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機能および仕様

計算ノードの具体的な情報 (計算ノードのハードウェア機能や寸法など) を確認するには、この情報を使用します。

  1. 電源、冷却装置、およびシャーシ・システム管理は、NeXtScale n1200 Enclosure シャーシが提供します。
  2. 計算ノードのオペレーティング・システムは、計算ノードが USB メディア・ドライブおよび USB 装置を認識して使用できるように USB をサポートしている必要があります。NeXtScale n1200 Enclosure シャーシは、これらのデバイスとの内部通信に USB を使用します。

以下の情報は、NeXtScale nx360 M5 計算ノード の機能および仕様の要約です。

マイクロプロセッサー (モデルにより異なる):
  • Intel Xeon E5-2600 v3 シリーズ・マルチコア・マイクロプロセッサーを最大 2 個サポート (1 個は取り付け済み)
  • レベル 3 キャッシュ
  • 2 つの最大速度 9.6 GT/秒の QuickPath Interconnect (QPI) リンク
  • サーバーに使用されているマイクロプロセッサーのタイプと速度を判別するには、Setup Utility を使用します。
  • サポートされるマイクロプロセッサーのリストについては、Lenovo ServerProven Web サイト を参照してください。
メモリー:
  • 16 個のデュアル・インライン・メモリー・モジュール (DIMM) コネクター
  • タイプ: Low-profile (LP) double-data rate (DDR4) DRAM
  • 4 GB、8 GB、16 GB RDIMM、および 32 GB LRDIMM をサポートし、システム・ボード上で最大合計メモリー容量 512 GB をサポート
内蔵機能:
  • Integrated Management Module 2.1 (IMM2.1) (複数の管理機能を単一のチップに統合)
  • コンカレント COM/VGA/2x USB (KVM)
  • システム・エラー LED
  • 2 個のネットワーク・ポート (システム上に 2 個の 1 Gb イーサネット・ポート)
  • 最大 1 個のオプション ML2 ネットワーク・アダプターをサポート
  • 1 個のオプション・システム管理 RJ-45 (システム管理ネットワークに接続)。このシステム管理コネクターは、Integrated Management Module 2.1 (IMM2.1) 機能専用です
  • (オプション) RAID レベル 0、RAID レベル 1、RAID レベル 5、RAID レベル 6、または RAID レベル 10 のハードウェア RAID をサポート可能
  • Wake on LAN (WOL)
ドライブ拡張ベイ (モデルにより異なる):

最大 8 個の 3.5 型 SATA (ストレージ・トレイが取り付けられている場合。ストレージ・トレイに最大 7 個、計算ノードに最大 1 個)、2 個の 2.5 型 SATA/SAS、6 個の 2.5 型ホット・スワップ SATA/SAS (PCIe アダプターが取り付けられていない場合。2U GPU トレイが取り付けられている場合は、2U GPU トレイに最大 4 個、計算ノードに 2 個)、または 4 個の 1.8 型ソリッド・ステート・ドライブ (6 Gb 信号のみ) をサポートしています。

重要
原則として、512 バイトの標準ドライブと 4 KB の拡張ドライブを同一の RAID アレイで混用しないでください。このような構成にすると、パフォーマンスの問題が生じる可能性があります。
表 1. ハードディスク・ドライブのサポートされる組み合わせ
 RAID アダプター前面 HDD (ホット・スワップ)背面 HDD (シンプル・スワップ)
HDD フォーム・ファクター 2.5 型 x 23.5 型 x 12.5 型 x 21.8 型 x 4
計算ノードでサポートされる HDD 構成背面 RAID アダプター (x8 背面 RAID ライザー)V   
 V  
  V 
   V
V V 
オンボード SATA モード (RAID なし) V  
  V 
   V
アップグレード可能ファームウェア:

すべてのファームウェアは現場アップグレード可能です。

PCI 拡張スロット (モデルにより異なる):
  • 計算ノード
    • 前面スロット: PCI Express x16 (PCIe3.0、フルハイト、ハーフサイズ)
    • ML2 スロット: PCI Express x16 (高さ 50 mm のみをサポートします)
    • 背面スロット: PCI Express x8 (PCIe3.0、フルハイト、ハーフサイズ)
  • GPU トレイ
    • 2 個の PCI Express x16 スロット (PCIe3.0、フルハイト、フルサイズ)
サイズ:
  • 計算ノード
    • 高さ: 41 mm
    • 奥行き: 659 mm
    • 幅: 216 mm
    • 質量見積もり (計算ノード内の LFF HDD に基づく): 6.17 kg
  • ストレージ・トレイ
    • 高さ: 58.3 mm
    • 奥行き: 659 mm
    • 幅: 216 mm
    • 質量見積もり (ハードディスク・ドライブが 7 個取り付けられている場合): 8.64 kg
  • GPU トレイ
    • 高さ: 58.3 mm
    • 奥行き: 659 mm
    • 幅: 216 mm
    • 質量見積もり (GPU アダプターが取り付けられていない場合): 3.33 kg
電源入力:
  • 12 V DC
環境:

NeXtScale nx360 M5 計算ノードは、ASHRAE クラス A3 仕様に準拠します。

サーバー電源オン時1
  • 温度: 5°C から 40°C、最大 950 m2
  • 湿度 (結露なし): -12°C の露点および 8% から 85% の相対湿度3、4
  • 最大露点: 24°C
  • 最大高度: 3,050 m、5°C から 28°C
  • 最大温度変化率: ハードディスク・ドライブに対して 20°C/時5
サーバー電源オフ時6:
  • 温度: 5°C から 45°C
  • 相対湿度: 8% から 85%
  • 最大露点: 27°C
Storage (非動作時):
  • 温度: 1°C から 60°C
  • 最大高度: 3,050 m
  • 相対湿度: 5% から 80%
  • 最大露点: 29°C
出荷時 (非動作時):7
  • 温度: -40°C から 60°C
  • 最大高度: 10,700 m
  • 相対湿度: 5% から 100%
  • 最大露点: 29°C 8
サポートされる特定の環境
  • プロセッサー E5-2699 v3、E5-2697 v3、E5-2667 v3、E5-2643 v3、E5-2637 v3: 温度: 5°C から 30°C、高度: 0 から 304.8 m
  • GPU Intel 7120P: 温度: 5°C から 30°C、高度: 0 から 304.8 m
  • 背面ハードディスク・ドライブが取り付けられている場合: 温度: 5°C から 30°C、高度: 0 から 304.8 m
特定の GPGPU がサポートされる環境
  • TDP が 120W より高いすべての GPGPU の場合
    • 温度: 5°C ~ 30°C (41°F ~ 86°F)
    • 高度 : 0 ~ 950 m (3,117 フィート)
    • シャーシ構成が同種でなければなりません。
  • Intel コプロセッサー 7120p
    • 1 個および 2 個
      • 温度: 5°C ~ 30°C (41°F ~ 86°F)
      • 高度 : 0 ~ 900 m (2,953 フィート)
      • 前面 HDD の厚み: 15 mm 以下
      • GPU - GPU トラフィック最適化モード: サポート
    • 3 個および 4 個
      • 温度: 5°C ~ 25°C (41°F ~ 77°F)
      • 高度 : 0 ~ 900 m (2,953 フィート)
      • 前面 HDD の厚み: 9 mm 以下
      • GPU - GPU トラフィック最適化モード: サポートなし
  • Nvidia K80
    • 1 個および 2 個
      • 温度: 5°C ~ 30°C (41°F ~ 86°F)
      • 高度 : 0 ~ 900 m (2,953 フィート)
      • 前面 HDD の厚み: 15 mm 以下
      • GPU - GPU トラフィック最適化モード: サポート
    • 3 個および 4 個
      • 温度: 5°C ~ 27°C (41°F ~ 80°F)
      • 高度 : 0 ~ 900 m (2,953 フィート)
      • 前面 HDD の厚み: 9 mm 以下
      • GPU - GPU トラフィック最適化モード: サポートなし
  • Nvidia K40
    • 1 個から 4 個
      • 温度: 5°C ~ 30°C (41°F ~ 86°F)
      • 高度 : 0 ~ 900 m (2,953 フィート)
      • 前面 HDD の厚み: 15 mm 以下
      • GPU - GPU トラフィック最適化モード: サポート
  • Nvidia K1
    • 1 個から 3 個
      • 温度: 5°C ~ 30°C (41°F ~ 86°F)
      • 高度 : 0 ~ 900 m (2,953 フィート)
      • 前面 HDD の厚み: 15 mm 以下
  • Nvidia K2
    • 1 個から 4 個
      • 温度: 5°C ~ 30°C (41°F ~ 86°F)
      • 高度 : 0 ~ 900 m (2,953 フィート)
      • 前面 HDD の厚み: 15 mm 以下
粒子汚染:
重要
  • サポートが緩和された ASHRAE クラス A3、温度: 36°C から 40°C まで対応の設計:
    • 性能低下を許容できないワークロードなどのクラウドをサポート (Turbo-Off)
    • どのような環境であっても、最悪のケースのワークロードと構成の組み合わせでも 40°C でシステム・シャットダウンが発生したり仕様を超えたりすることはありません。
    • 最悪のケースのワークロード (Linpack、turbo-on など) では、性能低下が発生する場合があります。
  • 浮遊微小粒子や反応性ガスは、単独で、あるいは湿気や気温など他の環境要因と組み合わされることで、計算ノードにリスクをもたらす可能性があります。微粒子およびガスの制限に関する情報は、粒子汚染を参照してください。
  1. シャーシの電源がオンになっています。
  2. A3 - 950 メートル以上の高度では、175 メートル上昇するごとに最大許容温度を 1°C ずつ下げてください。
  3. クラス A3 の最小湿度レベルは、-12°C 露点と 8% 相対湿度のどちらか高い (湿気が多い) 方です。これらは約 25°C で交差します。この交点 (25°C) より下では、露点 (-12°C) が最小湿気レベルを表します。交点より上では相対湿度 (8%) が最小湿気レベルとなります。
  4. 0.5°C DP より低く、かつ -10°C DP または相対湿度 8% を下回らない湿度レベルは、データ・センター内の人員と機器における静電気の発生を抑えるために、適切な制御手段が実装されている場合にのみ受け入れられます。人体およびモバイル設備や機器はすべて、適切な静電気制御システムを使用してアースに接続されなければなりません。以下の項目が最小要件と見なされます。
    1. 導電性のある材料 (導電性のある床、データ・センターに立ち入る全員の導電性のある履き物、モバイル設備と機器はすべて、導電性または静電気拡散性のある材料で作られています)。
    2. ハードウェアのメンテナンス中、IT 機器に接触する人物はすべて、正しく機能するリスト・ストラップを使用する必要があります。
  5. 磁気テープ・ドライブを使用するデータ・センターの場合は 5°C/時、ディスク・ドライブを使用するデータ・センターの場合は 20°C/時。
  6. シャーシが配送コンテナーから取り出され、取り付けられていますが、使用中ではありません (たとえば、修理、メンテナンス、またはアップグレード中)。
  7. 機器の順応期間は、配送環境から稼働環境への温度変化が 20°C ごとに 1 時間です。
  8. 結露 (雨ではなく) は問題ない。
  9. 1 個のレガシー VGA デバイスと 2 個以上の NVIDIA GRID K1 カードまたは 4 個以上の NVIDIA GRID K2 カードを使用して、Windows Server 2012 または Windows Server 2012 R2 をブートする場合、1 個の NVIDIA GPU が使用できません。Windows のデバイス・マネージャーで GPU の表示に黄色い感嘆符が付き、デバイスの状態には問題が発生したのでこのデバイスは停止しました。(コード 43) と表示されます。残りの 7 個の GPU は正常に機能します。
  10. NVIDIA Grid K2 カードは特に、NeXtScale の 8 ピンと 6 ピンの両方の補助電源ケーブルではなく、1 個の 8 ピン補助電源ケーブルのみを使用する必要があります。
  11. IMM では、これらのシンプル・スワップ・ディスクまたはエージェントレス機能をサポートする LSI RAID カードに接続されていないディクスを検出することができません。これらのディスクのヘルス状況は使用できません。IMM インターフェースはこれらのディスクをリストしません。IMM によって検出できるディスクが他にない場合は、IMM System Status ページで、ローカル・ストレージが Unavailable と表示されます。
  12. n1200 Enclosure 内での nx360 M4 計算ノード・タイプ 5455 と nx360 M5 計算ノード・タイプ 5465 の混在はサポートされていません。