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storage コマンド

(プラットフォームでサポートされている場合)IMMによって管理されているサーバーのストレージ・デバイスに関する情報を表示および構成するには、このコマンドを使用します。

次の表は、オプションの引数を示しています。
表 1. storage コマンド.

次の表は、オプション、オプションの説明、そのオプションに該当する値で構成される複数行 3 列の表です。

オプション説明
-listIMM によって管理されているストレージ・ターゲットをリストします。controllers|pools|volumes|drives

ここで、ターゲットは以下のとおりです。

  • controllers: サポートされている RAID コントローラーをリストします。1
  • pools: RAID コントローラーに関連したストレージ・プールをリストします。1
  • volumes: RAID コントローラーに関連したストレージ・ボリュームをリストします。1
  • drives: RAID コントローラーに関連したストレージ・ドライブをリストします。1
-list -target target_idIMM によって管理されているストレージ・ターゲットを、target_id に従ってリストします。pools|volumes|drives ctrl[x]|pool[x]

ここで、target および target_id は、以下のとおりです。

  • pools ctrl[x]: target_id に基づいて、RAID コントローラーに関連したストレージ・プールをリストします。1
  • volumes ctrl[x]|pool[x]: target_id に基づいて、RAID コントローラーに関連したストレージ・ボリュームをリストします。1
  • drives ctrl[x]|pool[x]: target_id に基づいて、RAID コントローラーに関連したストレージ・ドライブをリストします。1
-list flashdimmsIMM によって管理されているフラッシュ DIMM をリストします。 
-list devicesIMM によって管理されているすべてのディスクおよびフラッシュ DIMM の状況を表示します。 
-show target_idIMM によって管理されている選択済みターゲットに関する情報を表示します。ここで、target_id は以下のとおりです。

ctrl[x]|vol[x]|disk[x]|pool[x]

|flashdimm[x]

3
-show target_id infoIMM によって管理されている選択済みターゲットに関する詳細情報を表示します。ここで、target_id は以下のとおりです。

ctrl[x]|vol[x]|disk[x]|pool[x]

|flashdimm[x]

3
-show target_id firmware3IMM によって管理されている選択済みターゲットに関するファームウェア情報を表示します。ここで、target_id は以下のとおりです。

ctrl[x]|disk[x]|flashdimm[x]2

-showlog target_id<m:n|all>3IMM によって管理されている選択済みターゲットに関するイベント・ログを表示します。ここで、target_idctrl[x]4 です。

m:n|all

ここで、m:n はイベント・ログの 1 から最大数です。

ここで、all はすべてのイベント・ログです。

-config ctrl -scanforgn -target target_id3外部 RAID 構成を検出します。ここで、target_idctrl[x]5 です。
-config ctrl -imptforgn -target target_id3外部 RAID 構成をインポートします。ここで、target_idctrl[x]5 です。
-config ctrl -clrforgn -target target_id3外部 RAID 構成をクリアします。ここで、target_idctrl[x]5 です。
-config ctrl -clrcfg -target target_id3RAID 構成をクリアします。ここで、target_idctrl[x]5 です。
-config drv -mkoffline -target target_id3オンラインからオフラインにドライブ状態を変更します。ここで、target_iddisk[x]5 です。
-config drv -mkonline -target target_id3オフラインからオンラインにドライブ状態を変更します。ここで、target_iddisk[x]5 です。
-config drv -mkmissing -target target_id3オフラインのドライブを未構成の正常ドライブとしてマークします。ここで、target_iddisk[x]5 です。
-config drv -prprm -target target_id3未構成の正常ドライブを削除する準備をします。ここで、target_iddisk[x]5 です。
-config drv -undoprprm -target target_id3未構成の正常ドライブの削除操作の準備をキャンセルします。ここで、target_iddisk[x]5 です。
-config drv -mkbad -target target_id3未構成の正常ドライブを未構成の不良ドライブに変更します。ここで、target_iddisk[x]5 です。
-config drv -mkgood -target target_id3未構成の不良ドライブを未構成の正常ドライブに変更します。

または

単なるディスクの集まり (JBOD) ドライブを未構成の正常ドライブに変換します。

ここで、target_iddisk[x]5 です。
-config drv -addhsp -[dedicated pools] -target target_id3選択したドライブをホット・スペアとして 1 つのコントローラーまたは既存のストレージ・プールに割り当てます。ここで、target_iddisk[x]5 です。
-config drv -rmhsp -target target_id3ホット・スペアを削除します。ここで、target_iddisk[x]5 です。
-config vol -remove -target target_id31 つのボリュームを削除します。ここで、target_idvol[x]5 です。
-config vol -set [-N] [-w] [-r ] [-i] [-a] [-d] [-b] -target target_id31 つのボリュームのプロパティを変更します。
  • [-N volume_name] はボリュームの名前です
  • [-w <0|1|2>] はキャッシュの書き込みポリシーです。
    • ライト・スルー・ポリシーの場合は 0 を入力します
    • ライト・バック・ポリシーの場合は 1 を入力します
    • バッテリー・バックアップ・ユニット (BBU) 使用書き込みポリシーの場合は 2 を入力します
  • [-r <0|1|2>] はキャッシュの読み取りポリシーです。
    • 先読みなしポリシーの場合は 0 を入力します
    • 先読みポリシーの場合は 1 を入力します
    • 適応先読みポリシーの場合は 2 を入力します
  • [-i <0|1>] はキャッシュの I/O ポリシーです。
    • ダイレクト I/O ポリシーの場合は 0 を入力します
    • キャッシュ I/O ポリシーの場合は 1 を入力します
  • [-a <0|2|3>] はアクセス・ポリシーです。
    • 読み取り/書き込みポリシーの場合は 0 を入力します
    • 読み取り専用ポリシーの場合は 2 を入力します
    • ブロック・ポリシーの場合は 3 を入力します
  • [-d <0|1|2>] はディスクのキャッシュ・ポリシーです。
    • ポリシーを変更しない場合は 0 を入力します
    • ポリシーを有効にするには 1 を入力します6
    • ポリシーを無効にするには 2 を入力します
  • [-b <0|1>] はバックグラウンドの初期化です。
    • 初期化を有効にするには 0 を入力します
    • 初期化を無効にするには 1 を入力します
  • -target_idvol[x]5 です

-config vol -add<[-R] [-D disk] [-H disk] [-1 hole]> [-N] [-w] [-r]3,7

ターゲットがコントローラーの場合、新規ストレージ・プールに対して 1 つのボリュームを作成します。

または

ターゲットがストレージ・プールの場合、既存のストレージ・プールで 1 つのボリュームを作成します。

  • [-R <0|1|5|1E|6|10|50|60|00|1ERLQ0|1E0RLQ0>] このオプションは RAID レベルを定義し、新規ストレージ・プールにのみ使用されます。
  • [-D disk [id11]:disk[id12]:..disk[id21]:disk[id22]:..]このオプションは、ドライブ・グループ (スパンを含む) を定義し、新規ストレージ・プールにのみ使用されます
  • [-H disk [id1]:disk[id2]:..]このオプションは、ホット・スペア・グループを定義し、新規ストレージ・プールにのみ使用されます
  • [-1 hole] このオプションは既存のストレージ・プールの空きホール・スペースのインデックス番号を定義します
  • [-N volume_name] はボリュームの名前です
  • [-w <0|1|2>] はキャッシュの書き込みポリシーです。
    • ライト・スルー・ポリシーの場合は 0 を入力します
    • ライト・バック・ポリシーの場合は 1 を入力します
    • バッテリー・バックアップ・ユニット (BBU) 使用書き込みポリシーの場合は 2 を入力します
  • [-r <0|1|2>] はキャッシュの読み取りポリシーです。
    • 先読みなしポリシーの場合は 0 を入力します
    • 先読みポリシーの場合は 1 を入力します
    • 適応先読みポリシーの場合は 2 を入力します
-config vol -add[-i] [-a] [-d] [-f] [-S] [-P] -target target_id3ターゲットがコントローラーの場合、新規ストレージ・プールに対して 1 つのボリュームを作成します。

または

ターゲットがストレージ・プールの場合、既存のストレージ・プールで 1 つのボリュームを作成します。

  • [-i <0|1>] はキャッシュの I/O ポリシーです。
    • ダイレクト I/O ポリシーの場合は 0 を入力します
    • キャッシュ I/O ポリシーの場合は 1 を入力します
  • [-a <0|2|3>] はアクセス・ポリシーです。
    • 読み取り/書き込みポリシーの場合は 0 を入力します
    • 読み取り専用ポリシーの場合は 2 を入力します
    • ブロック・ポリシーの場合は 3 を入力します
  • [-d <0|1|2>] はディスクのキャッシュ・ポリシーです。
    • ポリシーを変更しない場合は 0 を入力します
    • ポリシーを有効にするには 1 を入力します6
    • ポリシーを無効にするには 2 を入力します
  • [-f <0/1/2>] は初期化のタイプです。
    • 初期化なしの場合は 0 を入力します
    • クイック初期化の場合は 1 を入力します
    • 完全初期化の場合は 2 を入力します
  • [-S volume_size] は新規ボリュームのサイズ (MB) です
  • [-P strip_size] はボリュームのストリップ・サイズ (例: 128K または 1M) です
  • -target target_id は:
    • ctrl[x] (新規ストレージ・プール)5
    • pool[x] (既存のストレージ・プール)5
-config vol -getfreecap[-R] [-D disk] [-H disk] -target target_id3ドライブ・グループの空き容量を取得します。
  • [-R <0|1|5|1E|6|10|50|60|00|1ERLQ0|1E0RLQ0>] このオプションは RAID レベルを定義し、新規ストレージ・プールにのみ使用されます。
  • [-D disk [id11]:[id12]:..[id21]:[id22]:..]このオプションは、ドライブ・グループ (スパンを含む) を定義し、新規ストレージ・プールにのみ使用されます
  • [-H disk [id1]:[id2]:..]このオプションは、ホット・スペア・グループを定義し、新規ストレージ・プールにのみ使用されます
  • -target target_id は:
    • ctrl[x]5
-helpコマンドの使用法とオプションを表示します。 
  1. このコマンドは、IMM が RAID コントローラーにアクセスできるサーバーでのみサポートされます。
  2. ファームウェア情報は、関連したコントローラー、ディスク、およびフラッシュ DIMM についてのみ表示されます。関連したプールとボリュームに関するファームウェア情報は表示されません。
  3. 情報は、スペース上の制約のため、複数の行に表示されます。
  4. このコマンドは、RAID ログをサポートするサーバーでのみサポートされます。
  5. このコマンドは、RAID 構成をサポートするサーバーでのみサポートされます。
  6. Enable 値は RAID レベル 1 構成をサポートしません。
  7. 使用可能なオプションの一部をここにリストします。storage -config vol -add コマンドの残りのオプションは以下の行にリストされます。
構文:
storage [options]
option:
-config ctrl|drv|vol -option [-options] -target target_id
-list controllers|pools|<strong className="ph b">volumes|drives</strong>
-list pools -target ctrl[x]
-list volumes -target ctrl[x]|pool[x]
-list drives -target ctrl[x]|pool[x]
-list devices
-list flashdimms
-show target_id
-show {ctrl[x]|pool[x]|disk[x]|vol[x]|flashdimm[x]} info
-show {ctrl[x]|disk[x]|flashdimm[x]}firmware
-showlog ctrl[x]m:n|all
-h help
例:
system> storage
-config ctrl -clrcfg -target ctrl[0]
ok
system>
system> storage
-config ctrl -clrforgn -target ctrl[0]
ok
system>
system> storage
-config ctrl -imptforgn -target ctrl[0]
ok
system>
system> storage
-config ctrl -scanforgn -target ctrl[0]
Detect 1 foreign configuration(s) on controller ctrl[0]
system>
system> storage
-config drv -addhsp -dedicated pool[0-1] -target disk[0-0]
ok
system>
system> storage
-config drv -addhsp -target disk[0-0]
ok
system>
system> storage
-config drv -mkbad -target disk[0-0]
ok
system>
system> storage
-config drv -mkgood -target disk[0-0]
ok
system>
system> storage
-config drv -mkmissing -target disk[0-0]
ok
system>
system> storage
-config drv -mkoffline -target disk[0-0]
ok
system>
system> storage
-config drv -mkonline -target disk[0-0]
ok
system>
system> storage
-config drv -prprm -target disk[0-0]
ok
system>
system> storage
-config drv -rmhsp -target disk[0-0]
ok
system>
system> storage
-config drv -undoprprm -target disk[0-0]
ok
system>
system> storage
-config vol -add -1 1 -target pool[0-1]
ok
system>
system> storage
-config vol -add -R 1 -D disk[0-0]:disk[0-1] -w 1 -r 2 -i 0 -a 0 -d 0 -f 0
-N LD_volume -S 100000 -P 64K -H disk[0-2] -target ctrl[0]
ok
system>
system> storage
-config vol -getfreecap -R 1 -D disk[0-0]:disk[0-1] -H disk[0-2] -target ctrl[0]
The drive group configuration is good with free capacity 500000MB
system>
system> storage
-config vol -remove -target vol[0-1]
ok
system>
system> storage
-config vol -set -N LD_volume -w 0 -target vol[0-0]
ok
system>
system> storage
-list controllers
ctrl[0] ServerRAID M5110e(Slot No. 0)
ctrl[1] ServerRAID M5110f(Slot No. 1)
system>
system> storage
-list drives
disk[0-0] Drive 0
disk[0-1] Drive 1
disk[0-2] Drive 2
system>
system> storage
-list flashdimms
flashdimm[1] Flash DIMM 1
flashdimm[4] Flash DIMM 4
flashdimm[9] Flash DIMM 9
system>
system> storage
-list pools
pool[0-0] Storage Pool 0
pool[0-1] Storage Pool 1
system>
system> storage
-list volumes
system>storage -list volumes
vol[0-0] Volume 0
vol[0-1] Volume 1
Vol[0-2] Volume 2
system>
system> storage
-list drives -target ctrl[0]
disk[0-0] Drive 0
disk[0-1] Drive 1
disk[0-2] Drive 2
system>
system> storage
-list drives -target pool[0-0]
disk[0-0] Drive 0
disk[0-1] Drive 1
system>
system> storage
-list pools -target ctrl[0]
pool[0-0] Storage Pool 0
system>
system> storage
-list volumes -target ctrl[0]
vol[0-0] Volume 0
vol[0-1] Volume 1
system>
system> storage
-list volumes -target pool[0-0]
vol[0-0] Volume 0
vol[0-1] Volume 1
system>
system> storage
-show ctrl[0] firmware
Total Firmware number: 2
Name: RAID Firmware1
Description: RAID Firmware
Manfacture: IBM
Version: 4.01(3)T
Release Date: 01/05/2013
Name: RAID Firmware2
Description: RAID Firmware
system>
system> storage
-show ctrl[0] info
Product Name: ServerRAID M5110e
Firmware Package Version: 23.7.0.1.2
Battery Backup: Installed
Manufacture: IBM
UUID: 1234567890123456
Model Type / Model: 1234AHH
Serial No.: 12345678901
FRU No.: 5005076049CC4
Part No.: LSI2004
Cache Model Status: Unknown
Cache Model Memory Size: 300MB
Cache Model Serial No.: PBKUD0XTA0P04Y
PCI Slot Number: 0
PCI Bus Number: 2
PCI Device Number: 2
PCI Function Number: 10
PCI Device ID: 0x1000
PCI Subsystem Device ID: 0x1413
Ports: 2
Port 1: 12345678901234
Port 2: 12345678901235
Storage Pools: 2
pool[0-0] Storage Pool 0
pool[0-1] Storage Pool 1
Drives: 3
disk[0-0] Drive 0
disk[0-1] Drive 1
disk[0-2] Drive 2
system>
system> storage
-show disk[0-0] firmware
Total Firmware number: 1
Name: Drive
Description:
Manufacture:
Version: BE24
Release Date:
system>
system> storage
-show disk[0-0] info
Product Name: ST98394893
State: Online
Slot No.: 0
Disk Type: SATA
Media Type: HHD
Health Status: Normal
Capacity: 100.000GB
Speed: 6.0Gb/s
Current Temperature: 33C
Manufacture: ATA
Device ID: 5
Enclusure ID: 0x00FC
Machine Type:
Model:
Serial No.: 9XKJKL
FRU No.:
Part No.:
system>
system> storage
-show flashdimm[15]
Name: CPU1 DIMM 15
Health Status: Normal
Operational Status: Online
Capacity(GB): 400GB
Model Type: DDR3
Part Number: 93E40400GGM101PAT
FRU S/N: 44000000
Manuf ID: Diablo Technologies
Temperature: 0C
Warranty Writes: 100%
Write Endurance: 100%
F/W Level: A201.0.0.49152
system>
system> storage
-show pool[0-0]
RAID State: RAID 0
RAID Capacity: 67.000GB (0.000GB free)
Drives: 2
disk[0-0] Drive 0
disk[0-1] Drive 1
Volumes: 2
vol[0-0] Volume 0
vol[0-1] Volume 1
system>
system> storage
-show pool[0-1] info
RAID State: RAID 1
RAID Capacity: 231.898GB (200.000GB free)
Holes: 2
#1 Free Capacity: 100.000GB
#2 Free Capacity: 100.000GB

Drives: 2
disk[0-1] Drive 1
disk[0-2] Drive 2

Volume: 1
vol[0-1] LD_volume
system>
system> storage
-show vol[0-0]
Name: Volume 0
Stripe Size: 64KB
Status: Offline
Capacity: 100.000GB
system>
system> storage
-show vol[0-0] info
Name: LD_volume
Status: Optimal
Stripe Size: 64KB
Bootable: Not Bootable
Capacity: 231.898GB
Read Policy: No Read Ahead
Write Policy: Write Through
I/O Policy: Direct I/O
Access Policy: Read Write
Disk Cache Policy: Unchanged
Background Initialization: Enable
system>