iSCSI認証の設定
iSCSIネットワークのセキュリティを強化するために、コントローラ(ターゲット)とホスト(イニシエータ)の間に認証を設定できます。System Managerは、チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル(CHAP)方式を使用します。CHAPは初回のリンク確立時にターゲットとイニシエータのIDを検証します。認証は、CHAPシークレットと呼ばれる共有セキュリティ キーに基づいて行われます。
始める前に
イニシエータ(iSCSIホスト)のCHAPシークレットは、ターゲット(コントローラ)のCHAPシークレットを設定する前でもあとでも設定できます。このタスクの手順を実行する前に、ホストがiSCSI接続を確立するのを待ってから、個々のホストでCHAPシークレットを設定する必要があります。接続が確立されると、iSCSI認証のダイアログ ボックス(このタスクで説明)にホストのIQN名とCHAPシークレットが表示され、手動で入力する必要はありません。
このタスクについて
次のいずれかの認証方式を選択できます。
- 一方向認証 – コントローラがiSCSIホストの識別情報を認証できるようにします(一方向認証)。
- 双方向認証 – コントローラとiSCSIホストの両方が認証を実行できるようにします(双方向認証)。この設定は、コントローラとiSCSIホストが順番に互いの識別情報を認証できるようにすることで、二重のセキュリティを実現します。
注
iSCSIの設定および機能は、ストレージ アレイでiSCSIがサポートされている場合のみ、[設定]ページに表示されます。
次の処理
認証なしを指定した場合を除き、iSCSIログイン シーケンス中にコントローラとiSCSIホストの間で認証が行われます。フィードバックを送る