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プロセッサーをキャリアとヒートシンクから取り外す

このタスクでは、取り付けたプロセッサーとヒートシンク (プロセッサー・ヒートシンク・モジュール (PHM) と呼ばれています) からプロセッサーとそのキャリアを取り外す手順を説明しています。この手順は、トレーニングを受けた技術者が行う必要があります。

このタスクについて

重要
  • 安全に作業を行うために、安全検査のチェックリストおよび取り付けのガイドラインをお読みください。

  • 静電気の影響を受けやすいコンポーネントは取り付け時まで帯電防止パッケージに収め、システム停止やデータの消失を招く恐れのある静電気にさらされないようにしてください。また、このようなデバイスを取り扱う際は静電気放電用リスト・ストラップや接地システムなどを使用してください。

  • プロセッサー接点には触れないでください。プロセッサー接点の皮膚からの油脂などによる汚れは、接触不良の原因になることがあります。

  • プロセッサーまたはヒートシンクの熱伝導グリースが、何かと接触することのないようにしてください。何らかの面に接触すると、熱伝導グリースが劣化し、効果がなくなるおそれがあります。熱伝導グリースは、プロセッサー・ソケットにある電気コネクターなどのコンポーネントを損傷する可能性があります。

重要
アルコール・クリーニング・パッド (部品番号 00MP352) を用意してください。
ご使用のシステムのヒートシンク、プロセッサー、プロセッサー・キャリアは、図と異なる場合があります。
手順を参照してください
  • YouTubeで取り付けや取り外しの工程をビデオでご覧いただけます。

手順

  1. プロセッサー・ヒートシンク・モジュールが取り付けられている場合は取り外します。プロセッサーとヒートシンクの取り外し を参照してください。
  2. プロセッサーをキャリアとヒートシンクから取り外します。
    1. ハンドルを持ち上げて、キャリアからプロセッサーを離します。
    2. プロセッサーの端を持ち、ヒートシンクとキャリアからプロセッサーを持ち上げます。
    3. プロセッサーを下ろさずに、プロセッサーの上部にある熱伝導グリースをアルコール・クリーニング・パッドで拭きます。次に、プロセッサーの接点側を上向きにして、プロセッサーを静電気の保護面に置きます。
    プロセッサー接点には触れないでください。
    図 1. プロセッサーをキャリアとヒートシンクから取り外す
    Separating a processor from the heat sink and carrier
  3. ヒートシンクからプロセッサー・キャリアを取り外します。
    1. 固定クリップをヒートシンクから離します。
    2. キャリアをヒートシンクから持ち上げます。
    3. アルコール・クリーニング・パッドを使用して、ヒートシンクの底に付いた熱伝導グリースをふき取ります。
    プロセッサー・キャリアは廃棄し、新しいものに交換します。交換用キャリアは同じ色である必要があるため、廃棄されたキャリアの色を書き留めてください。
    図 2. ヒートシンクからプロセッサー・キャリアを取り外す
    Separating a processor carrier the from heat sink

終了後

  • 交換用プロセッサーまたはヒートシンクを取り付けます。プロセッサーおよびヒートシンクの取り付けを参照してください。

  • 不良部品を返却するように指示された場合は、輸送上の損傷を防ぐために部品を梱包してください。到着した新しい部品の梱包を再利用し、すべての梱包上の指示に従ってください。