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インストールに関する問題の解決

この手順に従って、システムのセットアップ時に発生する可能性のある問題を解決します。

サーバーの電源がオンにならない

問題が解決するまで、以下のステップを実行します。
  1. 電源を投入していないサーバーに関連するイベントがないか、イベントログをチェックしてください。

  2. 橙色で点滅している LED がないかチェックしてください。

  3. システム・ボード上の電源 LED をチェックしてください。

  4. AC 電源 LED が点灯しているか、PSU 背面のオレンジ色の LED が点灯していることを確認します。

  5. システムの AC サイクルを実行します。

  6. 少なくとも 10 秒間、CMOS バッテリーを取り外してから、CMOS バッテリーを再取り付けします。

  7. XCC 経由で IPMI コマンドを使用するか電源ボタンを使用して、システムの電源をオンにしてみます。

  8. 最小構成を実装します (1 個のプロセッサー、1 個の DIMM および 1 個の PSU。アダプターおよびドライブは取り付けられていない)。

  9. すべてのパワー・サプライを取り付け直し、PSU 背面の AC LED が点灯していることを確認します。

  10. 各パワー・サプライを交換し、それぞれを取り付けた後に電源ボタンの機能を確認します。

  11. 上記の操作を行っても問題が解決しない場合は、サービスに電話して問題の現象を確認してもらい、システム・ボードを交換する必要があるかどうかを確認します。

サーバーをオンにすると、すぐに POST イベント・ビューアーが表示される

問題が解決するまで、以下のステップを実行します。
  1. Lightpath 診断 LED によって示されているエラーがあればすべて訂正します。

  2. サーバーがすべてのプロセッサーをサポートし、プロセッサーの速度とキャッシュ・サイズが相互に一致していることを確認します。

    システム・セットアップからプロセッサーの詳細を表示できます。

    プロセッサーがサーバーでサポートされているかどうかを判別するには、Lenovo ServerProven Web サイト を参照してください。

  3. (トレーニングを受けた技術員のみ) プロセッサー 1 が正しく取り付けられていることを確認します。

  4. (トレーニングを受けた技術員のみ) プロセッサー 2 を取り外して、サーバーを再起動します。

  5. 次のコンポーネントを、リストに示されている順序で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを再起動します。

    1. (トレーニングを受けた技術員のみ) プロセッサー

    2. (トレーニングを受けた技術員のみ) システム・ボード

組み込みハイパーバイザーがブート・リストにない

問題が解決するまで、以下のステップを実行します。
  1. サーバーの取り付け、移動、あるいは保守を最近行った場合、あるいは組み込みハイパーバイザーを初めて使用する場合は、デバイスが適切に接続されていること、およびコネクターに物理的損傷がないことを確認します。

  2. オプションの組み込みハイパーバイザー・フラッシュ・デバイスに付属の資料を参照して、セットアップおよび構成情報を確認します。

  3. Lenovo ServerProven Web サイト で、組み込みハイパーバイザー・デバイスがサーバーでサポートされていることを確認します。

  4. 組み込みハイパーバイザー・デバイスが使用可能なブート・オプションのリストに含まれていることを確認します。管理コントローラーのユーザー・インターフェースから、「サーバー構成」 > 「ブート・オプション」の順にクリックします。

    管理コントローラー・ユーザー・インターフェースへのアクセスについては、次の URL にあるご使用のサーバーと互換性のある XCC に関する資料の「XClarity Controller Web インターフェースの開始と使用」セクションを参照してください。

    Lenovo XClarity Controller ポータル・ページ

  5. Lenovo データセンターサポート で、組み込みハイパーバイザーおよびサーバーに関連する技術ヒント (service bulletins) がないかを確認します。

  6. サーバー上で他のソフトウェアが作動していることを確認し、サーバーが正常に機能していることを確認します。

サーバーがハードディスク・ドライブを認識しない

問題が解決するまで、以下のステップを実行します。
  1. 関連する黄色のハードディスク・ドライブ状況 LED を確認します。LED が点灯している場合、ドライブに障害があることを示します。

  2. LED が点灯している場合、ベイからドライブを外し、45 秒間待ちます。その後ドライブ・アセンブリーがハードディスク・ドライブ・バックプレーンに接続していることを確認して、ドライブを再度取り付けます。

  3. 関連する緑色のハードディスク・ドライブ活動 LED および黄色の状況 LED を確認します。

    • 緑色の活動 LED が点滅していて、黄色の状況 LED が点灯していない場合、コントローラーがドライブを認識し、正常に作動していることを示します。ハードディスク・ドライブに対して診断テストを実行します。サーバーを起動して画面の指示に従ってキーを押すと、デフォルトでは、LXPM が表示されます。(詳しくは、Lenovo XClarity Provisioning Manager ポータル・ページにあるご使用のサーバーと互換性のある LXPM 資料の「起動」セクションを参照してください。このインターフェースからハードディスク・ドライブ診断を実行できます。)「診断」ページから、診断の実行 > HDD test/ディスク・ドライブ・テストの順にクリックします。*

    • 緑色の活動 LED が点滅していて、黄色の状況 LED がゆっくり点滅している場合、コントローラーがドライブを認識し、再作成していることを示します。

    • いずれの LED も点灯または点滅していない場合は、ハードディスク・ドライブ・バックプレーンを確認します。

    • 緑色の活動 LED が点滅していて、黄色の状況 LED が点灯している場合、ドライブを交換します。LED の活動状況が変わらない場合、ステップ「ハードディスク・ドライブの問題」に進んでください。LED の活動に変化がある場合は、ステップ 1 に戻ります。

  4. ハードディスク・ドライブ・バックプレーンが正しく取り付けられていることを確認します。正しく取り付けられている場合、バックプレーンを曲げたり、動かすことなく、ドライブ・アセンブリーをバックプレーンに正常に接続することができます。

  5. バックプレーン電源ケーブルを取り付け直し、ステップ 1 から 3 までを繰り返します。

  6. バックプレーン信号ケーブルを取り付け直し、ステップ 1 から 3 までを繰り返します。

  7. バックプレーン信号ケーブルまたはバックプレーンに問題がある可能性があります。

    • 影響を受けたバックプレーン信号ケーブルを交換します。

    • 影響を受けたバックプレーンを交換します。

  8. ハードディスク・ドライブに対して診断テストを実行します。サーバーを起動して画面の指示に従ってキーを押すと、デフォルトでは、LXPM が表示されます。(詳しくは、Lenovo XClarity Provisioning Manager ポータル・ページにあるご使用のサーバーと互換性のある LXPM 資料の「起動」セクションを参照してください。このインターフェースからハードディスク・ドライブ診断を実行できます。)このインターフェースからハードディスク・ドライブ診断を実行できます。「診断」ページから、診断の実行 > HDD test/ディスク・ドライブ・テストの順にクリックします。*

    これらのテストに基づいて以下を実行します。
    • アダプターがテストに合格したがドライブが認識されない場合は、バックプレーン信号ケーブルを交換してテストを再度実行します。

    • バックプレーンを交換します。

    • アダプターがテストに失敗する場合は、バックプレーン信号ケーブルをアダプターから切り離してから再度テストを実行します。

    • アダプターがこのテストに失敗する場合は、アダプターを交換します。

表示されるシステム・メモリーが取り付けられている物理メモリーよりも小さい

以下の手順に従って、問題を修正します。

メモリー・モジュールの取り付けあるいは取り外しを行う場合は、必ずサーバーを電源から切り離す必要があります。サーバーを再起動する場合は、10 秒間待ってから行ってください。
  1. 次の点を確認します。
    • オペレーター情報パネル上のエラー LED がどれも点灯していない。

    • システム・ボードのメモリー・モジュール・エラー LED が何も点灯していない。

    • メモリー・ミラーリング・チャネルが不一致の原因ではない。

    • メモリー・モジュールが正しく取り付けられている。

    • 正しいタイプのメモリー・モジュールを取り付けている (要件についてはメモリー・モジュールの取り付けの規則および順序を参照)。

    • メモリー・モジュールを変更または交換すると、Setup Utility でメモリー構成がそれに応じて更新される。

    • すべてのメモリー・バンクが有効になっている。サーバーが問題を検出したときにメモリー・バンクを自動的に無効にしたか、メモリー・バンクが手動で無効にされた可能性があります。

    • サーバーを最小メモリー構成にしたときに、メモリー・ミスマッチがない。

  2. メモリー・モジュールを取り付け直し、サーバーを再起動します。

  3. 以下のようにして、POST エラー・ログをチェックします。

    • メモリー・モジュールがシステム管理割り込み (SMI) によって無効にされていた場合は、そのメモリー・モジュールを交換します。

    • メモリー・モジュールがユーザーまたは POST によって無効にされた場合は、メモリー・モジュールを取り付け直します。その後、Setup Utility を実行して、メモリー・モジュールを有効にします。

  4. Setup Utility を使用してすべてのメモリー・モジュールを再度使用可能にし、サーバーを再始動します。

  5. (トレーニングを受けた技術員のみ) 障害のあるメモリー・モジュールを、プロセッサー 2 のメモリー・モジュール・コネクター (取り付けられている場合) に取り付け、問題がプロセッサーに関するものでないこと、あるいはメモリー・モジュール・コネクターに関するものでないことを確認します。

  6. (トレーニングを受けた技術員のみ) システム・ボードを交換します。

新たに取り付けられた Lenovo オプション・デバイスが作動しない

  1. 次の点を確認します。
    • デバイスがサーバーでサポートされている (Lenovo ServerProven Web サイト を参照)。

    • デバイスに付属の取り付け手順に従い正しい取り付けがされている。

    • 取り付けた他のデバイスやケーブルを外していない。

    • システム・セットアップで構成情報を更新した。サーバーを起動して画面の指示に従ってキーを押すと、デフォルトでは、Setup Utility が表示されます。(詳しくは、Lenovo XClarity Provisioning Manager ポータル・ページにあるご使用のサーバーと互換性のある LXPM 資料の「起動」セクションを参照してください。このインターフェースからハードディスク・ドライブ診断を実行できます。)メモリーまたは他のデバイスを変更する場合は、必ず構成を更新する必要があります。

  2. 直前に取り付けたデバイスを取り付け直します。

  3. 直前に取り付けたデバイスを交換します。

  4. ケーブルの接続を抜き差しして、ケーブルに物理的損傷がないことを確認します。

  5. ケーブルに損傷がある場合は、ケーブルを交換します。

電圧プレーナー障害がイベント・ログに表示される

問題が解決するまで、以下のステップを実行します。
  1. システムを最小構成に戻します。最低限必要なプロセッサーと DIMM の数については、仕様を参照してください。

  2. システムを再起動します。

    • システムが再起動する場合は、取り外した部品を一度に 1 つずつ追加して、そのたびにシステムを再起動し、これをエラーが発生するまで繰り返します。エラーが発生した部品を交換します。

    • システムが再起動しない場合は、システム・ボードが原因の可能性があります。