DIMM の取り付けの規則

DIMM は、サーバーに実装されたメモリー構成に基づいて、特定の順序で取り付ける必要があります。

サーバーには 12 個の DIMM スロットがあります。プロセッサー 1 つが取り付けられている場合は最大 6 個、プロセッサー 2 つが取り付けられている場合は最大 12 個の DIMM をサポートします。機能は以下のとおりです。

Intel Xeon SP Gen 1 プロセッサーの場合

最小: 8 GB (1 つのプロセッサーと 1 個の 8GB registered DIMM (RDIMM) が取り付けられている)
最大:
- 384 GB RDIMM を使用 (2 つのプロセッサー、12 個の 32 GB registered DIMM (RDIMM) が取り付けられている)
- 768 GB (LRDIMM 使用時 (2 つのプロセッサー、12 個の 64 GB load-reduced DIMM (LRDIMM) が取り付けられている))
タイプ:
- TruDDR4 2666、single-rank/dual-rank、8 GB/16 GB/32 GB registered DIMM (RDIMM)
- TruDDR4 2666、quad-rank、64 GB load-reduced DIMM (LRDIMM)

Intel Xeon SP Gen 2 プロセッサーの場合

最小: 8 GB (1 つのプロセッサーと 1 個の 8GB registered DIMM (RDIMM) が取り付けられている)
最小: 768 GB (2 つのプロセッサー、12 個の 64 GB registered DIMM (RDIMM) が取り付けられている)
タイプ:
- TruDDR4 2666、single-rank/dual-rank、16 GB/32 GB registered DIMM (RDIMM)
- TruDDR4 2933、single-rank/dual-rank、8 GB/16 GB/32 GB/64 GB registered DIMM (RDIMM)

サポートされる DIMM オプションのリストについては、以下を参照してください。Lenovo ServerProven Web サイト

DIMM を取り付ける前に、取り付けるすべての DIMM が同じタイプであることを確認します。ご使用のサーバーは、次のタイプの DIMM をサポートします。

システム・ボード上の DIMM スロットの位置を確認する際は、次の図を参考にしてください。

図 1. システム・ボード上の DIMM スロット

以下のメモリー・モードが使用可能です。

独立モード

独立モードは、ハイパフォーマンス・メモリー機能を提供します。すべてのチャネルに装着でき、一致させなければならない要件はありません。個々のチャネルを異なる DIMM タイミングで実行することができますが、すべてのチャネルを同じインターフェース周波数で実行する必要があります。

注

次の表は、1 つのプロセッサー (CPU1) のみ取り付けられている場合の、独立モードの DIMM 装着順序を示しています。

注

CPU1 に 3 個の同一の DIMM を取り付け、3 個の DIMM の Lenovo 部品番号が同じ場合は、3 個の DIMM をスロット 1、2 および 3 に取り付けます。

次の表は、2 つのプロセッサー (CPU1 および CPU2) が取り付けられている場合の、独立モードの DIMM 装着順序を示しています。

注

CPU1 に 3 個の同一の DIMM を取り付け、3 個の DIMM の Lenovo 部品番号が同じ場合は、3 個の DIMM をスロット 1、2 および 3 に取り付けます。
CPU2 に 3 個の同一の DIMM を取り付け、3 個の DIMM の Lenovo 部品番号が同じ場合は、3 個の DIMM をスロット 10、11 および 12 に取り付けます。

表 2. プロセッサー 2 つの独立モード
合計	プロセッサー 1						プロセッサー 2						合計
DIMM	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	DIMM
2			3							10			2
3			3	4						10			3
4			3	4					9	10			4
5		2	3	4					9	10			5
6		2	3	4					9	10	11		6
7		2	3	4	5				9	10	11		7
8		2	3	4	5			8	9	10	11		8
9	1	2	3	4	5			8	9	10	11		9
10	1	2	3	4	5			8	9	10	11	12	10
11	1	2	3	4	5	6		8	9	10	11	12	11
12	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	12

ミラーリング・モードでは、ペアの各 DIMM は、サイズおよびアーキテクチャーが同一でなければなりません。チャネルはペアでグループ化され、ペアのチャネルはそれぞれ同じデータを受信します。1 つのチャネルが他方のバックアップとして使用され、冗長性を提供します。

注

取り付けるすべてのメモリー・モジュールは、同じタイプで、容量、周波数、電圧、ランク数が同じでなければなりません。

次の表は、1 つのプロセッサー (CPU1) のみ取り付けられている場合の、ミラーリング・モードの DIMM 装着順序を示しています。

次の表は、2 つのプロセッサー (CPU1 および CPU2) が取り付けられている場合の、ミラーリング・モードの DIMM 装着順序を示しています。

表 4. プロセッサー 2 つのミラーリング・モード
合計	プロセッサー 1						プロセッサー 2						合計
DIMM	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	DIMM
4		2	3							10	11		4
5	1	2	3							10	11		5
6	1	2	3							10	11	12	6
8		2	3	4	5			8	9	10	11		8
9	1	2	3	4	5	6				10	11	12	9
10	1	2	3	4	5	6		8	9	10	11		10
12	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	12

ランク・スペアリング・モードでは、DIMM のランクの 1 つが、同じチャネルの他のランクのスペア・ランクとして機能します。スペア・ランクはシステム・メモリーとしては使用できません。

注

取り付けるすべての DIMM は、同じタイプで、容量、周波数、電圧、ランクが同じでなければなりません。
取り付けられている DIMM のランクが 1 の場合、ランク・スペアリング・モードはサポートされません。取り付けられている DIMM のランクが 1 ランクより大きい場合、以下の表にリストされている取り付け規則に従います。

次の表は、1 つのプロセッサー (CPU1) のみ取り付けられている場合の、ランク・スペアリング・モードの DIMM 装着順序を示しています。

次の表は、2 つのプロセッサー (CPU1 および CPU2) が取り付けられている場合の、ランク・スペアリング・モードの DIMM 装着順序を示しています。

表 6. プロセッサー 2 つのランク・スペアリング・モード
合計	プロセッサー 1						プロセッサー 2						合計
DIMM	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	DIMM
2			3							10			2
3			3	4						10			3
4			3	4					9	10			4
5		2	3	4					9	10			5
6		2	3	4					9	10	11		6
7		2	3	4	5				9	10	11		7
8		2	3	4	5			8	9	10	11		8
9	1	2	3	4	5			8	9	10	11		9
10	1	2	3	4	5			8	9	10	11	12	10
11	1	2	3	4	5	6		8	9	10	11	12	11
12	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	12

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