UEFI (POST) エラー・コード
このセクションでは、UEFI (POST) エラー・コードについて詳しく説明します。
UEFI (POST) 診断エラー・コードは、サーバーの始動時またはサーバーの実行中に生成されることがあります。UEFI (POST) コードは、サーバー内の Integrated Management Module 2.1 (IMM2.1) イベント・ログに記録されます。
それぞれのイベント・コードごとに、以下のフィールドが表示されます。
- イベント ID
- イベントを一意的に識別する ID。
- イベント記述
- イベントについて表示される、ログに記録されたメッセージの文字列です。
- 説明
- イベントが発生した原因を説明する追加情報。
- 重大度
- 状態の懸念度が示されます。イベント・ログでは、重大度が先頭文字に省略されています。以下の重大度が表示されます。
表 1. イベントの重大度レベル. 重大度 説明 通知 通知メッセージは監査目的で記録されたもので、通常は、正常な動作のユーザー操作あるいは状態の変化です。 警告 警告はエラーほど深刻ではないですが、可能であればエラーになる前に状態を修正することが推奨されます。追加の監視や保守が必要な場合もあります。 エラー エラーは、一般的にサービスあるいは期待された機能を悪化させる障害またはクリティカルな状態を示します。
- ユーザー応答
- イベントを解決するためにとるべき処置を示します。
問題が解決するまで、このセクションの手順を順番に実行してください。このフィールドに説明されている処置をすべて実行した後、まだ問題を解決できない場合には、Lenovo Support にお問い合わせください
- サーバーの F1 Setup メニューのブート
- サーバーの F1 Setup メニューは、通常の方法 (<F1 Setup> が表示されているときに F1 を押す) のほかにも 2 種類の方法でブートできます。
- 方法 1
- IMM2 Web サイトにアクセスします。
- 「Server Management」タブを選択します。
- 「Server Power Action (サーバー電源アクション)」を選択します。
- 「Boot Server to F1 Setup」を選択します。
- 方法 2
Advanced Settings Utility (ASU) プログラムを使用します。コマンド・ラインは次のとおりです。 asu.exe set IMM.ForceBootToUefi enable
- 方法 1
重要
- F1 Setup メニュー・パネルで Ctrl+Alt+Delete を押すと、システムが自動的にリブートし、もう一度パスワードを入力するように求められます。
- F1 Setup の設定は、デフォルトをロードするだけのチップ・セットに関する項目がほとんどで、ユーザー入力が必要な項目はあまりありません。ただし、iSCSI の設定を調整する場合は、iSCSI の構成についてはデフォルトに戻せないことに注意してください。これは、iSCSI の構成が失われるとオペレーティング・システムをブートできなくなる可能性があるため、それを回避するための措置です。
以下に、UEFI (POST) エラー・コードおよび検出された問題を修正するための推奨アクションをリストします。
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