管理ソフトウェアの概要
ThinkSystem DE シリーズ・ソフトウェア・バンドルは、DE シリーズのストレージ管理およびその他のタスクに使用できます。このエディションの「ハードウェアの取り付けと保守ガイド」には、11.60.2 以降のリリースの DE シリーズ・ソフトウェアおよびファームウェア・バンドルについて記載されています。以前のバージョン (11.50.3 以前) との違いは、必要に応じて注記されます。
ThinkSystem System Manager – ストレージ・アレイ内の 1 つのコントローラーの管理に使用される Web ベースのインターフェース。
ThinkSystem SAN Manager – ネットワーク内のすべてのストレージ・アレイの表示と管理、および複数システムでのファームウェア更新に使用される Web ベースのインターフェース。
ThinkSystem Storage Manager – SMAgent、SMUtil、および SMruntime などの Host Utilities をインストールするために使用されます。
Web Services Proxy – ネットワーク内にあるすべてのストレージ・アレイの表示と管理に使用される REST API。
ThinkSystem System Manager
ThinkSystem System Manager (以下「System Manager」) は、各コントローラーに組み込まれている Web ベースの管理ソフトウェアです。ユーザー・インターフェースにアクセスするには、ブラウザーでコントローラーの IP アドレスを指定します。セットアップ・ウィザードを使用して、システム構成を開始することができます。詳細については、ThinkSystem System Manager オンライン・ヘルプを参照してください。
パフォーマンス ![]() | I/O 待ち時間、IOPS、CPU 使用率、スループットなど、最大 30 日間のパフォーマンス・データの表示。 |
ストレージ ![]() | プールまたはボリューム・グループを使用してストレージをプロビジョニングし、アプリケーション・ワークロードを作成します。 |
データ保護 ![]() | スナップショット、ボリューム・コピー、リモート・ミラーリングを使用して、バックアップと災害復旧を実行します。 |
ハードウェア ![]() | コンポーネントのステータスを確認し、ホット・スペア・ドライブの割り当てなど、それらのコンポーネントに関連するいくつかの機能を実行します。 |
アラート ![]() | ストレージ・アレイで発生する重要なイベントについて管理者に通知します。アラートは、電子メール、SNMP トラップ、および syslog を通じて送信できます。 |
アクセスの管理 ![]() | 割り当て済みの資格情報を使用して、ユーザーがシステムにログインするときに必要になるユーザー認証を構成します。 |
システム設定 ![]() | SSD キャッシュと自動ロード・バランシングなど、その他のシステム・パフォーマンス機能を構成します。 |
サポート ![]() | 診断データの表示、アップグレードの管理、自動サポートの構成を行います。自動サポートはストレージ・アレイの状態を監視し、ディスパッチをテクニカル・サポートに自動的に送信します。 |
セキュアなコマンド・ライン・インターフェース
ThinkSystem SAN Manager
ネットワークにあるすべてのストレージ・アレイの表示と管理を行うために、ThinkSystem SAN Manager (以下「SAN Manager」) を使用することができます。SAN Manager は、ドメイン全体の管理に使用できる、Web ベースのソフトウェアです。集中管理ビューでは、DE2000、DE4000、DE6000 など、すべての新しい DE シリーズ・アレイのステータスを表示することができます。選択したストレージ・アレイでバッチ操作を実行することができます。
SAN Manager は、Web Services Proxy と同時に管理サーバーにインストールされます。SAN Manager にアクセスするには、ブラウザーを開き、Web Services Proxy がインストールされているサーバーをポイントする URL を入力します。
SAN Manager は、以下のようなさまざまな管理機能を提供しています。
ストレージ・アレイの検出 ![]() | 組織のネットワークで管理するストレージ・アレイを検索して追加します。その後、1 つのページから、すべてのストレージ・アレイのステータスを表示できます。 |
起動 | System Manager のインスタンスを開き、特定のストレージ・アレイで個々の管理操作を実行します。 |
インポート設定 ![]() | アラートの設定、自動サポート、ディレクトリー・サービスなど、1 つのストレージ・アレイから複数のアレイへのバッチ・インポートを実行します。 |
グループの管理 ![]() | ストレージ・アレイをグループに整理して管理しやすくします。 |
アップグレード・センター ![]() | 複数のストレージ・アレイで ThinkSystem SAN OS software をアップグレードします。 |
証明書 ![]() | 証明書署名要求 (CSR) を作成して、証明書をインポートし、複数のストレージ・アレイの既存の証明書を管理します。 |
アクセスの管理 ![]() | 割り当て済みの資格情報を使用して、ユーザーが Unified Manager にログインするときに必要になるユーザー認証を構成します。 |
ミラーリング | 同期と非同期のミラーリング・ペアを管理します。 |
SAN Manager について詳しくは、ThinkSystem SAN Manager オンライン・ヘルプを参照してください。
ThinkSystem Storage Manager
ThinkSystem Storage Manager は、SMAgent、SMUtil、および SMruntime などの Host Utilities をインストールするために使用されます。インストール方法の詳細については、ご使用のオペレーティング・システムに合わせて Windows エクスプレス構成、VMware エクスプレス構成、または Linux エクスプレス構成の手順に従います。
ThinkSystem Web Services Proxy
Web Services Proxy は、何百もの新しい DE シリーズ・アレイとレガシー DE シリーズ・アレイを管理できる RESTful API サーバーです。プロキシは、Windows または Linux サーバーに別個にインストールされます。
Web サービスには、REST API を直接操作できるようにする API ドキュメントが含まれています。Web サービス API ドキュメントにアクセスするには、ブラウザーを開き、Web Services Proxy がインストールされているサーバーをポイントする URL を入力します。