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ServeRAID SAS/SATA コントローラーの交換

ServeRAID SAS/SATA コントローラーを交換するには、この情報を使用します。

ServeRAID SAS/SATA コントローラーは、システム・ボード上の専用コネクター、または PCI ライザー・カード・スロットに取り付けることができます (コネクターの位置については、システム・ボードの内部コネクターを参照)。SAS/SATA アダプターを取り付けるには、次のステップを実行してください。

サーバー・モデルに応じて、サーバーには ServeRAID M5210、ServeRAID M1215、ServeRAID N2215、または ServeRAID M5225 SAS/SATA アダプターのいずれかが標準装備されています。
ServeRAID M5210、ServeRAID M1215、または ServeRAID M5225 アダプターをシステム・ボードの専用コネクターに取り付ける前に、これらのアダプターに付属の PCI ブラケットを取り外してください。

ServeRAID コントローラーを、他のサポートされる ServeRAID コントローラーと交換することができます。サポートされる ServeRAID コントローラーのリストについては、Lenovo ServerProven Web サイト を参照してください。

  • 本書では、ServeRAID SAS/SATA コントローラーを略して SAS/SATA アダプターまたは ServeRAID アダプターと記載することがあります。

  • 可能な場合はアダプターを交換する前に RAID 構成情報をバックアップまたは記録します。詳しい手順については、ご使用の RAID アダプターの資料を参照してください。ServeRAID アダプターの資料は Lenovo サポート・ポータルからダウンロードできます。

  1. 安全についてで始まる『安全について』と 取り付け作業上の注意事項をお読みください。
  2. サーバーと周辺機器の電源をオフにしてすべての電源コードを切り離します。
  3. カバーを取り外します (カバーの取り外しを参照)。
  4. SAS/SATA アダプターを新規に取り付けるまたは交換する場合、新しい SAS/SATA アダプターが入っている帯電防止パッケージを、サーバーの塗装されていない金属面に接触させます。次に、新しい SAS/SATA アダプターをパッケージから取り出します。
  5. 切り欠きがシステム・ボードのコネクターの位置に正しく合うように、SAS/SATA アダプターの位置を合わせます。
  6. システム・ボード上の専用コネクターまたは PCI ライザー・カード・アセンブリー・スロットに SAS/SATA アダプターを挿入します。
    重要
    1. 挿入が不完全な場合、サーバーまたはアダプターが損傷を受ける場合があります。
    2. 保守前に、RAID カードへのケーブルの接続順序と接続位置をメモしてください。ハード・ディスクのケーブルを正しく接続しないと、RAID アレイが失われる可能性があります。

    システム・ボード上の専用コネクターに SAS/SATA アダプターを挿入する手順

    1. SAS/SATA アダプターを、しっかり固定されるまでシステム・ボードの RAID コネクターに挿入します。SAS/SATA アダプターがコネクターにしっかり収まると、保持ブラケットによってアダプターが所定の位置に固定されます。
      図 1. ServeRAID アダプターの取り付け
      ServeRAID アダプターの取り付け

      ServeRAID M5210、ServeRAID M1215、または ServeRAID N2215 アダプターをシステム・ボードの専用コネクターに取り付ける前に、これらのアダプターに付属の PCI ブラケットを取り外してください。

    PCI ライザー・カード・アセンブリー・スロット上の専用コネクターに SAS/SATA アダプターを挿入する手順

    1. SAS/SATA アダプターの取り付け先にする PCI ライザー・カード・アセンブリーを取り外します (PCI ライザー・カード・アセンブリーの取り外しを参照)。
    2. SAS/SATA アダプターを PCI ライザー・カード・アセンブリーに挿入します (アダプターの交換を参照)。
    3. PCI ライザー・カード・アセンブリーをシステム・ボードに挿入します (PCI ライザー・カード・アセンブリーの交換を参照)。
  7. バックプレーン信号ケーブルの配線を行います以下の図は、システム・ボード上の専用コネクターに挿入する SAS/SATA アダプターに適用されます。
    図 2. 4 個の 3.5 型ホット・スワップ・ハードディスク・ドライブ構成における ServeRAID アダプターのケーブル配線
    4 個の 3.5 型ホット・スワップ・ハードディスク・ドライブ構成における ServeRAID アダプターのケーブル配線
    図 3. 8 個の 2.5 型ホット・スワップ・ハードディスク・ドライブ構成における ServeRAID アダプターのケーブル配線
    8 個の 2.5 型ホット・スワップ・ハードディスク・ドライブ構成における ServeRAID アダプターのケーブル配線
    図 4. 10 個の 2.5 型ホット・スワップ・ハードディスク・ドライブ構成における ServeRAID アダプターのケーブル配線
    10 個の 2.5 型ホット・スワップ・ハードディスク・ドライブ構成における ServeRAID アダプターのケーブル配線
    図 5. 12 個の 2.5 型ホット・スワップ・ハードディスク・ドライブ構成における ServeRAID アダプターのケーブル配線
    12 個の 2.5 型ホット・スワップ・ハードディスク・ドライブ構成における ServeRAID アダプターのケーブル配線
  8. 信号ケーブルを SAS/SATA アダプターに接続します。
  9. 取り外したすべてのケーブルを再接続します。
  10. PCI ライザー・カード・アセンブリー 1 を取り外していた場合は、再取り付けします (PCI ライザー・カード・アセンブリーの交換を参照)。
  11. カバーを再び取り付けます (カバーの交換を参照)。
  12. 周辺機器とサーバーの電源をオンにします。
  13. 外部構成として交換用 ServeRAID アダプターに RAID 構成をインポートします。手順については、 ServeRAID-M Software ユーザー・ガイド) をご覧ください。
サーバーの再始動時、既存の RAID 構成を新規の ServeRAID アダプターにインポートするようにプロンプトが出されます。