syslogの設定
set syslog コマンドは、syslog アラート情報を設定します。アラート対象のイベントが発生するたびにsyslogサーバにアラートを送信するように、イベント・モニターを設定できます。
対応アレイ
このコマンドは、DE2000H、DE4000H、DE4000F、DE6000H または DE6000F の個々のストレージ・アレイに適用されます。
ロール
このコマンドをストレージ・アレイに対して実行するには、Storage Admin ロールが必要です。
コンテキスト
syslogサーバのアドレスを確認しておく必要があります。このアドレスは、完全修飾ドメイン名、IPv4アドレス、またはIPv6アドレスのいずれかで指定できます。
syslogサーバのUDPポート番号を確認しておく必要があります。通常は514です。
構文
set syslog [defaultFacility=facilityNumber]
| [defaultTag=defaultTag]
| [syslogFormat=rfc3164|rfc5424]
| (serverAddresses=(serverAddress:portNumber ... serverAddress:portNumber)
| addServerAddresses=(serverAddress:portNumber ... serverAddress:portNumber))
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
defaultFacility | オプション。デフォルトのファシリティ番号を指定できます。デフォルトのファシリティは、0~23の数値で指定します。 |
defaultTag | オプション。デフォルトのタグを指定できます。文字列は引用符で囲みます。 |
syslogFormat | syslog メッセージに使用されるメッセージ形式。値は、以下のいずれかにすることができます。
|
serverAddresses | 1つ以上のsyslogサーバ・アドレスを、関連付けられているポート番号とともに設定できます。この設定オプションを使用すると、既存のサーバ・アドレスが消去されます。syslogサーバのアドレスには、完全修飾ドメイン名、IPv4アドレス、またはIPv6アドレスを使用できます。UDP ポートは、0~65535 の数値で指定します。通常は、syslog の UDP ポートは 514 です。すべてのアドレスをかっこで囲みます。複数のアドレスを入力する場合は、スペースで区切って入力します。 |
addServerAddresses | 1つ以上のsyslogサーバ・アドレスを、関連付けられているポート番号とともに追加できます。この設定オプションを使用しても、既存のサーバ・アドレスは消去されません。syslogサーバのアドレスには、完全修飾ドメイン名、IPv4アドレス、またはIPv6アドレスを使用できます。UDP ポートは、0~65535 の数値で指定します。通常は、syslog の UDP ポートは 514 です。すべてのアドレスをかっこで囲みます。複数のアドレスを入力する場合は、スペースで区切って入力します。 |
例
SMcli -n Array1 -c "set syslog serverAddresses=("ICTM1402S02H2.company.com:22");"
SMcli -n Array1 -c "set syslog addServerAddresses=("serverName1.company.com:514"
"serverName2.company.com:514");"
SMcli completed successfully.
最小ファームウェア・レベル
11.70.1 では、Syslog メッセージ形式を指定する syslogFormat パラメーターが追加されました。
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