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power コマンド

このコマンドは、サーバーの電源の制御方法を説明します。

power コマンドは、サーバーの電源を制御するために使用します。power コマンドを発行するには、リモート・サーバーの電源/再起動アクセスの権限レベルが必要です。

構文:
power on [-options]
power off [-options]
power cycle [-options]
power uefi
power state

表 1. power コマンド
コマンド説明
power onこのコマンドは、サーバーの電源をオンにするのに使用します。
power offサーバーの電源をオフにするには、このコマンドを使用します。
power cycleサーバーの電源をいったんオフにしてから、再びオンにするには、このコマンドを使用します。
power uefiこのコマンドを使用して、UEFI の F1 セットアップに入ります。
power stateサーバーの電源の状態と、サーバーの現在の状態を表示するには、このコマンドを使用します。
表 2. power options
オプション説明
-sこのオプションは、サーバーの電源をオフにする前に、オペレーティング・システムをシャットダウンするのに使用します。
power off コマンドおよび power cycle コマンドに -every オプションを使用すると、-s オプションが暗黙指定されます。
 
-everyこのオプションは、サーバーの電源を制御するために power onpower off、および power cycle の各コマンドで使用します。ご使用のサーバーの電源オン、電源オフ、および電源サイクルを行う日付、時間、および頻度 (1 日に 1 回、または週に 1 回) をセットアップすることができます。Sun、Mon、Tue、Wed、Thu、Fri、Sat、Day、clear
-tこのオプションは、サーバーの電源オン、オペレーティング・システムのシャットダウン、およびサーバーの電源オフまたは再起動を行う時刻を、時間および分の単位で指定するのに使用します。hh:mm の形式を使用します。
-dこのオプションは、サーバーの電源をオンにする日付を指定するのに使用します。これは、power on コマンドの追加オプションです。
-d オプションと -every オプションは、同一のコマンド上で一緒に使用することはできません。
mm/dd/yyyy の形式を使用します。
-clearこのオプションは、電源をオンにするスケジュール済みの日付をクリアするのに使用します。これは、power on コマンドの追加オプションです。 

次の情報は、power コマンドの例です。

オペレーティング・システムのシャットダウンとサーバーの電源オフを、毎週日曜日の 1:30 に行うには、次のコマンドを入力します。

system> power off -every Sun -t 01:30

オペレーティング・システムのシャットダウンとサーバーの再起動を、毎日 1:30 に行うには、次のコマンドを入力します。

system> power cycle -every Day -t 01:30

サーバーの電源オンを毎週月曜日の 1:30 に行うには、次のコマンドを入力します。

system> power on -every Mon -t 1:30

サーバーの電源オンを 2013 年 12 月 31 日午後 11:30 に行うには、次のコマンドを入力します。

system> power on -d 12/31/2013 -t 23:30

週に 1 回の電源サイクルをクリアするには、次のコマンドを入力します。

system> power cycle -every clear