ラック・キャビネットのセットアップ
ラック・キャビネットをセットアップするには、このトピックの説明に従ってください。
システムを設置する上げ床またはスラブは、システムの重量に耐えられる必要があります。上げ床タイルの製造元、構造エンジニア、またはその両方に連絡して、上げ床構造全体と下張り床が、ラックとその内容物の集中荷重と分散荷重を安全に支えられることを確認してください。スラブと上げ床構造の評価では、ラックとその内容物の静的重量だけでなく、ラックに取り付けられたケーブル・トレイ、追加ケーブル、Rear Door Heat Exchanger、ラック上にある格納構造、スペース内の人員などの追加インフラストラクチャの設置重量も考慮する必要があります。上げ床タイルのタイプによっては、切断されていないタイルの構造的完全性を維持したり、ケーブルやホースの出入り口用に切断されたタイルの完全性を回復したりするために、台座やカスタム・サポート・フレームなどの追加の支持材が必要になる場合があります。上げ床タイルの製造元、構造エンジニア、またはその両方に連絡して、上げ床タイルと台座が集中荷重に耐えられることを確認してください。
ラックとその内容物の動的/回転重量に特別な注意を払い、積載されたラックを床上で転がすときに上げ床またはスラブの完全性が損なわれないようにする必要があります。場合によっては、荷物搬入口からデータ・センター、そしてデータ・センターのフロアまでのさまざまなポイントでローリング・ラックの動的荷重をより適切に分散するため、荷重分散プレートが必要になることがあります。他に考慮すべき点としては、スロープ、エレベーターの耐荷重、廊下、異なるタイプの床または下張り床の変わり目、床間の高低差、エレベーターの入口とメイン・フロアの間の隙間などがあります。