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DMI/SMBIOS データの更新

システム・ボードを交換した場合、デスクトップ管理インターフェース (DMI) を更新する必要があります。Advanced Settings Utility を使用して、UEFI ベースのサーバーの DMI を更新します。

システム・ボードを交換した場合、デスクトップ管理インターフェース (DMI) を更新する必要があります。Lenovo ToolsCenter Suite CLI を使用して、UEFI ベースのサーバーの DMI を更新します。Lenovo ToolsCenter Suite CLI は複数のオペレーティング・システムをサポートするオンライン・ツールです。ご使用のオペレーティング・システム用のバージョンをダウンロードしたことを確認してください。Lenovo ToolsCenter Suite CLI は、Lenovo Web サイトからダウンロードできます。Lenovo ToolsCenter Suite CLI をダウンロードして DMI を更新するには、以下を行います。
Lenovo Web サイトは定期的に変更されます。実際の手順は、本書の説明とは少々異なる場合があります。
  1. Lenovo ToolsCenter Suite CLI プログラムのダウンロード Web サイト に進みます。次に、ご使用のオペレーティング・システム用の Lenovo ToolsCenter Suite CLI バージョンを見つけてダウンロードします。
  2. Lenovo ToolsCenter Suite CLI は、Integrated Management Module 2.1 (IMM2.1) で DMI を設定します。以下のいずれかの方法を選択してIntegrated Management Module 2.1 (IMM2.1)にアクセスし、DMI を設定します。
    • ターゲット・システムからオンラインでアクセス (LAN またはキーボード・コンソール・スタイル (KCS) のアクセスなど)
    • ターゲット・システムへのリモート・アクセス (LAN ベース)
    • Lenovo ToolsCenter Suite CLI を含んでいるブート可能メディア (ブート可能メディアに応じて、LAN または KCS)
  3. Lenovo ToolsCenter Suite CLI パッケージ (これには、他の必要なファイルも含まれている) をサーバーにコピーし、解凍します。Lenovo ToolsCenter Suite CLI と必要なファイルを必ず同じディレクトリーに解凍してください。アプリケーション実行可能ファイル (OneCLI または OneCLI64) の他に、以下のファイルが必要です。
    • Windows ベースのオペレーティング・システムの場合:
      • ibm_rndis_server_os.inf
      • device.cat
    • Linux ベースのオペレーティング・システムの場合:
      • cdc_interface.sh
  4. Lenovo ToolsCenter Suite CLI をインストールした後で、以下のコマンドを入力して DMI を設定します。
    onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysInfoProdName <m/t_model> [access_method]
    onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysInfoSerialNum <s/n> [access_method]
    onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysEncloseAssetTag <asset_tag> [access_method]
    ここで、それぞれ以下の意味があります。
    <m/t_model>
    サーバーのマシン・タイプおよび型式番号。mtm xxxxyyy と入力してください。ここで、xxxx はマシン・タイプ (8693)、yyy はサーバー・モデルの番号です。
    <s/n>
    サーバーのシリアル番号。sn zzzzzzz と入力します。ここで、zzzzzzz はシリアル番号です。
    <asset_method>
    サーバーの資産タグ番号。asset aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa と入力します。ここで、aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa は資産タグ番号です。
    [access_method]
    以下の方式からユーザーが選択したアクセス方式。
    • オンライン認証 LAN アクセスの場合、次のコマンドを入力します。

      [−−imm imm_user_id:imm_password@imm_internal_ip]

      ここで、それぞれ以下の意味があります。
      imm_internal_ip
      IMM2内部 LAN/USB IP アドレス。デフォルト値は 169.254.95.118 です。
      imm_user_id
      IMM2 アカウント (12 アカウントのうちの 1 つ)。デフォルト値は USERID です。
      imm_password
      IMM2 アカウントのパスワード (12 アカウントのうちの 1 つ)。デフォルト値は PASSW0RD (O ではなくゼロ 0 を使用) です。
      いずれのパラメーターも指定しない場合、Lenovo ToolsCenter Suite CLI はデフォルト値を使用します。デフォルト値が使用され、オンライン認証の LAN アクセス方式を使用して Lenovo ToolsCenter Suite CLI が IMM2 にアクセスできないとき、Lenovo ToolsCenter Suite CLI は自動的に認定されていない KCS アクセス方式を使用します。
      ユーザー ID およびパスワードのデフォルト値を使用する例:
      onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysInfoProdName <m/t_model>
      onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysInfoSerialNum <s/n>
      onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysEncloseAssetTag <asset_tag>
    • オンライン KCS アクセス (非認証およびユーザー制限付き) の場合:

      このアクセス方式を使用する場合は、access_method の値を指定する必要はありません。

      KCS アクセス方式は IPMI/KCS インターフェースを使用します。この方式では、IPMI ドライバーがインストールされている必要があります。一部のオペレーティング・システムには、IPMI ドライバーがデフォルトでインストールされます。Lenovo ToolsCenter Suite CLI は、対応するマッピング・レイヤーを提供します。『Lenovo ToolsCenter Suite CLI ユーザーズ・ガイド』をダウンロードするには、以下を行います。

      1. Lenovo Support Portal に進みます。
      2. パネル上部にある「Downloads (ダウンロード)」タブをクリックします。
      3. 「ToolsCenter」の下で、「View ToolsCenter downloads」を選択します。
      4. 「Lenovo ToolsCenter Suite CLI」 を選択します。
      5. スクロールダウンし、リンクをクリックして、ご使用のオペレーティング・システム用の Lenovo ToolsCenter Suite CLI バージョンをダウンロードします。「Online Help (オンライン・ヘルプ)」までスクロールダウンし、その下にある『Lenovo ToolsCenter Suite CLI ユーザーズ・ガイド』をダウンロードします。

      以下のコマンドは、ユーザー ID およびパスワードのデフォルト値を使用しない例です。

      onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysInfoProdName <m/t_model>
      onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysInfoSerialNum <s/n>
      onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysEncloseAssetTag <asset_tag>
    • リモート LAN アクセスの場合、次のコマンドを入力します。

      リモート LAN アクセス方式を使用し、クライアントから LAN を使用してIMM2にアクセスする場合、「host」および「imm_external_ip」アドレスは必須パラメーターです。
      [−−imm imm_user_id:imm_password@imm_external_ip]
      ここで、それぞれ以下の意味があります。
      imm_external_ip
      外部IMM2 LAN IP アドレス。デフォルト値はありません。このパラメーターは必須です。
      imm_user_id
      IMM2 アカウント (12 アカウントのうちの 1 つ)。デフォルト値は USERID です。
      imm_password
      IMM2 アカウントのパスワード (12 アカウントのうちの 1 つ)。デフォルト値は PASSW0RD (O ではなくゼロ 0 を使用) です。
      ユーザー ID およびパスワードのデフォルト値を使用する例:
      onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysInfoProdName <m/t_model> --host <imm_ip>
      onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysInfoSerialNum <s/n> --host <imm_ip>
      onecli config set SYSTEM_PROD_DATA.SysEncloseAssetTag <asset_tag> --host <imm_ip>
    • ブート可能メディア:

      ToolsCenter Web サイト (Lenovo ToolsCenter Web サイト) から入手可能なアプリケーションを使用してブート可能メディアを作成することもできます。「ToolsCenter」ページをスクロールダウンして該当するツールを見つけてください。

  5. アプライアンス名を更新する。アプライアンス名の更新を参照してください。
  6. レガシー・ブート・モードを有効にする。レガシー・ブート・モードを参照してください。
  7. BIOS の最適化設定を構成する。BIOS 最適化設定を参照してください。
  8. ブート・オプションを変更する。ブート・オプションの変更を参照してください。
  9. サーバーを再起動します。