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Intel® Xeon® CPU Max プロセッサーの DRAM DIMM 取り付け順序

このセクションでは、Intel® Xeon® CPU Max プロセッサーにシステムが取り付けられいる場合に、DRAM DIMM の正常な取り付け方法について説明します。

Intel® Xeon® CPU Max オペレーティング・システム・サポート

Intel® Xeon® CPU Max は、サポートされているオペレーティング・システムの特定のバージョンが必要です。サーバーのオペレーティング・システムが、適切な Intel® Xeon® CPU Max 実装の指定バージョンに更新されているかを確認します。OS デプロイの手順については、オペレーティング・システムのデプロイ

オペレーション・システムのバージョン要件については、以下の表を参照してください。
表 1. Intel® Xeon® CPU Max SD650-N V3 でサポートされているオペレーティング・システム
オペレーティング・システムバージョン
Ubuntu サーバー22.04.3 LTS
RHEL

8.8 および 9.2

RHEL バージョン 8 では、特に Flat mode を使用してドライバーを自動的に含めることはできません。Flat mode は引き続き使用できますが、kernel パラメーターでは、ユーザーが明示的に有効にする必要があります。
SLES15 SP5

Intel® Xeon® CPU Max プロセッサーおよび High Bandwidth Memory (HBM) 向けメモリー・モード

Intel® Xeon® CPU Max プロセッサーには、64 GBHigh Bandwidth Memory (HBM) が含まれます。システムが、Intel® Xeon® CPU Max プロセッサーに取り付けられている場合、HBM および DRAM DIMM メモリー容量は、以下のモードに構成できます。システムは、各モードで HBM を異なる方法で表示し、特定のメモリー装着順が必要です。モードと対応するメモリー装着規則は次のとおりです。

DRAM メモリーの HBM 比率は、システムの各プロセッサーに対して、2:1 で、最大 64:1 の比率である必要があります。

  • Flat mode

    Flat mode では、DRAM DIMM と HBM の両方が、システムに取り付けられています。システムは、両方をメモリーとして表示します。
  • Cache mode

    Cache mode では、DRAM DIMM と HBM の両方が、システムに取り付けられています。システムは、DRAM DIMM をメモリーとして、HBM を DRAM DIMM のキャッシュとして表示します。

    • DRAM メモリーの HBM 比率は、各プロセッサーに対して、2:1 で、最大 64:1 の比率である必要があります。各 Intel® Xeon® CPU Max プロセッサーには、64 GB High Bandwidth Memory が含まれます。

  • SD650-N V3 は、フル装着プロセッサーのみをサポートします (ノードごとに 2 つのプロセッサー)。

  • DIMM と異なる容量は混用できません。取り付けるすべての DIMM は同一である必要があります。

  • メモリー・モードは、UEFI で設定できます

  • Intel® Xeon® CPU Maxは、16 GB、32 GB、64 GB、および 128 GB DIMM のみをサポートしています。

フラット・モードのメモリー装着順

表 2. フラット・モードのメモリー装着順
 プロセッサー 1プロセッサー 2
iMCiMC1iMC0iMC2iMC3iMC3iMC2iMC0iMC1
メモリー・チャネル1010010110100101
DIMM スロット番号12345678910111213141516
16 個の DIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMM

キャッシュ・モードのメモリー装着順

表 3. キャッシュ・モードのメモリー装着順
 プロセッサー 1プロセッサー 2
iMCiMC1iMC0iMC2iMC3iMC3iMC2iMC0iMC1
メモリー・チャネル1010010110100101
DIMM スロット番号12345678910111213141516
16 個の DIMM

32 GB、64 GB、および 128 GB DIMM をサポートしています。

DIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMMDIMM