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ネットワークの構成 - iSCSI VMware

お使いのデータ・ストレージの要件に基づいて、さまざまな方法で iSCSI ネットワークをセットアップできます。

お使いの環境に最適な構成を選択するヒントについては、ネットワーク管理者に問い合わせてください。

iSCSI ネットワークを計画する際は、VMware Configuration Maximums のガイドにおいてサポートされている iSCSI ストレージ・パスの最大数が 8 であることに注意してください。構成するパスが過剰にならないように、この要件について検討する必要があります。

デフォルトでは、iSCSI ポート・バインディングが使用されていないとき、VMware iSCSI ソフトウェア・イニシエーターは iSCSI ターゲット当たり 1 つのセッションを作成します。

VMware iSCSI ポート・バインディングは、すべてのバインドされた VMkernel ポートを、構成済みのネットワーク・セグメントでアクセスできるすべてのターゲット・ポートに強制的に記録させる機能です。これは、iSCSI ターゲットに 1 つのネットワーク・アドレスを提供するアレイとともに使用するものです。Lenovo は、iSCSI ポート・バインディングを使用しないよう推奨しています。追加情報については、VMware Knowledge Base の ESX/ESXi でソフトウェア iSCSI ポート・バインディングの使用する際の考慮事項に関する記事を参照してください。ESXi ホストが他のベンダーのストレージに接続されている場合、Lenovo は個別の iSCSI vmkernel ポートを使用してポート・バインディングとの競合を回避することを推奨しています。

良好なマルチパス構成を保証するために、iSCSI ネットワークの複数のネットワーク・セグメントを使用します。1 つのネットワーク・セグメントにホスト側ポートと各アレイ・コントローラーのポートを少なくとも 1 つ配置して、別のネットワーク・セグメントにホスト側ポートとアレイ側ポートの同一のグループを配置します。可能な場合は、複数のイーサネット・スイッチを使用してさらなる冗長性を提供します。

送受信ハードウェアのフロー制御でエンド・ツー・エンドを有効にする必要があります。優先順位のフロー制御は無効にする必要があります。

パフォーマンス上の理由で IP SAN 内でジャンボ・フレームを使用している場合は、アレイ、スイッチ、およびホストを、ジャンボ・フレームを使用するように構成してください。ホストおよびスイッチでジャンボ・フレームを有効にする方法については、お使いのオペレーティング・システムおよびスイッチの資料を参照してください。アレイでジャンボ・フレームを有効にするには、「アレイ側のネットワークの構成—iSCSI」のステップを完了します。

多くのネットワーク・スイッチは、IP オーバーヘッドのために 9,000 バイトを超えて構成する必要があります。詳しくは、お使いのスイッチの資料を参照してください。