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SAS 接続モジュールの構成

BladeCenter S シャーシには、最大 2 個の SAS 接続モジュールを取り付けることができます。 これらの構成は、日時を設定し、ユーザー ID のパスワードを変更し、ファームウェアを更新し、さらに SAS ゾーニングを構成して行います。

始める前に
1 つの SAS 接続モジュールが取り付けられている場合は、I/O ベイ 3 に取り付けられていることを確認します。2 番目の SAS 接続モジュールは、I/O ベイ 4 に取り付ける必要があります。
このタスクについて
SAS 接続モジュールにアクセスして構成を行うには、以下の複数の方法があります。
  • 初期セットアップ時のBladeCenter Start Now Advisorの使用

    BladeCenter Start Now Advisorを使用して、日時の設定、 ユーザー・パスワードの変更、ファームウェアの更新、および SAS ゾーニングの構成を行うことができます。 このインターフェースを使用すると、両方の SAS 接続モジュールを管理できます。

  • ストレージ構成マネージャーを使用して、SAS 接続モジュールを管理する。

    ストレージ構成マネージャーを使用して、日時の設定、 ユーザー・パスワードの変更、ファームウェアの更新、および SAS ゾーニングの構成を行うことができます。 このインターフェースを使用すると、両方の SAS 接続モジュールを管理できます。

SAS 接続モジュールの構成は、Web インターフェース、ブラウザー、またはコマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用したり、あるいは Telnet などのプログラムを使用して行うこともできます。IP アドレスは、拡張管理モジュールの Web インターフェースの「システム状況」のページから取得できます。

SAS 接続モジュールを構成するには、次のステップを実行します。

  1. SAS 接続モジュールに、その IP アドレスを使用してアクセスします。 デフォルトのユーザー ID は USERID、デフォルトのパスワードは PASSW0RD です (注意: PASSW0RD の 0 は文字 O でなく、数字のゼロです)。
  2. 必要な場合、SAS 接続モジュールのファームウェアを更新します。
  3. SAS 接続モジュールの日時を設定するか、使用する Network Time Protocol (NTP) サーバーの IP アドレスを設定します。
    日時は、Web インターフェースから設定できません。
  4. 各ユーザー ID に対するパスワードを変更します。 ユーザー ID は次の 4 つを使用できます。
    すべてのユーザー ID の初期のパスワードは同じ (PASSW0RD) です (注意: PASSW0RD の 0 は文字 O でなく、数字のゼロです)。
    • USERID: このユーザー ID は、それ自身のパスワードと他のすべてのユーザー ID のパスワードを変更する権限があります。
    • USERID1: このユーザー ID は、それ自身のパスワードと USERID2 および USERID3 のパスワードを変更する権限があります。
    • USERID2: このユーザー ID は、それ自身のパスワードと USERID3 のパスワードを変更する権限があります。
    • USERID3: このユーザー ID は、それ自身のパスワードを変更する権限はありますが、他のどのユーザー ID のパスワードも変更できません。
  5. 事前定義された構成を選択しなかった場合、ストレージ・モジュールのハード・ディスクをブレード・サーバーに割り当て、さらにブレード・サーバーからのアクセスを SAS 接続モジュール上の外部ポートに割り当てて、SAS ゾーニングを構成します。
次のタスク
SAS 接続モジュールの構成について詳しくは、 「IBM® BladeCenter® SAS 接続モジュール インストールおよびユーザーズ・ガイド」を参照してください。