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リモート・ストレージのインポート

リモート・システムからローカル DE Seriesのストレージ・システムへのストレージのインポートを開始するには、リモート・ストレージのインポート・ウィザードを使用します。

始める前に

  • リモート・ストレージ・システムと通信するには、DE Seriesのストレージ・システムを構成する必要があります。

  • リモート・ストレージ・システムの場合は、以下の情報を収集します。
    • iSCSI IQN

    • iSCSI IP アドレス

    • リモート・ストレージ・デバイス (ソース・ボリューム) の LUN 番号

  • ローカル DE Series・ストレージ・システムの場合は、データのインポートに使用するボリュームを作成または選択します。ボリュームの作成を参照してください。ターゲット・ボリュームは以下の要件を満たしている必要があります。
    • リモート・ストレージ・デバイス (ソース・ボリューム) のブロック・サイズと一致している。

    • リモート・ストレージ・デバイスと同等以上の容量がある。

    • 状態が最適で、使用可能である。

    要件の完全なリストについては、リモート・ストレージ・ボリュームの要件を参照してください。

  • 推奨: インポート・プロセスを開始する前に、リモート・ストレージ・システムのボリュームをバックアップしてください。

このタスクについて

このタスクでは、リモート・ストレージ・デバイスとローカル DE Series・ストレージ・システム上のボリュームの間にマッピングを作成します。構成が終了すると、インポートが開始されます。

多くの変数がインポート操作とその完了までの時間に影響を与える可能性があるため、最初に小規模の「テスト」インポートを何度か実行することをお勧めします。これらのテストを利用して、すべての接続が正常に動作し、インポート操作が適切な時間内に完了することを確認します。
  1. ストレージ > リモート・ストレージを選択します。
  2. リモート・ストレージのインポートをクリックします。
    リモート・ストレージをインポートするためのウィザードが表示されます。
  3. ソースの構成パネルの手順 1a で、接続情報を入力します。別の iSCSI 接続を追加する場合は、+別の IP アドレスを追加をクリックして、リモート・ストレージの IP アドレスを追加します。完了したら、次へをクリックします。

    IPv4、IPv6、またはその両方を、自動または手動で設定します。

    設定

    フィールド

    名前

    System Manager インターフェースで識別するためのリモート・ストレージ・デバイスの名前を入力します。

    名前は最大 30 文字までで、文字、数字、および特殊文字 (下線 (_)、ダッシュ (-)、およびハッシュ記号 (#)) のみを含むことができます。名前にスペースを含むことはできません。

    iSCSI 接続プロパティ

    リモート・ストレージ・デバイスの接続プロパティを入力します。
    • リモート・ストレージ・デバイスの接続プロパティを入力します。

    • IP アドレス: IPv4 アドレスを入力します。

    • ポート: ソース・デバイスとターゲット・デバイス間の通信に使用するポート番号を入力します。デフォルトでは、ポート番号は 3260 です。

    次へをクリックすると、ソースの構成パネルの手順 1b が表示されます。
  4. LUN フィールドで、ソースとして使用するリモート・ストレージ・デバイスの LUN 番号を選択し、次へをクリックします。
    ターゲットの構成パネルが開き、インポートのターゲットとして機能するボリュームの候補が表示されます。ブロック・サイズ、容量、またはボリュームの可用性が原因で、候補のリストに表示されないボリュームがあります。
  5. この表から、DE Series・ストレージ・システム上のターゲット・ボリュームを選択します。必要に応じて、スライダーでインポートの優先順位を変更します。次へをクリックします。次のダイアログ・ボックスでcontinueと入力して操作を確認し、続行をクリックします。

    ターゲット・ボリュームの容量がソース・ボリュームより大きい場合、その追加の容量はDE Series・システムに接続されているホストには報告されません。新しい容量を使用するには、インポート操作が完了して切断された後、ホスト上でファイル・システムの拡張操作を実行する必要があります。

    ダイアログで構成を確認すると、レビュー・パネルが表示されます。
  6. レビュー・パネルで設定が正確であることを確認してから、完了をクリックしてインポートを開始します。
    別のインポートを開始するかどうかを確認する別のダイアログ・ボックスが開きます。
  7. 必要に応じて、はいをクリックして別のリモート・ストレージのインポートを作成します。はいをクリックすると、ソースの構成パネルの手順 1a に戻り、ここで既存の構成を選択するか、新しい構成を追加できます。別のインポートを作成しない場合は、いいえをクリックしてダイアログ・ボックスを終了します。
    インポート・プロセスが開始すると、ターゲット・ボリューム全体がコピーされたデータで上書きされます。このプロセス中にホストがターゲット・ボリュームに新しいデータを書き込むと、その新しいデータはリモート・デバイス (ソース・ボリューム) に反映されます。
  8. リモート・ストレージ・パネルの操作の表示ダイアログで、操作の進行状況を表示します。

結果

インポート操作の完了に必要な時間は、リモート・ストレージ・システムのサイズ、インポートの優先順位設定、およびストレージ・システムとその関連ボリュームの両方における I/O 負荷の量によって異なります。

インポートが完了すると、ローカル・ボリュームは、リモート・ストレージ・デバイスと重複したものになります。

完了後

2 つのボリューム間の関係を解除する準備ができたら、進行中の操作ビューからインポート・オブジェクトの切断を選択します。関係が切断されると、ローカル・ボリュームのパフォーマンスは正常に戻り、リモート接続の影響を受けなくなります。