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構成ファイルの使用

VX Deployer を使用して新規の vSAN クラスターを作成する場合、または既存の vSAN クラスターにノードを追加する場合、構成を JSON ファイルに保存することができます。その後、その構成ファイルを使用して、次のデプロイメントに使用する VX Deployer を設定できます。

  • 構成ファイルを使用すると VX Deployer を更新できますが、vSAN クラスターをデプロイしたり、既存のクラスターにノードを追加したりするには、VX Deployer で手順を実行する必要があります。パスワードは構成ファイルには保存されません。

  • Excel テンプレートを使用すると、.JSON 構成ファイルを生成して、ThinkAgile VX Deployer に事前入力できます。Excel ファイルは、データが入力された場合、いくつかの検証を行います。

    ThinkAgile VX エクスポート構成 XLS

VX Deployer では、次の 3 種類の構成ファイルがサポートされています。
VX Deployer 構成ファイルには、以下のオブジェクトが含まれています。
  • globalSettings

  • hosts

globalSettings

globalSettings オブジェクトでは、デプロイメントに必要な情報 (vCenter、クラスター、ネットワークの詳細など) を提供します。以下のオブジェクトとアレイが含まれます。
  • vCenterSettings。vCenter の詳細を指定します。


    The vcenterSettings object
    以下の名前と値のペアが含まれます。
    • installationType。デプロイメントのタイプを指定します。ここでは、以下の値を指定できます。
      • new。新しい vCenter インスタンスで新規の vSAN クラスターを作成します。

      • existing。既存の vCenter インスタンスで新規の vSAN クラスターを作成します。

      • expand。既存の vSAN クラスターに 1 つ以上のノードを追加します

    • adminUsername。vCenter 管理者ユーザー・アカウントです。

    • fqdn。vCenter インスタンスの完全修飾ドメイン名です。

    • ssoDomain。シングル・サインオン (SSO) ドメイン名です。installationTypenew または existing に設定されている場合にのみ、ssoDomain を指定します。

  • clusterSettings。組織名やクラスター名など、クラスターの場所に関する詳細です。


    The clusterSettings object
    以下の名前と値のペアが含まれます。
    • orgName。クラスターが属する組織です。

    • regionName。クラスターがある地域です。

    • datacenterName。データ・センターに使用する名前です。

    • siteName。クラスターがあるサイトです。

    • vSANClusterName。vSAN クラスターに使用する名前です。

  • dns。プライマリー DNS サーバーの IP アドレスです。オプションで、セカンダリー・サーバーの IP アドレスを含むこともできます。


    The dns array
  • ntp。プライマリー NTP サーバーの IP アドレスです。オプションで、セカンダリー・サーバーの IP アドレスを含むこともできます。


    The ntp array
  • clusterNetworks。ESXi 管理ネットワーク、ESXi vSAN ネットワーク、ESXi vMotion ネットワークのネットワーク情報 (IP ゲートウェイおよびネットマスク) の詳細です。XCC 管理ネットワークが、ESXi 管理ネットワークとは別のネットワーク上にある場合は、XCC 管理ネットワークのゲートウェイとネットマスクも指定します。

    各ネットワークは、異なるサブネット上にある必要があります。
    • esxiManagementNetwork。ESXi 管理ネットワークの詳細です。


      The esxiManagementNetwork object
      以下の名前と値のペアが含まれます。
      • gateway。ゲートウェイ IP アドレスは、ESXi 管理ネットワークでは必須です。

      • netmask。ネットマスクです。

      • VLAN。必要に応じて、ESXi 管理ネットワークの一意の VLAN ID (1 ~ 4094) を指定します。物理スイッチは、ESXi ホストの物理 NIC に接続しているすべてのポートに対して、トランク・モードで指定された VLAN ID を追加するように構成する必要があります。

        物理スイッチの詳細については、「VLAN 構成」のトピックを参照してください

    • vsanNetwork


      The vsanNetwork object
      以下の名前と値のペアが含まれます。
      • gateway。ゲートウェイ IP アドレスは、vSAN ネットワークでは必須です。

      • netmask。ネットマスクです。

      • VLAN。必要に応じて、vSAN ネットワークの一意の VLAN ID (1 ~ 4094) を指定します。物理スイッチは、ESXi ホストの物理 NIC に接続しているすべてのポートに対して、トランク・モードで指定された VLAN ID を追加するように構成する必要があります。

        物理スイッチの詳細については、「VLAN 構成」のトピックを参照してください

    • vmotionNetwork


      The vmotionNetwork object
      以下の名前と値のペアが含まれます。
      • gateway。ゲートウェイ IP アドレスは、vMotion ネットワークではオプションです。

      • netmask。ネットマスクです。

      • VLAN。必要に応じて、vMotion ネットワークの一意の VLAN ID (1 ~ 4094) を指定します。物理スイッチは、ESXi ホストの物理 NIC に接続しているすべてのポートに対して、トランク・モードで指定された VLAN ID を追加するように構成する必要があります。

        物理スイッチの詳細については、「VLAN 構成」のトピックを参照してください

    • xccNetwork

      XCC 管理ネットワークが ESXi 管理ネットワークとは異なるネットワーク上に存在する場合にのみ、xccNetwork の詳細を指定します。

      The xccNetwork object
      以下の名前と値のペアが含まれます。
      • gateway。ゲートウェイ IP アドレスは、XCC 管理ネットワークではオプションです。

      • netmask。ネットマスクです。

  • lxciSettings。必要に応じて、vSphere Lifecycle Manager (vLCM) のハードウェア・サポート・マネージャーとして使用される Lenovo XClarity Integrator インスタンスの詳細を指定します。


    The lxciSettings object
    以下の名前と値のペアが含まれます。
    • lxciFQDN。LXCI の完全修飾ドメイン名です。

    • lxciUser。管理者アカウントです。

    • xccAccessIpAddress。LXCI の IP アドレスです。

    • xccAccessVlanId。LXCI の VLAN ID です。

hosts

新規クラスターの作成に使用するホスト、または既存のクラスターに追加するホストを 1 つ以上指定します。ホストごとに、そのホストの詳細を含むオブジェクト (シリアル番号で指定) を指定します。次の例では、A111ABCD がホストのシリアル番号です。


The host object
以下の名前と値のペアが含まれます。
  • exsiHostname。ESXi ホストの名前です。

  • xccIpAddress。ホスト上の XCC の IP アドレスです。

    XCC 管理ネットワークと ESXi 管理ネットワークが同じネットワークである場合、xccIpAddress は使用されません。
  • vsanIPAddress。vSAN IP アドレスです。

  • vmotionIpAddress。vMotion IP アドレスです。