電源オンおよび電源オフの問題
サーバーの電源オンまたはオフ時に発生する問題を解決するには、この情報を使用します。
組み込みハイパーバイザーがブート・リストにない
問題が解決するまで、以下のステップを実行します。
オプションの組み込みハイパーバイザー・フラッシュ・デバイスが、起動時にブート・マネージャーの「<F12> Select Boot Device」で選択されていることを確認します。
組み込みハイパーバイザー・フラッシュ・デバイスがコネクターに正しく取り付けられていることを確認します (ハードウェア交換手順を参照)。
オプションの組み込みハイパーバイザー・フラッシュ・デバイスに付属の資料を参照して、デバイスが正しく構成されていることを確認します。
他のソフトウェアがサーバー上で動作することを確認します。
サーバーの電源がオンにならない
問題が解決するまで、以下のステップを実行します。
電源ボタンは、サーバーが電源に接続された後、約 5 秒から 10 秒経過するまで機能しません。これは BMC の初期化にかかる時間です。
電源ボタンが正しく機能していることを確認します。
サーバーの電源コードを切り離します。
電源コードを再接続します。
(トレーニングを受けた技術員のみ) 前面オペ-レーター・パネル・ケーブルを取り付け直してから、ステップ 1a および 1b を繰り返します。
(トレーニングを受けた技術員のみ) サーバーが起動する場合は、前面オペレーター・パネルを取り付け直します。問題が解決しない場合は、前面オペレーター・パネルを交換します。
サーバーが始動しない場合は、強制電源オン・ジャンパーを使用して電源ボタンをバイパスしてください。サーバーが起動する場合は、前面オペレーター・パネルを取り付け直します。問題が解決しない場合は、前面オペレーター・パネルを交換します。
以下のようにして、リセット・ボタンが正しく機能していることを確認します。
サーバーの電源コードを切り離します。
電源コードを再接続します。
(トレーニングを受けた技術員のみ) 前面オペレーター・パネル・ケーブルを取り付け直してから、ステップ 2a および 2b を繰り返します。
(トレーニングを受けた技術員のみ) サーバーが始動する場合は、前面オペレーター・パネルを交換します。
サーバーが始動しない場合は、ステップ 3 に進みます。
サーバーに取り付けられているパワー・サプライが、どちらも同一のタイプであることを確認します。サーバー内で異なるパワー・サプライを混用すると、システム・エラーの原因となります (前面オペレーター・パネルのシステム・エラー LED がオンになる)。
次の点を確認します。
電源コードがサーバーと、通電されている電源コンセントに正しく接続されている。
取り付けるメモリーのタイプが正しく、取り付け規則が満たされている。
DIMM はロック・ラッチがきっちり閉じた状態で完全に装着されている。
パワー・サプライ上の LED が問題があることを示していない。
プロセッサーが正しい順序で取り付けられている。
以下のコンポーネントを取り付け直します。
前面オペレーター・パネル・コネクター
パワー・サプライ
以下のコンポーネントを交換し、その都度サーバーを再起動します。
前面オペレーター・パネル・コネクター
パワー・サプライ
オプション・デバイスを取り付けた場合は、それを取り外してから、サーバーを再起動してください。これでサーバーが起動する場合は、パワー・サプライがサポートできる数を超えるデバイスが取り付けられていることが考えられます。
最小構成 (ノードの技術仕様を参照) を実装し、特定のコンポーネントが電源許可をロックするかどうかを確認します。
システム・ログを取得して障害情報を収集し、Lenovo サポートに提供します。
パワー・サプライ LEDを参照してください。
サーバーの電源がオフにならない
問題が解決するまで、以下のステップを実行します。
拡張構成と電力インターフェース (ACPI) オペレーティング・システムを使用しているか、非 ACPI オペレーティング・システムかを調べます。非 ACPI オペレーティング・システムを使用している場合は、以下のステップを実行します。
Ctrl+Alt+Delete を押します。
電源ボタンを 5 秒間押したままにして、サーバーの電源をオフにします。
サーバーを再起動します。
サーバーが POST で障害を起こし電源ボタンが働かない場合は、電源コードを 20 秒間外してから、電源コードを再接続してサーバーを再起動してください。
それでも問題が続くか、ACPI 対応のオペレーティング・システムを使用している場合は、システム・ボード (システム・ボード・アセンブリー) が原因の可能性があります。