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ファームウェア更新

ファームウェア更新プロセスには、2 つのフェーズがあります。ファームウェア・アップロード・ステージでは、ファームウェア・イメージを保存する場所を選択することができます。SMM は、イメージ・ヘッダー情報をチェックして妥当性検査を行います。

図 1. ファームウェア更新
Firmware Update

アップロードイメージ・ファイルを選択し、「アップロード」をクリックします。アップロード・プロセスによって他のすべてのセッションが終了します。アップロード・プロセスが開始した後、更新ページの最新表示、ログアウト、移動を行うとシステムが再起動します。

有効なファームウェア・イメージがアップロードされると、アップロードされたイメージのタイプに応じて、以下の 2 つのページのうち 1 つが表示されます。

SMM ファームウェア

図 2. SMM ファームウェア更新
SMM firmware Update
ファームウェア・イメージ確認テーブルに「設定を保持する」チェック・ボックスが表示されます。設定を保持するにチェック・マークが付いている場合、SMM の構成が保持され、ファームウェア更新後に適用されます。保持される設定には、以下のものが含まれます。
  • SMTP

  • SNMP

  • PEF

  • ネットワーク構成

  • 時刻設定 (時刻は、「設定を保持する」のチェックの有無に関係なく常に保持されます)

  • ユーザー・アカウント

  • アカウント・セキュリティー

  • サービス

  • Web 証明書

  • NTP

  1. ファームウェア更新ページにはプライマリー・バンク・ファームウェアを回復するチェック・ボックスがありますが、SMM がプライマリー・バンクから起動した場合は機能しません。SMM がセカンダリー・バンクで起動した場合 (プライマリー・バンク・イメージが破損していて回復が必要な可能性があることを示します)、このチェック・ボックスを選択できます。回復処理を実行してプライマリー・バンクでイメージを更新する場合はチェック・マークを付け、ファームウェアをセカンダリー・バンクにアップグレードする場合はチェック・マークを外します。

  2. ファームウェア・イメージ確認テーブルの「ロールバックの保証」オプションは、以前のファームウェア・レベルにロールバックできるかどうかを決定します。デフォルトでは、無効 (オフ) に設定されています。

  3. ファームウェア・イメージのアップロード後にファームウェア更新プロセスを取り消すと、SMM は自動的に再起動します。

PSU ファームウェア

図 3. PSU ファームウェア更新
PSU firmware update

PSU のファームウェア・イメージがアップロードされると、ファームウェア・イメージの情報が、互換性のある PSU のチェック・ボックスとともに表示されます。

  1. オペレーティング・システムが稼働している場合、確認のためのポップアップの警告ダイアログ・ボックスが表示されます。

  2. PSU のファームウェア更新により、電源の冗長性モードが無効になります。

  3. PSU ファームウェア更新では、2つの PSU が両方とも DC-PG である必要があります。

ファームウェア更新中

図 4. ファームウェア更新処理
Firmware update processing

ファームウェア更新中は、「ロード中」ページが表示されます。この間は、すべての SMM 機能が一時的にロックされます。

進行状況が 100% に達すると、SMM は自動的に再起動し、SMM Web インターフェースにアクセスするには再度ログインする必要があります。