーで使用する L と、大きい方のハイ・コア・マイクロプロセッサーで使用する H です。取り付けツール B は、E5-26xx、E5-46xx、E5-26xx v2、E5-46xx v2 の各マイクロプロセッサー・ファミリーをサポートします。
マイクロプロセッサー取り付けツール A および B を、次の図に示します。
図 1. マイクロプロセッサー取り付けツール
マイクロプロセッサー取り付けツール

マイクロプロセッサーおよびヒートシンクを取り外すには、以下のステップを実行してください。

  1. サーバーの側面を下にして、カバーを上にしてサーバーを静かに置きます。
    重要
    サーバーを強く倒さないようにしてください。
  2. 左サイド・カバーのロックを解除し、取り外します (左サイド・カバーの取り外しを参照)。
  3. エアー・バッフルを取り外します (エアー・バッフルの取り外しを参照)。
  4. 次のように、ヒートシンクを取り外します。
    重要
    ヒートシンクの下部にある熱伝導材に触れないでください。熱伝導材に触れると、熱伝導材が汚染されます。マイクロプロセッサーあるいはヒートシンクの熱伝導材が汚れた場合は、アルコール・ワイプを使用して、マイクロプロセッサーまたはヒートシンク上の汚れた熱伝導材を拭き取り、きれいな熱伝導グリースを再度ヒートシンクに塗布してください。
    1. ヒートシンクのリリース・レバーを完全に開いた位置に回転させます。
      図 2. ヒートシンクのリリース・レバーを開いた位置に回転させる
      ヒートシンクのリリース・レバーを開いた位置に回転させる
    2. ヒートシンクをサーバーから取り出します。取り外したヒートシンクを (熱伝導グリース側を上にして) 清潔で平らな面に置きます。
      図 3. ヒートシンクをサーバーから取り出す
      ヒートシンクをサーバーから取り出す
  5. マイクロプロセッサー・ソケットのリリース・レバーおよび保持器具を開きます。
    図 4. CPU ソケットを開く
    CPU ソケットを開く
    1. どのリリース・レバーが最初に開くリリース・レバーとしてラベル付けされているかを識別してから、そのリリース・レバーを開きます。
    2. マイクロプロセッサー・ソケットの 2 番目のリリース・レバーを開きます。
    3. マイクロプロセッサー保持器具を開きます。
      重要
      マイクロプロセッサー接点には触れないでください。マイクロプロセッサー接点の皮膚からの油脂などによる汚れは、接点とソケット間の接触不良の原因になることがあります。
  6. 次のように、マイクロプロセッサー取り付けツールにマイクロプロセッサーを取り付けます。
    マイクロプロセッサーを交換する場合は、新規のマイクロプロセッサーに付属の空の取り付けツールを使用してマイクロプロセッサーを取り外します。
    1. 空の取り付けツールを選択し、ハンドルが開いた位置になっていることを確認します。取り付けツールのハンドルがオープン位置になっていない場合は、ご使用の取り付けツールに対して以下の手順を実行してください。
      • 取り付けツール A を使用している場合には、マイクロプロセッサー取り付けツールのハンドルを左回りに開放位置まで回転させます。
        図 5. 取り付けツール A ハンドルの調整
        取り付けツール A ハンドルの調整
      • 取り付けツール B を使用している場合は、1 インターロック・ラッチを持ち上げ、持ち上げた状態のまま 2 マイクロプロセッサー取り付けツールのハンドルを左回りに回転させて開放位置にしてから、インターロック・ラッチを解放します。以下の取り付けツールの図は、マイクロプロセッサーのロード前のインターロック・ラッチの位置とハンドルの左回りの回転を示しています。
        図 6. 取り付けツール B ハンドルの調整
        取り付けツール B ハンドルの調整
    2. 取り付けツールをマイクロプロセッサー・ソケットの位置合わせピンに合わせ、慎重にツールをマイクロプロセッサーの上に下ろします。取り付けツールは、正しく位置合わせされた場合にのみ、ソケット上に載ります。
      図 7. 取り付けツールの位置合わせ
      取り付けツールの位置合わせ
    3. 取り付けツールのハンドルを右回りに回転させます。
      図 8. ハンドルを右回りに回転させる
      ハンドルを右回りに回転させる
    4. マイクロプロセッサーを持ち上げてソケットから取り外します。
      図 9. マイクロプロセッサーを持ち上げてソケットから取り外す
      マイクロプロセッサーを持ち上げてソケットから取り外す
  7. マイクロプロセッサーをソケットに取り付けない場合は、以前の手順で取り外したソケット・カバーをマイクロプロセッサー・ソケットに取り付けます。
    重要
    ソケットのピンは壊れやすいです。ピンが損傷すると、システム・ボードの交換が必要になります。

サーバー・コンポーネントまたはオプション装置の返却を求められた場合は、梱包方法の説明に従い、部品がお手元に届いたときの配送用の梱包材がある場合は、それを使用して荷造りしてください。