OpenVPN クライアントの設定を適用するには、この情報を使用します。
OpenVPN クライアントの設定を適用するには、SE350 が以下の前提条件を満たしている必要があります。
クラウド・ポート (インターネット接続) がセットアップされている。
SE350 のシステム時刻が正しい (XCC Web UI の右上で確認)。
SE350 で OpenVPN (SSL VPN) クライアントのみをサポートしている。
VPN のセットアップ前に VPN サービス・プロバイダーに構成ファイルを要求している。
VPN サービス・プロバイダーが提供する OpenVPN 構成ファイル (my-vpn.conf や pass.txt など) をインポートするには、以下の手順を実行します。
- SCP を使用して、構成ファイル (my-vpn.conf や pass.txt) を /home/oper/openvpn/ に転送します。
- oper@OpenWrt:~$ scp jackshih@192.168.70.200:/home/jackshih/my-vpn.conf /home/oper/openvpn/my-vpn.conf
- oper@OpenWrt:~$ scp jackshih@192.168.70.200:/home/jackshih/pass.txt /home/oper/openvpn/pass.txt
OpenVPN の「config」オプションを変更して、構成ファイル名を指定することもできます。
- oper@OpenWrt:~$ sudo uci set openvpn.custom_config.config='/home/oper/openvpn/my-vpn.conf'
- oper@OpenWrt:~$ sudo uci commit openvpn
- VPN クライアントを有効にします。
- oper@OpenWrt:~$ sudo uci set openvpn.custom_config.enabled='1'
- oper@OpenWrt:~$ sudo uci commit openvpn
- ネットワークを構成します。
VPN クライアントのネットワーク・インターフェース名は、VPN 構成ファイルのトンネル・デバイスに基づきます。たとえば、my-vpn.conf に「dev tun0」がある場合は、「tun0」に設定する必要があります。
- oper@OpenWrt:~$ sudo uci set network.vpn.ifname='tunnel_name'
- oper@OpenWrt:~$ sudo uci commit network
- oper@OpenWrt:~$ sudo /etc/init.d/network restart
- サービスを再開します。
oper@OpenWrt:~$ sudo /etc/init.d/openvpn restart
- 数秒経ってからインターフェース名 (例: 「tun0」) を確認して、IP アドレスが取得されていることを確認します。