リザーブ容量の管理
リザーブ容量の管理作業として、コピー サービス オブジェクトのリザーブ容量の増減、コピー サービス オブジェクトの容量設定の編集、保留中のSnapshotイメージのキャンセル、Snapshotグループの削除が可能です。
- リザーブ容量の拡張
リザーブ容量(ストレージ オブジェクト上のコピー サービス処理に使用される物理的に割り当てられた容量)を拡張できます。Snapshot処理の場合は、通常はベース ボリュームの40%、非同期ミラーリング処理の場合は、通常はベース ボリュームの20%です。一般的には、ストレージ オブジェクトのリザーブ容量がフルに近付いているという警告が表示されたときに、リザーブ容量を拡張します。 - リザーブ容量の削減
ストレージ オブジェクトのリザーブ容量を削減するには、[容量の削減]オプションを使用します。対象となるストレージ オブジェクトは、Snapshotグループ、Snapshotボリューム、および整合性グループのメンバー ボリュームです。リザーブ容量は、増やしたときの分量ずつしか削除できません。 - Snapshotグループのリザーブ容量の設定の変更
Snapshotグループの設定では、グループ名、自動削除設定、許可されるSnapshotイメージの最大数、System Managerがリザーブ容量のアラート通知を送信する割合、またはリザーブ容量が最大使用率に達したときに使用するポリシーを変更できます。 - Snapshotボリュームのリザーブ容量の設定の変更
Snapshotボリュームの設定を変更して、Snapshotボリュームのリザーブ容量が残り少なくなったときにシステムからアラート通知を送信する割合を調整できます。 - 整合性グループのメンバー ボリュームのリザーブ容量設定の変更
整合性グループのメンバー ボリュームの設定を変更して、メンバー ボリュームのリザーブ容量が残り少なくなったときにSystem Managerからアラート通知を送信する割合を調整したり、リザーブ容量が最大使用率に達したときに使用するポリシーを変更したりできます。 - ミラー ペア ボリュームのリザーブ容量の設定の変更
ミラー ペア ボリュームの設定を変更して、ボリュームのリザーブ容量が残り少なくなったときにSystem Managerからアラート通知を送信する割合を調整できます。 - 保留中のSnapshotイメージのキャンセル
保留中のSnapshotイメージを完了前にキャンセルすることができます。Snapshotは非同期的に作成され、作成が完了するまでSnapshotのステータスは「保留中」になります。Snapshotイメージの作成は、同期処理が完了するとすぐに完了します。 - Snapshotグループの削除
Snapshotグループの削除は、グループのデータを完全に削除してシステムから削除する場合に実行します。Snapshotグループを削除すると、リザーブ容量が解放され、プールやボリューム グループで再利用できるようになります。
フィードバックを送る