ホスト側での NVMe over RoCE のセットアップ

NVMe-RoCE 環境の NVMe イニシエーター構成には、rdma-core および nvme-cli パッケージのインストールと構成、イニシエーター IP アドレスの構成、ホスト上での NVMe-oF レイヤーのセットアップが含まれています。

SUSE Linux Enterprise Server 12 SP5 オペレーティング・システムを実行しています。最新の要件の詳しいリストについては、Lenovo Interop Matrix を参照してください。

rdma および nvme-cli パッケージをインストールします。

# zypper install rdma-core
# zypper install nvme-cli

RHEL 7

# yum install rdma-core
# yum install nvme-cli

NVMe over RoCE への接続に使用するイーサネット・ポート上で IPv4 IP アドレスをセットアップします。ネットワーク・インターフェースごとに、そのインターフェースの各種変数を含む構成スクリプトを作成します。

このステップで使用する変数は、サーバー・ハードウェアとネットワーク環境に基づいています。変数には、IPADDR や GATEWAY などがあります。最新の SUSE Linux Enterprise Server 12 サービス・パックでのサンプル手順は次のとおりです。

次のようにして、サンプル・ファイル /etc/sysconfig/network/ifcfg-eth4 を作成します。

BOOTPROTO='static'
   BROADCAST=
   ETHTOOL_OPTIONS=
   IPADDR='192.168.1.87/24'
   GATEWAY='192.168.1.1'
   MTU=
   NAME='MT27800 Family [ConnectX-5]'
   NETWORK=
   REMOTE_IPADDR=
   STARTMODE='auto'

次のようにして、2 つ目のサンプル・ファイル /etc/sysconfig/network/ifcfg-eth5 を作成します。

BOOTPROTO='static'
   BROADCAST=
   ETHTOOL_OPTIONS=
   IPADDR='192.168.2.87/24'
   GATEWAY='192.168.2.1'
   MTU=
   NAME='MT27800 Family [ConnectX-5]'
   NETWORK=
   REMOTE_IPADDR=
   STARTMODE='auto'

ネットワーク・インターフェースを有効にします。

 
# ifup eth4
# ifup eth5

ホスト上で NVMe-oF レイヤーをセットアップします。
1. /etc/modules-load.d/ に次のファイルを作成して nvme-rdma カーネル・モジュールをロードし、カーネル・モジュールがリブート後も常にオンになるようにします。
```
# cat /etc/modules-load.d/nvme-rdma.conf 
  nvme-rdma
```

フィードバックを送る