ボリューム コピー
ボリュームのデータを同じストレージ アレイ内の別のボリュームにコピーすることで、ソース ボリュームのポイントインタイムの物理的な複製(クローン)を作成できます。
始める前に
ソース ボリュームとターゲット ボリュームに対するすべてのI/Oアクティビティを停止する必要があります。
ソース ボリュームとターゲット ボリュームのすべてのファイルシステムをアンマウントする必要があります。
ターゲット ボリュームを過去にボリューム コピー処理で使用したことがある場合、そのデータが必要であればバックアップしておきます。
このタスクについて
ソース ボリュームは、ホストI/Oを受け入れてアプリケーション データを格納するボリュームです。ボリューム コピーが開始されると、ソース ボリュームのデータがターゲット ボリュームに丸ごとコピーされます。
ターゲット ボリュームは、ソース ボリュームのデータのコピーを保持する標準のボリュームです。ボリューム コピー処理が完了すると、ターゲット ボリュームはソース ボリュームと同じになります。ターゲット ボリュームにはソース ボリュームと同じかそれ以上の容量が必要です。ただし、RAIDレベルは同じである必要はありません。
オンライン コピーとオフライン コピーについて
オンライン コピー
オンライン コピーは、ストレージ アレイ内のボリュームのポイントインタイム コピーを作成します。コピーの実行中も、そのボリュームへの書き込みを継続できます。そのためには、ボリュームのSnapshotを作成し、そのSnapshotをコピーの実際のソース ボリュームとして使用します。ポイントインタイム イメージの作成元となるボリュームはベース ボリュームと呼ばれ、ストレージ アレイ内の標準ボリュームまたはシン ボリュームを使用できます。
オフライン コピー
オフライン コピーは、ソース ボリュームからデータを読み取り、そのデータをターゲット ボリュームにコピーします。コピーの実行中は、ソース ボリュームに対するすべての更新が一時停止されます。ソース ボリュームに対するすべての更新を一時停止するのは、時間の経過による不整合がターゲット ボリュームで発生しないようにするためです。オフライン ボリューム コピーの関係は、ソース ボリュームとターゲット ボリュームの間に設定されます。
次の処理
System Managerにより、ソース ボリュームのすべてのデータがターゲット ボリュームにコピーされます。ボリューム コピー処理の完了後、ターゲット ボリュームはホストに対して自動的に読み取り専用になります。
完了後
を選択し、ボリュームのコピー操作の進行状況を表示します。この処理には時間がかかることがあり、システムのパフォーマンスに影響する可能性があります。