クラスターの管理
このセクションのトピックでは、Lenovo XClarity Integrator を使用したクラスターの管理方法について説明します。
手順
Lenovo XClarity Integrator クラスター管理機能を表示するには、以下の手順を実行します。
- vCenter インベントリー・ツリーからクラスターを選択します。
- 「Configure (構成)」タブをクリックします。左側のナビゲーション・ペインで、必要に応じて「Lenovo XClarity」から以下のいずれかの機能を選択します。
Rolling Update (ローリング更新)
Rolling Reboot (ローリング・リブート)
- vSphere Lifecycle Manager 機能の使用
ユーザーが単一イメージを使用してクラスターを管理する場合は、vSphere Lifecycle Manager 機能を使用することが推奨されます。 - 事前対応ハードウェア管理機能の使用
vSphere 8.0u3 で導入された事前対応ハードウェア管理 (PHM) は、vSAN で読み取り/書き込みの問題が発生する前に、障害が発生したディスク・ドライブで通知する機能です。そのため、ディスク正常性の問題が発生した場合に VMware および Lenovo からの推奨事項をユーザーが把握できます。 - ローリング・システム更新機能の操作
ローリング・システム更新 (RSU) は、ファームウェア更新の無停止アプローチを提供します。RSU は定義された VMware クラスター内で動的仮想マシン移動を利用する「ローリング」更新を調整し、更新プロセス全体 (ホストで実行されているアプリケーション・サービスの中断なしの ESXi ホストの自動再起動を含む) を完了することで、ファームウェアを完全に管理します。 - ローリング・システム・リブート機能の操作
ローリング・システム・リブート (RSR) 機能は、システムを実行し続けながら、サーバーを再起動します。その際、動的 VM 移動により実行中のアプリケーション・サービスの中断は発生しません。 - プロアクティブ HA の操作
VMware vSphere v6.5 には新しい Proactive HA 機能が追加されています。これは、元の高可用性 (HA) 機能を拡張したものです。VMware vCenter 対応 Lenovo XClarity Integrator は、Lenovo Proactive HA Provider を VMware vCenter に登録することで Proactive HA 機能をサポートします。 - ハードウェア・イベントの管理
ハードウェア・イベントおよびアラームは、vCenter に統合されます。VMware vCenter 対応 Lenovo XClarity Integrator は、アウト・オブ・バンド (OOB) BMC ノードから vCenter サーバーにイベントをロードし、管理者は、それらを vSphere Client から表示および管理できます。これにより、管理者は管理対象環境内のすべてのホスト・システム・イベントを異機種混合で一元表示できます。
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