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電源の電源ポリシーとシステム電源構成の設定

このトピックでは、電源の電源ポリシーとシステム電源構成の設定について説明します。

出荷時のサーバーのデフォルト電源構成は、AC と DC の両方の電源モデルでスロットルが有効になった非冗長モードです。このモードを冗長モードに変更したい場合は、IMM2 Web インターフェースを使用して、電源の電源ポリシーとシステム電源構成オプションの設定および変更を行う必要があります。IMM2 Web インターフェース、CIM、または Advanced Settings Utility を使用して、ポリシーおよび構成を設定および変更することができます。UEFI Setup Utility を使用して電源ポリシーまたはシステム電源構成オプションの設定も変更も行うことはできません。

以下の情報に従わないと、エラーが生じたり、サーバーがブート (始動) しない可能性があります。
  • サーバーは、以下の電源冗長モードをサポートします。
    • 冗長性なし
    • 完全冗長 (Fully Redundant)
    • スロットルありの冗長 (Redundant with Throttle)
  • 電源ポリシーとシステム電源構成の設定および変更には、IMM2 を使用する必要があります。
  • 電源ポリシーとシステム電源構成の変更には、UEFI を使用できません。
  • 電源構成と電源ポリシーを変更できるのは、IMM2 Web インターフェース、CIM、または Advanced Settings Utility (ASU) を使用する場合です。
  • 1+1 および 2+2 に対して 5 つの N+N 構成がサポートされます (IMM2 Web インターフェースのシステム電源構成画面にリストされています)。
  • 冗長性を確保するために、電源 1 および 3 への給電と、電源 2 および 4 への給電は別々に配線されなければなりません (これはワット数の混合に重要です)。
  • 選択したポリシー設定に十分な電力が使用可能でない場合、サーバーはブートしません。この状態が生じる可能性があるのは、ポリシー設定に 2+2 1400W を選択し、電源の 1 つが 110 V AC である場合です。
  • 電源スロットのバランスが取られていない (1 と 3、および 2 と 4 など) 場合、電源のワット数を混合する (900W および 1400W) と、サーバーはブートしません。
  • 1400W 電源は、高回線 (200 V AC) では 1400W であり、低回線 (100 V AC) では 900W にすぎません。
  • 900W 電源は高回線と低回線の両方で 900W です。
  • 900W AC と 750W DC の場合、電源が入っているベイには機械的なスペーサーを取り付ける必要があります。
  • 電源の推奨取り付け順序は、ベイ 2、3、1、次に 4 です。
  • 使用可能な電力がシステム負荷要件を満たすことを確認するために、システムのブート時に Power Maximizer が実行されます。
  • 750W DC 電源は、4 電源構成でのみサポートされます。
次の図は、冗長モード用に AC 電源を構成するための IMM2 におけるシステム電源構成の設定例です。
電源構成設定を変更する場合は、必ず、冗長モードを選択してから、必要な電源システム構成を選択してください。

IMM2 におけるシステム電源構成画面例の図

IMM2 Web インターフェースにログオンするには、IMM Web インターフェースへのログオンを参照してください。

IMM2 Web インターフェースにログオンした後、「Server Management」タブを選択してから、「Power Management」オプションを選択して、電源構成情報の設定と変更を行ってください。

IMM2 ユーザー・インターフェースのアイコン (緑、黄、赤) は、それらのアイコンの上でカーソルを動かすと追加情報を表示します。

IMM2 の使用の詳細については、『Integrated Management Module II ユーザーズ・ガイド』(Integrated Management Module II ユーザーズ・ガイド) を参照してください。