システム・ボードを交換した場合、デスクトップ管理インターフェース (DMI) を更新する必要があります。Lenovo XClarity Essentials OneCLI を使用して、UEFI ベースのソリューションで DMI を更新します。Lenovo XClarity Essentials OneCLI は、ご使用のオペレーティング・システム用のバージョンを確実にダウンロードできるようにする、複数のオペレーティング・システムをサポートするオンライン・ツールです。
Lenovo XClarity Provisioning Manager を使用して、ソリューションの資産タグを更新できます。
ソリューションを起動し、F1 を押して Lenovo XClarity Provisioning Manager システム・セットアップ・インターフェースを表示します。
「システムの要約」ページで「VPD の更新 」をクリックします。
資産タグ情報を更新します。
Lenovo XClarity Essentials OneCLI をダウンロードするには、次のサイトにアクセスしてください。
XClarity Essentials OneCLI Web サイト
Lenovo XClarity Essentials OneCLI は、Lenovo XClarity Controller に DMI を設定します。以下のいずれかの方法を選択して Lenovo XClarity Controller にアクセスし、DMI を設定します。
ターゲット・システムからオンラインでアクセス (LAN またはキーボード・コンソール・スタイル (KCS) のアクセスなど) ターゲット・システムへのリモート・アクセス (LAN ベース) Lenovo XClarity Essentials OneCLI をインストールした後、次のコマンドを入力して DMI を設定します。 onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysInfoProdName <m/t_model> [access_method] onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysInfoSerialNum <s/n> [access_method] onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysEncloseAssetTag <asset_tag> [access_method]
ここで、それぞれ以下の意味があります。
<m/t_model> ソリューションのマシン・タイプおよび型式番号。mtm xxxxyyy と入力してください。ここで、xxxx はマシン・タイプ、yyy はソリューション・モデルの番号です。 <s/n> ソリューションのシリアル番号。sn zzzzzzz と入力します。ここで、zzzzzzz はシリアル番号です。 <asset_method> ソリューションの資産タグ番号。asset aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa と入力します。ここで、aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa は資産タグ番号です。 [access_method] 以下の方式からユーザーが選択したアクセス方式。オンライン認証 LAN アクセスの場合、次のコマンドを入力します。
[−−imm xcc_user_id:xcc_password@xcc_internal_ip]
または
[−−bmc xcc_user_id:xcc_password@xcc_internal_ip]
ここで、それぞれ以下の意味があります。
xcc_internal_ip BMC/IMM/XCC 内部 LAN/USB IP アドレス。デフォルト値は 169.254.95.118 です。 xcc_user_id BMC/IMM/XCC アカウント名 (12 アカウントのうちの 1 つ)。デフォルト値は USERID です。 xcc_password BMC/IMM/XCC アカウントのパスワード (12 アカウントのうちの 1 つ)。デフォルト値は PASSW0RD (O ではなくゼロ 0 を使用) です。 BMC、IMM、または XCC の内部 LAN/USB IP アドレス、アカウント名、およびパスワードは、すべてこのコマンドで有効です。
いずれのパラメーターも指定しない場合、OneCLI はデフォルト値を使用します。デフォルト値が使用され、オンライン認証の LAN アクセス方式を使用して OneCLI が Lenovo XClarity Controller にアクセスできない場合は、OneCLI は自動的に認定されていない KCS アクセス方式を使用します。
ユーザー ID およびパスワードのデフォルト値を使用する例:
onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysInfoProdName <m/t_model> onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysInfoSerialNum <s/n> onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysEncloseAssetTag <asset_tag>
オンライン KCS アクセス (非認証およびユーザー制限付き) の場合:このアクセス方式を使用する場合は、access_method の値を指定する必要はありません。
KCS アクセス方式では、IPMI/KCS インターフェースを使用します。これには IPMI ドライバーがインストールされている必要があります。
以下のコマンドは、ユーザー ID およびパスワードのデフォルト値を使用しない例です。
onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysInfoProdName <m/t_model> onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysInfoSerialNum <s/n> onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysEncloseAssetTag <asset_tag>
リモート LAN アクセスの場合、次のコマンドを入力します。
リモート LAN アクセス方式を使用し、クライアントから LAN を使用して Lenovo XClarity Controller にアクセスする場合、「host 」および「xcc_external_ip 」アドレスは必須パラメーターです。
[−−imm xcc_user_id:xcc_password@xcc_external_ip]
または[−−bmc xcc_user_id:xcc_password@xcc_external_ip]
ここで、それぞれ以下の意味があります。
xcc_external_ip BMC/IMM/XCC LAN IP アドレス。デフォルト値はありません。このパラメーターは必須です。 xcc_user_id BMC/IMM/XCC アカウント (12 アカウントのうちの 1 つ)。デフォルト値は USERID です。 xcc_password BMC/IMM/XCC アカウントのパスワード (12 アカウントのうちの 1 つ)。デフォルト値は PASSW0RD (O ではなくゼロ 0 を使用) です。 BMC、IMM、または XCC の内部 LAN/USB IP アドレス、アカウント名、およびパスワードは、すべてこのコマンドで有効です。
ユーザー ID およびパスワードのデフォルト値を使用する例:
onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysInfoProdName <m/t_model> --host <xcc_ip> onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysInfoSerialNum <s/n> --host <xcc_ip> onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysEncloseAssetTag <asset_tag> --host <xcc_ip>
IMM を出荷時のデフォルト値にリセットします。詳しくは BMC の出荷時のデフォルト値へのリセット を参照してください。